| 日本明慧
|
|
徐大為さんは4ヵ所の監獄で迫害され死亡した（写真） （明慧日本）2009年2月3日、徐大為さん（34歳前後）の8年の刑期が満了した時、瀋陽東陵監獄は彼を当地の派出所に移送しようとしていたが、家族は監獄を訪ね、やっと徐さんを家に取り戻した。しかし、迫害された徐さんはもう1年前と全く別人になっていた。
徐大為さんは1975年10月31日に生まれ、遼寧省撫順市清原県英額門鎮に在住し、瀋陽のある料理店で調理師をしていた。1996年に法輪功を修煉し始め、「真・善・忍」に従い、高い評価を得た。 1999年の7.20に中共からの法輪功への迫害が始まってから、徐さんは節約して預金したお金で真相資料を作っていた。2001年1月に瀋陽市の公安局和平分局勝利派出所に連行され、瀋陽市和平裁判所に8年の判決を下された。前後遼寧の４カ所の監獄（沈陽大北監獄、凌源第一監獄、撫順第二監獄、沈陽東陵監獄）で迫害され、様々な刑罰を受けた。 2003年1月末、徐さんは瀋陽の大北監獄でいわゆる「監視」を拒否したため、警官・李建国などに指図された受刑者に殴られた。徐さんは断食で抗議したが、灌食されたうえ、牢屋に拘留された。毎日の食事メニューはアワ粥しかないので、大小便もできなくなった。 2003年10月29日、徐さんは凌源第一監獄で「厳管隊」に移送され、警官は受刑者を指図し徐さんの頭部を打ち、手枷をかけたため、手枷が肌に食い込んだ。それでも、警官らはタオルで徐さんの口を塞ぎ、めった打ちにした。徐さんは数回意識不明になり、監獄の課長・王は徐さんを迫害する過程を見たにもかかわらず、迫害を止めさせなかった。 凌源第一監獄の第八監区で徐さんは迫害を抵抗したため、2回牢屋に拘留され、数カ月手枷をかけられた。迫害を担当したのは第八監区の区長・王利民であった。 残酷な迫害によって、元気だった徐大為さんは肋膜炎症状が現れ、一度危篤状態に陥った。 撫順第二監獄（青台子監獄）で徐さんなどの法輪功修煉者は手枷、足枷をかけられ、数カ月牢屋に拘留されて、朝6時から夜8時までごはんも食べさせてもらえなかった。 徐さんが沈陽東陵監獄で拘留された2年間、警官はずっと徐さんの消息を明らかにせず、家族との面会も禁止した。家族から差し入れられるお金と衣服も拒否した。家族に徐さんのことを聞かれても「徐さんはまだいい」とお茶をにごした。 徐さんと一緒に迫害された法輪功修煉者によると、徐さんは監獄で迫害に抵抗したため、殴られた。止めに来た他の法輪功修煉者も電撃された。徐さんは沈陽東陵監獄第三監区に拘留され、監獄長・李衆、また霍喜中、戚金龍などに迫害された。 沈陽東陵監獄は面会に来た家族に法輪功を罵るようにと指示した。でなければ、面会を許さなかった。2年来、家族は毎月監獄を訪ねたが、この行為を拒否した。また「徐さんは今厳格管理中」という理由で面会を禁止された。 2008年の中国旧暦の1月8日、偶然に家族は沈陽東陵監獄で徐さんと会った。これは徐さんが東陵監獄に移送された2年来唯一の面会で、その時の徐さんは極めて痩せていたが身体機能の状態と思考は正常だった。 2009年2月3日、徐さんの8年の刑期が満了して、家族が監獄に彼を迎えに行った時、徐さんは人間性がないまでに迫害されていた。 徐さんは家に帰ってから、ずっと怖がり、壁の隅にしゃがんで、なかなかベッドに行けなかった。家族の看護のよって徐さんは時には意識がはっきりするが，時にはぼんやりとして痴呆状態のようであった。 徐さんは家に帰ってから2週間後、2009年2月16日に病院で死亡した。 徐さんの娘（8歳）は生まれた時、お父さんがまだ監獄で拘留されていて、やっと久しぶりにお父さんと会ったが永遠に会えなくなった。徐さんの妻も8年間、苦労して家族を守っていたが、結局夫は亡くなった。徐さんは家族の一番上の孫と長子なのに、90代の親より先に他界した。
（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照） 2009年2月26日 （中国語：http://minghui.ca/mh/articles/2009/2/25/196073.html） |
||||||||||||
