610弁公室は解雇された弁護士と結託し、非合法に劉景禄さん夫妻に9年の判決を下す
(明慧日本)2009年1月14日、610弁公室による緻密的な手配によって、黒竜江省鶏西市鶏冠区裁判所は再度開廷した。それは、正義に則った弁護士の弁護が実質的にはないに等しく、また家族以外のの傍聴の権利が奪われた状況下での不法開廷であった。結局、当事者の5人の家族のみが傍聴した。この裁判の全過程は、休廷後に調査を行い前回の審理内容を補完すること、および当事者に対して行われた不法な拷問により、心意にない事を強制的に自白させた事実をも完全に無視した内容となっていた。鶏冠区裁判所の司法官・唐静傑は法廷の場で弁護士に2人の当事者を代行させ、この審理の内容が真実であるという保証書を書かせた。
劉景禄さん、孫麗香さん夫妻はこの違法な手続きを踏んだ裁判の判決文を受け取り、初めて610弁公室に騙されたと分かった。騙された家族は、夫妻と共に冤罪を晴らし、この不法行為の全容を公にしようとしている。
密山市の法輪功修煉者・劉景禄さん、孫麗香さん夫妻は、裁判中に故意に事実を偽って告げられ、2月17日にそれぞれ鶏西市鶏冠区裁判所に9年の実刑判決を下された。劉さん夫妻は冤罪のため不服を申し立て、すぐに上訴した。23日、鶏西市第1留置場は上訴書を鶏冠区裁判所に渡すことを承諾した。26日、弁護士は2人の当事者と会見し、不十分な上訴書の内容を補って提出した。
劉景禄さん、孫麗香さん夫妻は1998年に法輪大法を修煉し始めて、心身ともに健康となった。2007年5月、劉景禄さんはロシアでの10数年間の商売をやめて帰国した。2008年6月2日の晩、中国共産党の警官に不法に連行されて、30数万元の財物を鶏西市610弁公室と密山市の公安に略奪された。劉さん夫妻が不法に尋問された時、密山市国保大隊、鶏西市国支隊の警官数名は心意にない自白を強要しようと劉さん夫妻を拷問した。
2008年10月10日、劉さんの案件を受理してから、鶏西市鶏冠区裁判所は共産党の不法組織610弁公室と上級裁判所の圧力を受けたため、10月30日に第1回不法開廷を行い、この事件を審理した。その時は親族が2枚の聴講証をもらえたのみで、残りの38枚全ては610弁公室に取り上げられ、法律においてあるべき人民の「傍聴する権利」も奪われた。鶏西市公安局の警官が真実ではない事を自白するよう強要して拷問した事実を、被害者である孫麗香さんが法定で意見陳述したが、この件に関し、裁判所は「調査する」という回答を残し、一旦休廷した。
1ヶ月後の2008年12月1日、「最高人民裁判所が『中華人民共和国刑事訴訟法』を執行するに当たり若干解釈に問題のある場合」の第157条第2項によって、「法廷での審理を延期後、人民検察院は偵察期限内で審理を再開しなかった場合、人民法院は人民検察院によって訴訟を撤回すべく」という規定により、また(2008)第174号により公文書にて訴訟を撤回する決定書を鶏冠区検察院は発行し、交付しなければならなかった。
しかし、おかしなことに、裁判所が検察院の訴訟を撤回することを決定した半月後、鶏冠区検察院はなんと法律の規定に違反して、劉景禄さん夫妻を再起訴し、鶏冠区裁判所も上級裁判所の圧力でこの事件を受理した。期間中、610弁公室は当事者の家族及び親族関係を利用して、卑劣な手段を使い、弁護士と家族間での対立関係を造って、事件に関わる北京の弁護士を解雇させた。法廷上で拷問によって自白を強要したことについて言及しなければ、無条件で釈放することをえさにして、彼らを騙した。また、家族を騙すよう弁護士を恐喝し、「おまえ達が法廷に来れば、必ずおまえ達を処分する人達が待っている。これまでにかかった費用を返せ」というメールを家族に送信させた。610弁公室はもう一方で、「北京の弁護士を立てたら、10年以上裁判に時間をかけ続けるぞ」と家族を脅した。
巨額な金銭を彼らの家族らからゆすり取った人達は、劉景禄さん夫妻が上訴したことを聞くと、その日にすぐ3万元の「口止め料」を返し、翌日1万元を返した。27日、弁護士が当事者と会見した後、またある人が2万元を返した。しかし、あと5万元はまだ返してもらっていない。家族は近日中にそれを取り戻すつもりでいる。
610弁公室組織の邪悪な手段、中国共産党の邪悪な本質、及び滅亡の必然性を今回、世間の人々に次第に、はっきりと理解させた。まだ真相を知らない人よ、早く目を覚まそう! 共産党の副葬品にならないように、罪を償うことは最も良い選択に違いない!
2009年3月11日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/3/3/196369.html)
|