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徐大為さんは迫害により死亡、瀋陽東陵監獄は事実を否認して家族を脅迫(写真)

(明慧日本)遼寧省撫順市清原県の法輪功修煉者・徐大為さん(34)は、中国共産党の4カ所の監獄で8年間の迫害を受け、最後には瀋陽東陵監獄で骨と皮ばかりになるまで痩せこけ、精神に異常をきたし、食事もできなくなるほど迫害された。家に帰されてから2週間後、2009年2月16日に死亡した。

 徐さんは、2007年12月に瀋陽東陵監獄第三監区に移送され、2008年の旧歴1月8日に一度だけ家族との面会が許されたが、その後はずっと面会を禁止されていた。2009年2月3日に、徐さんは8年間の刑期が満了となった。家族は瀋陽東陵監獄に迎えに行ったが、徐さんはもう骨と皮ばかりに痩せこけ、精神異常になっていた。

 家族は徐さんを病院に連れて行ったが、医者から「もうだめです。心臓が衰弱しており、肌にも弾力性がないし、もう治療時期を逸してしまい、手遅れです」と言われた。徐さんは食事もできず、治療も出来ない状態で、2週間後に死亡した。

徐大為さんが迫害される数カ月前の写真
徐大為さんは瀋陽東陵監獄の迫害による電撃の跡が残っており、でん部の肌は壊死している

 2009年2月27日、徐さんの妻、弟、及び親族は瀋陽東陵監獄を訪ね、徐さんが監獄で迫害を受けた詳しい状況を聞き、なぜ長年面会を許さなかったのか、と追及した。そして、迫害した凶悪犯を厳重に懲罰するように要求した。

 瀋陽東陵監獄第三監区の区長・郭宝元と、処長・呉宝泉が受付たが、自分の名前と職務をわざと隠した。そして、徐さんの家族の質問に対して、返答に窮し、1時間後「来週火、水曜日までにきっと返事する」と言ったが、監獄側の連絡先と名前を家族に伝えるのは断った。

 家族は壁に貼ってあった電話番号を見つけてメモしようとしたが、警官らはすぐにそれを引き裂いた。

 2009年3月4日、徐さんの父、妻、弟及び親族は再び瀋陽東陵監獄を訪ねたが、第三監区の区長・郭宝元、処長・呉宝泉と「東陵監獄を代表する」と自称した男(警官番号:2112094、丸顔で目が大きく小太り)は、彼らを門前払いした。

 第三監区の区長・郭宝元らは徐さんの親族の質問には答えず、最後には「どこにでも起訴すればいい」と言った。

 家族は、徐さんの写真を見せて警官に迫害事実を詰問したが、警官らは「それは証明できない」と否認した。それで、家族は「では、死体を出してください」と要求したが、警官番号2112094の警官は「死体を出したら、法律上責任を負わねばならない。法輪功のことを口にしたら、おまえらも法律上責任を負うことになるぞ」と脅迫した。

 徐さんの家族が東陵監獄を出てから、監獄側はすぐに「法輪功の人が東陵監獄を包囲攻撃した」とデマを飛ばした。そして、徐さんの故郷(撫順市清原県英額門鎮椽子溝村)の司法関係者と村の書記に指図し、徐さんの弟の私生活を侵害した。さらに「おまえを逮捕するぞ」と脅迫した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年3月13日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/3/12/197006.html