日本明慧
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中学生、高校生の大法弟子へ

(明慧日本)去年、私の身近にいる1人の修煉者が大学を受験しました。彼女は私より学年が一つ上で、同じ高校に通っていたので、私は彼女の成績に関心がありました。

  大学受験で、予想外に彼女の成績は悪かったのです。本来ならば、一流大学に入れるはずだったのですが、三流の大学になってしまいました。その後、彼女は悩み、反省しました。受験前の数カ月間、彼女は学法をやめて完全に常人のように勉強に集中していました。彼女がやった問題は人より多く、寝る時間は人より短かったのですが、本番では実力を出せず失敗しました。 

  このことを聞いたとき私は大変驚き、心を痛めました。まず考えたのは内に向かって探すことでした。なぜ、私はこれほど衝撃を受けたのか、なぜ、このことが私の周りで起こったのかと。私はいつも大法弟子がよく勉強できることはごく普通のことで、しかも師父からも守られており、試験本番ではきっといつもよりもできると思っていました。実は、私のこの考えは自分のためのものでした。もし彼女が大学受験で良い結果が得られたら、私の時も保証ができ、安心できると考えていました。この中に、名への執着、点数への執着も混じっていました。私の良くない考えが、同修の難をさらに拡大させてしまいました。

  ここで中学生、高校生の大法弟子に呼びかけます。受験の成績への執着を捨て、師父と法を信じるのみです。思惟も物質であり、周りの人の執着が強ければ、同修の執着と魔難を強めかねません。大法弟子である以上、自分のすべてを大法と師父に任せ、師父が按排した道を歩みましょう。あれこれ考えること自体が執着であり、それは、大法と師父を信じていないことなのです。師父がすべてを按排してくださっているので、師父が按排してくださった道を一歩ずつ、しっかり歩むのみです。どんな大学に入るとか、未来はどうなるのかはすべて師父の按排であり、悩む必要はありません。 

  同時に、私はこの同修が最後の数カ月、学法を放棄したことは完全に間違ったと思っています。私達は大法弟子で、修煉をするのが私達の主な目的で、学校での勉強は私達の修煉の環境で、最大限に常人の状態に合わせるためです。学法に精進した上で、学校の勉強をする場合は、神が人の事をしているようで、「人はそこに坐ったまま、手も足も動かさないで、他の人が手足を使っても出来ないことをやり遂げてしまいます」(『転法輪』) もし、法を学ばなければ、それは、つまり常人と同じことをしているのです。学法によってどうしても勉強時間を短くしてしまう、と考える同修もいるかもしれません。実はこれは旧勢力、古い宇宙の理で、大法弟子には適さないのです。これはまた師父と大法を信じていないことの表れです。私は自分の例を挙げてこの点を説明します。

  私もこの同修と同じ経験があります。毎日夜遅くまで勉強し、疲れ果てて、学法をする時間がないばかりか、発正念も保証できませんでした。結果的には学校での成績は普通のままでした。自分を常人と見なし、常人の中でのレベルはそのぐらいしかないのです。その後、私は反省し、精進し始めました(当時はまだよい成績を取るために学法するという考えがあり、学法を深める中で段々取り除きました)。私は毎晩11時50分まで勉強し、それから発正念をしていました。その後は夜中の1時まで学法し、さらに1時間座禅してから寝るという生活を送りました。翌日は以前よりも元気で、法の中に溶け込み、真相を伝えることも前よりよくできるようになりました。ここで注意したいのは、遅くまで起きているのは学法と煉功のためであり、師父が時間を延ばしてくださったのです。この貴重な時間を他のことに使った場合は、よい結果をもたらしません。ある日、私はいつものように2時頃寝ましたが、その前に1時間ぐらい雑誌などを読んでいたため、その次の日は疲れと眠気に襲われました。 

  師父は『転法輪』の中で、このような法理を諭されました。「われわれの多くは、本当に得道したいという心をもっています。それはもちろん修煉の目的で、修煉の最終目的はほかでもなく、得道して圓満成就することです。しかし、一部の人は残りの人生が短く、時間が足りないかもしれないという問題があります。法輪大法ならば、この問題を解決し、修煉時間を短縮することができます。性命双修の功法でもありますので、絶えず修煉すれば、生命も絶えず延長されます。修煉すればするだけ延びるので、『根基』が良いのにすでに年を取ってしまった人も、これで煉功の時間は足りるようになります。しかし、ここに基準が一つあります。定められた天寿を越えた、延長された生命は、すべて修煉のために与えられたものであり、間違った考えが浮かんだだけで命の危険を招くことがあります。というのは、あなたの生命の過程はとっくに終わっているからです。」(『転法輪』)

  毎日いくら忙しくても、時間を決めて学法することの大切さを痛感しています。これは神の状態であるか、人間の状態であるかの分かれ道であり、毎日学法を続ければ、法の中に溶け込み、神の状態でいることができます。中学生、高校生の同修達に勧めたいのは、毎日1時間以上を学法と煉功に使い、正法の進展に遅れを取らず、本末転倒にならないようにしましょう。

  個人の悟りで、もし不足があれば、同修から慈悲なるご指摘をお願いします。

  2009年3月3日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/2/5/194847.html