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派出所所長の自宅で真相を伝える

(明慧日本)2008年9月末ごろ、私たちの地元の法輪功修煉者が中共に私生活を侵害されることに出遭った。ある日の正午、A同修はご飯を食べた後『明慧週刊』を読んでいた。そばでは甥がパソコンでチャットを楽しんでいた。その時、突然数名の人間が部屋に入り込んできた。それらは県派出所と県国保大隊の者だと自称し、A同修宅に家宅捜査に来たと言った。理由はAさんが法輪功を修煉しているからであり、A同修宅に真相資料を作る機械があるかどうかを確認に来たと言うのだ。A同修はこの悪人どもに思い通りにはさせないと、心の中で師父に加持をお願いし、悪人どもの要求には決して協力してはならないと思った。心の中で師父に加持をお願いしながら、発正念をして悪人どもの背後にある他の空間の邪悪と、妨害を取り除いた。A同修の甥は大勢の人間が来たのを見て怖くなって部屋から逃げ出し、近くにいる法輪功修煉者3人に連絡した。間もなくA同修宅に3人の法輪功修煉者がやってきて、皆がいっせいに悪人どもに真相を伝え始めた。法輪大法が世に伝えたものは全人類にとって素晴らしい未来をもたらすことができると話し、彼らが修煉してからの心身の変化と、同時に、大法を迫害する者や良い人を迫害する者には悪い結末が待っていることも伝えた。

 派出所長は、強制するのでは無理だと思い、やり方を変え、急に優しくなって同修を騙そうとした。皆を帰すからと同修に言って、警官と国保大隊のメンバーらに対し派出所で待つようにと、帰らせた。所長は「皆さんが良い人であることは知っている。残っているのは私一人だから、上層部に報告するために、携帯電話で写真を撮らせてほしい」と言った。同修たちが思ったのは「家の中には今何もないので、所長が撮った写真を上層部に報告すれば何もないことが分かり、すべてが解決する。これ以上、再び面倒な事が起こらずに済むだろう」と思った。所長は写真を撮り終えてから帰って行った。しばらくして、国保大隊長が一人を連れてやって来て、師父の写真を持ち去った。同修たちは悲しくなった。大法に対する迫害が、人対人の迫害と思っていたからである。

 翌日、邪党内部からの情報によれば、派出所長は明日もう一度A同修の家宅捜査を行うという。そして、A同修を拉致するとの情報があった。阻止する法輪功修煉者はすべて連行するという。本当に邪悪そのもののようだ。同修の皆が知っているように、邪悪は残り少なくなり、狂ったようにヒステリックな事を起こしている。この情報に対して同修たちは交流して、内に向けて探してみた。「昨日は派出所長に騙された。邪悪は汚い手段を使っている。私たちは意識をはっきりとし、目醒めなければならず、大法に対する迫害の根本的な原因は、他の空間からの邪悪生命の要素によるもので、発正念して取り除かなければならない。なぜならば、これらは大法を迫害するこの宇宙で最も悪い生命だからである。思い返せば昨日、なぜ邪悪に騙され、家宅捜査されたのか? それは安逸な心を求め、自分が法輪功修煉者の使命を忘れ、邪悪に隙を与えたからである。師父の慈悲なる済度に申し訳ないことだが、私たちが正念をもって行動できていないため、邪悪の計画にはめられたのである」昨日の不足を補うため、一部の同修は派出所長の自宅に行って真相を伝え、彼の狂言を剥がすことにした。他の一部の同修は発正念し、旧勢力の按配を全面的に否定し、邪悪生命を解体した。

 夜になって、A同修とB同修は所長の自宅を訪ねた。所長は在宅かと聞くと、所長の妻は「半月も帰宅していません。でもあなた方は運がいいです。さっき電話があって、今晩は帰ってくるということです」と言った。二人の同修はすぐ、これは師父の按配だと思った。師父の加持があるからすべてが上手くいくのだと自信を深めた。そこで、所長の妻に法輪功の迫害の真相を伝え始めた。「法輪功を修煉する人は真・善・忍に基づいて自分を律しなければならないので、皆が良い人から始め、より良い人を目指している。それなのに、江沢民のならず者政治集団がデマを捏造し、嫉妬から法輪功の迫害を始めたのである」。そして、善悪には報いがあるとの天理を教えながら、昨日所長は、同修A宅に行って私生活を侵害しただけでなく、人を騙す行為をし、また更に悪事を働こうとしていることについて言及した。

 所長の妻は真相を理解し、よく分かったと言った。「主人に電話かけて、呼び戻すから、天理に損なう悪事を働かないよう、人に害を与えるような行為を止めるよう、一緒に説得しましょう」。彼女は所長に電話して、煉功している人がずいぶんと待っている。話があるからすぐ帰ってくるようにと言った。

 所長は、妻がわざわざ電話してきたのは、煉功する人たちが、賄賂に何かを持って来てくれたに違いないと思ったようであった。戻ってきた所長は、慈悲に満ちた二人を見て、何から話せば分からないようで、昨日の出来事を弁解しだした。「私は家宅捜査していないし、人も逮捕していない。彼ら警官と国保大隊の人間を追い払った、私は良い人でしょう」それに対して私たちは「ちょうどこの件で尋ねたのです。昨日はあなたに騙されました。各部屋を見せたのは、何も無いので、それで済むだろうと思ったのですが、しかし、あなたは上層部に報告して、明日また家宅捜査し、私たちを拉致しようと企んでいるでしょう。あなたは悪人を助けて悪事を働こうとすることは止めるべきです」と言った。「そんな計画はない、明日は県から人が来るかもしれないので、聞いてあげるから」と所長はとぼけて言った。「県の問題ではなく、あなたが私たちを拉致しようとしているのではないですか。あなたが県の国保大隊に報告したのも分かっているのです」と言うと、やましい事をした人は心が穏やかではなく、所長は顔を伏せていた。「自分の身の安全のために、今後電話するときは気をつけたほうが良い。皆さんの電話は盗聴されている。特にオリンピックの期間中は。」と所長は話した。二人の同修は所長の背後の邪悪が取り除かれたと見て、真相を伝えた。理解してくれた所長は、共産党組織からの脱退にも同意した。夫妻は真相が分かり、感謝の言葉をたくさん述べた。親切に玄関口まで二人を見送り、「本当に感謝していいます。私たちは素晴らしい未来を選択します。ご安心ください」と言った。

 二人は喜んで帰り道に着いた。道中、二人は「洪吟二」を暗唱しながら帰った。 


 「正神
正念正行
精進停まらず
法を乱す鬼を除き
衆生を善く待つ」

 その後、私たちの地元では、人々を済度する環境は以前よりかなり良くなっている。しかし、修煉者としては多く学法し、法に従って昇華し、私たちの先天の善良な本性に戻り、私たちの誓いを果たし、多くの縁のある人を救い済度しなければならない。

 2009年3月14日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/2/1/194591.html