日本明慧
■印刷版   

真相を伝え、衆生救い済度することに分別する心は要らず


文/中国大陸の法輪功修煉者

(明慧日本)先日の勉強会で、私は、私たちの住む地区の清掃業者は真相が分かった後、私の家に来てお守りを求め、そして共産党関連組織から脱退したということを同修に話しました。同修は、自分の安全に気をつけ、自分のことをあまり漏らさないようにと忠告してくれました。同修の忠告を聞いて、私はあることを思い出しました。一部の同修は、毎日忙しく外で真相を伝え、共産党関連組織から脱退を呼びかけることを積極的に行っていますが、隣人や知人と顔を合わせて話すことをせず、更に自分が法輪功修煉者であることを周囲の人にも知らせたがりませんでした。

 このことについて、私は自分の認識とやり方を紹介し、皆さんと共に交流したいと思います。私は1999年4月25日以前に法を得て、それ以来、仕事や生活の関係で何度も引っ越しました。どこに住んでいても、私は正々堂々と「法輪大法は素晴らしい」と言い、自分が法輪功修煉者だということを周囲の人々に伝えました。

 だいぶ前に、私は他の20世帯の人々と共に鎮政府の建物に居住していました。私は皆との付き合いがとても良く、老人や若い奥さん達との関係も良く、私を知る人は皆、私の人柄が良いと誉めてくれました。これは私が後で真相を伝える強い基盤となりました。

 邪悪な迫害が始まった後、私は印刷品やDVDなどの真相資料を各戸に配り、何度も鎮政府の幹部や副鎮長の家に直接届け、皆喜んで資料を受け取りました。彼らは口には出しませんが、真相資料を見るのが好きだと私には分かっていました。我が家に来た人は、村の幹部にしても鎮政府の幹部にしても、私は必ず彼らの帰り際に資料を渡しました。家族は、「密告されることを考えてちょうだい」と私に忠告しましたが、私は「ありえない、私は真剣に彼らのために考えている」と答えました。私は確かに他の考えがなく、ただ衆生を救い済度したいだけでした。

 2002年、私は外で真相ポスターを貼った際に密告され、派出所に連行されましたが、正念をもって釈放されました。それから、新しい真相資料、特に善悪には応報があるという資料がある限り、私はいつも一冊も漏らさず派出所に配りました。派出所は私の家の近くにありますが、私の家には嫌がらせに来ませんでした。私は師父の次の説法を覚えています。「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをする時の心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです。」(『2002年度ボストン法会での説法』)

 2003年、個人の生活の理由で私は都市に引っ越しました。新しい環境の中で、私は自分の行いや印象を正しくし、大法を実証しました。自分の印象や行いは個人を代表するだけではなく、人々は我々の行いから大法を判断するはずだからです。初めの時、私は自主的に皆に挨拶し、荷物を持っている人や子供を抱いている人に会ったら、親切に手伝い、そして、共同玄関や階段の掃除をすべてやっていました。しばらく経つと、皆は私に良い印象を持ってくれました。このとき、私は真相を伝え、共産党関連組織から脱退する呼びかけを始め、今年の春、私は転出するときまでに、同じ階や建物に住んでいる6人が中共組織から脱退しました。一階の店の人も皆、脱党しました。私が転出する際、正面の隣人は、「またこれからも連絡を取り合いたい。あなたのような隣人はなかなか探しあてられないわ」と話しました。 

 新しい居住区で、内装工事が行われていたとき、私は職人に真相を伝え、共産党関連組織からの脱退を呼びかけて成功しました。その後、居住区の警備員や清掃員にも真相を伝え、5人の清掃員の中で4人が、そして5人の警備員の中で4人が中共関連組織から脱退しました。まだ脱退していない1人の清掃業者と1人の警備員は新しく来たもので、真相をまだ聞いていないのです。これらの人たちは、法輪功の真相資料が好きで、そして常に大法のお守りを身につけていると私に教えてくれました。

 先日、我が家の近くのビルの前で、8、9人の清掃員が働いていた姿を目にした後、真相を伝えようと思い、資料を持って皆に配りました。実は、その当時、私は少し密告される心配がありました。しかし、せっかくのチャンスなので、もし今回真相を伝えなければ、この人たちにまた真相を伝えるチャンスはないかもしれないと思い、真相を伝えました。皆喜んで資料を受け取り、そして中共関連組織からの脱退に同意しました。数日後、また数人の農村臨時就労者が近所に来て、そのうち一人は時々我が家の中を見回し、「御用件は何ですか」と聞くと、「法輪功の真相パンフレットはありますか、私も一冊ほしいです」と答えました。この人はこの前の内装工事職人らと同じ故郷からやって来た人で、彼らの故郷ではこのような真相資料を見られないそうです。私は異なる内容の資料やDVDを彼に渡し、彼は喜んで受け取り、そして相棒に分け与えました。

 面と向かって真相を伝えるメリットは、相手の疑問をすぐ解決できるし、大法への信用を高められます。そして、ゆったりした環境を作れるし、自分の心も鍛えられます。数年来、私はずっと大法の真相資料を持って歩き、どこにいても必ず真相を伝え、口実を作って真相を伝えないことは絶対しません。師父は、私が真剣に衆生を救う心を知り、ずっと私を見守ってくださっています。何度も密告されそうになりましたが、結局、不思議にも危険を無事に乗り越えてきました。

 正々堂々と真相を伝え衆生を救い済度する時に、理知を失い、安全に注意しないようではいけません。「理知を持ち、安全に気をつける」ということにより、自分の利己心、恐れる心を隠すのは法輪功修煉者のあるべき心境ではありません。我々は9年間の真相を伝える経験があり、今日、多くの衆生に中共関連組織から脱退を呼びかけることにすでに基盤を作っており、だから面と向かって真相を伝え、もっと多くの人を救い済度する必要があるのです。

 ご周知の通り、衆生を救い済度できるのは師父であり、大法であり、我々は自分のやるべき責務を果たすだけです。我々は心を純粋にし、大法に符号すれば、師父は見守ってくださいます。

 修煉の中で、私は不足のところもたくさんあり、今回相手と向かい合って真相を伝えることについて、自分の考えとやり方を記し、同修たちと互いに励まし合いたいと思います。間違っているところがあったら、ぜひご指摘ください。

 2009年2月23日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/2/15/195513.html