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私の返本帰真の道(二)


文/大法弟子 梅

(明慧日本)私は修煉の途中でさまざまな苦しみに耐えて来ました。全身の業力と多くの重い人心は少しずつ消去していますが、しかし、まだとても気づきにくい人心があって、知らないうちに極端に走ることがあります。2006年春、私は政府の役人に一通の真相の手紙を書いた時、濡れ衣を着せられて、不法に洗脳班まで連行され、迫害されました。その時の私は人心がすべて生じて来て、不本意でありながらいわゆる『転向書』を書かされました。大法を離れた私の苦痛は止まず、まさに師父が説法の中で、大法を離れると生命の絶望に直面する、とおっしゃった通りです。その時は師父、同修に会わせる顔がなく、神は私のこのような生命を見くびっているのだと思っていました。

 「大法弟子として、あなたの一切のものを、ほかでもなく大法が構成しています。これこそが最も正しいもので、一切の正しくないものを正すしかないが、どのような理由をもって邪悪に対して屈服することができるのでしょうか? なぜ、邪悪と何らかの約束を交わすことができるのでしょうか? いくら不本意なことでも、これは邪悪に対して妥協していることでもあって、これは人間の中ですら良くない行為で、神には絶対、この種のことはできないのです」(『精進要旨二』「大法は堅固にして破壊不可能である」)

 私は師父に申し訳なくて、この拭いきれない汚点が非常に恥知らずなことだと感じていました。この恥知らずな私は、涙を流す面目さえなくなりました。この時、師父の経文『至難の関から抜け出す』が発表されて、私は涙を流して一回また一回と読みました。私はもうためらいませんでした。今どうであろうと、将来は円満できるかどうかに関わらず、私は再び大法を離れることはしません。なぜなら、私の全身全霊が大法のすばらしさを知っているのです。不本意な声明文を書いて以来、師父のおっしゃった三つのことを新たに行い始めました。洗脳班の第3回のいわゆる答礼訪問のとき、私はまだ修煉するのかと聞かれ、私は落ち着いて動揺せずにはっきり「修煉する」と答えました。それ以来、彼らは二度と私を邪魔したことはありません。

 私は歴史の教師で、中国共産党の発展史や、国家建設等が実は人民に災いをもたらしたことを、とても自然に学生に教えています。邪党の化けの皮を幾重も剥し始め、結果として学生たちはみな『三退(脱党)』が正義の行動だと思うようになりました。百数人の中で十数人がまだ脱退しておらず、私の行ったことはとても不足しています。上司も彼らに真相を伝えましたが、しかし成功には至りませんでした。200人足らずの同僚の中で脱退したのは三割弱です。師父はいつも良く法を学ぶようおっしゃっています。「法は一切の執着を打破することができて、法は一切の邪悪を打破することができますし、法は一切の虚言を打破することができて、法は正念を固めることができるのです」(『精進要旨二』「妨害を排除せよ」)。私は自分が法を学ぶことの足りなさを自覚しています。どおりで法の中から得る智慧が少ないはずです。休日を利用して学法、煉功し、法を暗記し、発正念(真夜中の12時は堅持することができない)をしていて、それで正念がますます良くなって、外出したときに機会を見逃さず真相を伝えています。師父が縁のある人をみな按配して下さっていることを深く感じました。時には自分で機会を逃してしまい、家に帰ってからしきりに後悔して、時には後悔して泣き出してしまうこともありました。師父が苦心して按配してくださったのに、機会を一度逃したら再びやって来ることはなかなか無いからです。機縁を見逃さないため、正念を発する時、「真相を伝えて衆生を救い済度すること一生懸命に行い、いつも忘れないようにします」と一念を加えます。

 私は正念が不足しており、気にしていると、師父が「大法弟子よ、皆さんは濁世に輝く金の光であり、世の人々の希望であり、師に手伝う大法徒であり、未来の法王なのです」とおっしゃったことが耳元で鳴り響き始めました。私は恐れる心があった時、師父が『轉法輪』の中で、「私は根を宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、この私をも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」と教示されたことを思い出しました。私は師父のおっしゃることに従うよう努力し、自分の考えや心をしっかりさせ、法に反するものを取り除き、自分を変えて、大法に同化します。そして、自分がまるで清風であるように、慈悲をもって、すべての生命に優しく接し、他の人を先に、自分を後にして、俗世間のすべてに動かされないようにします。私は、そこまで至にはまだまだほど遠いですが、もっと努力しなければならないと思っています。

 (完)

 2009年3月16日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/12/20/191922.html