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錦州市:警官は法輪功修煉者・項英さんを迫害

(明慧日本)遼寧省錦州市の法輪功修煉者・項英さん(30歳過ぎ、男性)は2008年3月5日、錦州市の警官に強制連行され、その後12年の懲役を下された。現在、大連南関玲刑務所に拘束されている。以下は、項さんが迫害された経緯。

 2008年2月25日午前6時ごろ、十数人の警官が項さん宅に押し入った。項さんは手錠をかけられ、頭にカバーを被せられて強制連行された。警官は、項さんの携帯電波の発信情報を通じて、項さんが住宅地にいたことを確定したという。

 頭にカバーを被せられた項さんは呼吸困難になり、歩けず全身が引きつった状態になった。陵河公安分局に連れられて来た項さんは、警官の聞きとり調査に対して返事をしなかった。関係の警官は勝手に事実無根の調査記録を書き、項さんは午後5、6時ごろ、龍江交番の警官により錦州市第二収容所に移送された。

 この強制連行を謀ったのは龍江交番の所長・劉玉柱、警官・李銘らであった。彼らは項さんの大量の個人財産を奪った。項さん一家のマンション購入資金6万元が奪われ、項さんの妹の金のイヤリングも奪われた。

 その後の逮捕手続きの中で、警官の李銘は検察院への書類の中で没収した財産は2万6千元としか書かなかった。今まで、そのお金はまだ返還されていない。

 第二収容所に拘束された項さんは残酷な迫害を受け、物も食べられなかった。数日後、警官の于毅は項さんが命の危険になる可能性があると見て、近くにある診療所の人を呼んで来て、項さんに対して強制的に灌食をした。管を鼻に入れて、その後にお粥のようなもの管を通して胃に入れた。項さんは両手を手錠で背中に掛けられ、座ることも、横になることもできず、我慢できない状態であった。咳ばかりをしていた項さんは鼻に入っていた管を外に吐き出した。

 2回目の灌食後、項さんは公安病院まで連れて行かれ、不明な薬物を注射された。その後、項さんは尿の中にも、薬物の臭いが残った。

 3回目の灌食は、管が鼻に入らないため、実行されなかった。その後、項さんは17号の監房に戻された。

 その後、収容所の関係者は龍江交番の張という警官を呼んで来て、車で項さんを公安医院まで身体検査に連れて行った。医院で不明な薬物を注射され、8時間の点滴をすることを医者に指示されたが、警官の張は点滴の速度を速く設定し、5時間で点滴を終えた。

 錦州市陵河区法廷は2008年6月13日午前10時、項さんに対して不法に裁判を開廷した。項さんの家族は2人の弁護士を頼んで項さんの無罪を弁護した。正義感のある2人の弁護士は裁判で項さんの無罪弁護をしたが、錦州市の中共関係者は法律を無視し、項さんに12年の懲役を下した。その後、項さんは錦州刑務所に拘束され、また、大連南関玲刑務所に移送された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年3月12日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/3/5/196592.html