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頑固でプライドの高い父が、神韻公演のDVDを観た


文/中国大陸の大法弟子

(明慧日本)以前、自分の家族に真相を伝えることはとても難しいと思っていました。なぜならば、私の父は頑固でプライドが高い性格の人だからです。父は大法の真相を少しだけ知っていますが、もっと詳しく伝えようとすると抵抗しているように感じていました。父は人に強要されることを嫌い、その上とても負けず嫌いな性格なのです。例えば人から「これはとても良いものですよ、見たほうが良いですよ」と勧められても、父は受け入れず、かえって逆の行動をとってしまうかも知れません。

 私は2009年の神韻公演のDVDをもらったので、父に見せたかったのですが、どうやったら父の反感をかわないで、受け入れて見てくれるかを考えていました。このことに関しては、自分でも乗り越えなければならない関があるかもしれません。これは自分の心性を高める良いチャンスだと思い、二つの心の準備をしました。

 神韻公演のDVDは、師父が我々大法弟子に与えてくださった、真相を伝えるための法器(訳者注:大法弟子が真相を伝え、法を実証するための道具のこと)であることを悟りました。本当に救い済度できない人を除き、救い済度を希望する人であれば、きっと神韻公演の演目を受け入れることができるはずです。また、自分の心の内に向かって探してみると、欠点は衆生を救い済度することに影響があると思います。例えば、身内に対する情への執着心、人に強要する態度、短気な性格、善の心が不足した常人の心と執着心があります。ですから、正念でこれらの雑念を抑え、執着心を取り除き、心性を高めていく必要があります。

 そこで、私は真相の伝え方に注意しました。以前は自分の欠点が理由で、真相を伝える効果はあまり良くありませんでした。ですから、今度は特にそこに気をつけるようにしました。まず、適切な時間帯(夜7時過ぎ)を選びました。その時間帯は父も基本的に外出しませんし、それより遅いと寝てしまうからです。また、父が好きなテレビ番組の時間帯も避け、あまりテレビを見ないときに神韻公演のDVDを見せました。DVDを見るときには、「お母さんと私が見たいから、もしお父さんも見たいものがなかったら一緒に見ましょうよ」と話しかけ、強要しているように感じさせないようにしました。そして、父自身にも考える余裕を与えず、すぐに再生しました。すると父は私たちと一緒に観始めました。観る過程の中で私はずっと正念を発し、父とは多くの会話をしないようにし、父が一人の観衆であるように各演目の内包を考えさせました。

 父は観ながらあくびばかりしていましたが、眠くはなっていなかったようです。父が時々タバコを吸いに席をはずしたときには、一時停止をしました。しかし、待っていると思われないように自分もトイレ行ったりしました。父が帰ってきたら、一緒に続きを観ました。父は集中して観ている様子でした。普段はテレビを見ながら番組に対していろんな批判をするのですが、前半が終っても、なに一つ悪口を言いませんでした。それどころか父の方から、後半もいつか見せてくれと要求してきました。

 人はそれぞれ性格が違いますが、父は大法の真相が分かっていても、また大法の素晴らしさを知っていても、人の前では言わないタイプです。特に親戚の大法弟子の前ではなおさら言いません。我々はそういう父を頑固だと思いこみ、救う自信がなくなってしまっていたのです。このようなことがないように自分の気持ちを強く持たなければなりません。我々が、強い常人に対して真相を伝えようとするとき、修煉者は傲慢な心、顕示心、焦り、家族に認められようとする気持ちなど一切なくさなければなりません。純粋な心で、人を救いたいという気持ちを持って、相手の性格を把握し、適切な方法を使えばより良い効果が得られると思います。さらに、真相を伝えるときは焦らず、話をまとめて分かりやすくすれば、その人はより良い正解な選択をすることができるでしょう。

 個人の体験ですから、参考にしてみてください。

 2009年3月8日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/3/1/196304.html