日本明慧
■印刷版   

あらゆる機会を利用して真相を説明する


文/湖北省の大法弟子

(明慧日本)

  一、微笑んで答えない それは恐怖心を隠している

 いつも買い物をする商店街の両サイドのオーナーは、私の真相説明を通じて、中国共産党からほとんど脱党し、顔もよく覚えてくれています。何人もの若くて、親切なオーナーは私が行くたびに「法輪功! 法輪功!」と呼んでいます、彼らはこれを私のニックネームにしています。更に単刀直入に聞く人もいます「あなたはまだ法輪功を修煉しているのですか?」 この時に私は多少ためらいます。要するに正面から返事をすれは、今の中国共産党の悪党はまだ迫害を続けているので、このような環境ではこの答えが妥当ではないはずです。しかし、知らんふりをするのも礼儀正しくなく、またいつも正々堂々としているべき大法弟子にとってもふさわしくないし・・・。よく考えた結果、私は微笑んで答えないという方法で対応し、微笑んで相手を見るか、微笑みながらうなずきます。これこそ、よりよい方法だろうと思い込んでいました。

 ある日『精進要旨』の「環境」を学法した時、師父は次のように説いておられます。「あなたは大法を学んでいることを、ほかの人に知られるのを恐れているのですね? 修煉とは非常に厳粛なことですが、自身でどのように自らと法に対処するべきなのでしょうか?」「皆さん、考えてみてください。人類は自らが猿から進化してきたという説でさえ、最も正しい学説と認めているのに、これほど偉大なる宇宙の大法に対して、皆さんはかえって正確な位置を与えることを恥ずかしく思っているわけです。これこそ人間の本当の恥なのです」

 ここまで学習して私の心は咎め、顔も赤くなりました。そこで心を鎮めて内に向かって探し、「微笑んで答えない」ことの真実が分かりました。微笑んで答えないことについて、更に内に向かって探していくと、そこに深く隠れていたのは恐怖心だったのです! その商店街は大きくないため、買い物や通りすがりに、ぶらぶらする人が多いのです。もしまともに答えたら、自分の大法弟子の身分がばれてしまいます・・・正々堂々とした大法弟子は、自分がかつて真相説明した相手の衆生に対して、どうして直面する勇気がないのでしょうか? 最初これは一つの知恵だと思っていたのですが、実は「知恵」に隠された恐怖心だったのです。旧勢力の迫害を変わった形で認めており、なくさなければならない執着心なのです。この問題に対して、私は正しくしっかり対応し、大法にマイナスの要素を持たせず、更に大法に泥を塗ることはしてはならないと思いました。

 この心が生じると、法を実証する機会も出てきます。ある日、町である若い肉屋さんが遠い所から高い声で挨拶(悪意ではない)し、「お〜い、あなたはまだ法輪功を修煉しているかい」と話しかけました。私は「していますよ! 良い功法だから」 あの肉屋さんとは以前論争していました。「あの事に僕は賛成できない。人が病気になった時、病院に行かせず、家で修煉すれば治るという、これは到底信じられないよ」とあざ笑い、傍にいた他のオーナーさんも微笑んで私を眺めており、一体どのように答えるのかを見ていました。

 私はゆっくりと話しました。あなたが今信じないことはあなたの縁がまだ来ていないのです。縁がないかぎり誰もあなたに信じるように強制できません。しかし私は二つの事を教えてあげたいと思います。

  1、法輪功は、人が病気になった時病院に行くなということを主張しません。病院に行かせないというのは共産党の嘘です。

  2、確かにたくさんの難病患者が法輪功を修煉することを通じて治りました。私は現実に治った例の1人です。私は高血圧を10数年患っており、毎日3回薬を飲み、大変面倒で、血圧計もすでに三つ壊れてしまいました。人に頼んでアメリカから血圧計も買いました。卓上式や、アナログ式とかたくさん手に入れました。煉功してから、今はすべて治りましたので、毎日薬を飲まなくてもよく、何回も血圧を量る必要もありません。私は過去心臓病を患って、感動したり、疲れたりすると心臓の鼓動が急に速くなります。ふだん何もしなくても鼓動は1分間100以上で、いつもくらくらして歩くのも遅い状態でした。そして救心丹(心臓病の薬)をいつも用意しており、移動式の心臓モニターもしばらく付けたことがあります。医師はよく入院するよう勧めていたのに、今はよくなりました。私は過去高脂血症、脂肪肝を患って食物にもよく気をつけなければなりませんでしたがいま煉功してからすべて良くなり、なんでも食べられます。以前寝る時によく半身がしびれることがあり、足をいきなり伸ばすとつったりします。毎回つった時には、あのふくらはぎの中に煉瓦を入れられたようで痛く、数日後もやや残ります。今はまったく大丈夫で、しびれず、つらず、不眠症もなく、横になったらすぐに眠れます・・・。この法輪功が悪いのですか?

 私が話をすると、一つの小型法会のようで周りのオーナーさんはみな法輪功は良いと話しています! あの肉屋さんの奥さんはその場で大法を学びたいと言いました。私も全身が軽く、とても心地よくなっています。そして今の自分こそ正々堂々として大法弟子にふさわしくなっていると思いました!

  二、人を助ける願望があれば、師父が按排してくださる

 家の台所の換気扇が壊れ、アルミのコンロも改造しなければならなくなり、妻はある業者に頼んでいました。やって来る人はきっと縁のある人であり、真相説明をしなければならない、彼を救わなければならないと思いました。妻はずっと台所でその人に付ききりで、私はなかなか話を切り出せませんでした。妻は大法を信じず私の修煉に反対しているので、普段私が真相説明すればすぐに干渉し、妨害するので、いらいらします。だから、電気、水道、テレビ、パソコンなどの修理あるいは買い物の配達を頼む時、私は敢えて自分がすこし損をしても1人でいる時に頼みます。こうすると真相説明がし易く、妻に妨害されないからです。

 しかし、今日の台所のメンテナンスは妻が頼んだので、話すチャンスを捜せませんでした。そこで、やはり別の所で話そうと思いました。最初160元の工賃だと言ったので、私はその金額を準備して離れた所で真相紙幣(真相を書き込んだ紙幣)を作りました。ちょうど書いたところで、妻がリビングから、私は干し物を片づけてくると言いました。家には日差しがなく、いつも外にロープを引いて洗濯物を干します。その時まだ昼1時前後で、日差しが一番強いころで、私は考えずに答えました「まだまだだろう」と言ったとたんに後悔しました。いいチャンス(真相説明)なのに逃してしまいました。悟性が悪いですね・・・それで、妻が再び言った時に私は黙っていました。妻が出てから私は台所まで行き真相説明をしました。

 この業者は付さんと言う人で、67年生まれ今年42歳で退役軍人です。最初食料関係の会社に勤め、間もなく会社が潰れて仕方なく自営業を始めました。結構頭がよさそうな人です。脱党して命を守ることについて質問すると、知っていると答え、貴州のあの「蔵字石」の件についても知っていると言いました。しかし、脱党はしていません。そこで、私は脱党の理由と必要性、そしてその方法を説明しました。幸い、彼は同意し、「はい、私も脱党します」と話しました。この脱党をした途端に妻が家に入って来ました。

 時間はぴったりでした。1分でも早ければ妨害されてしまうところでした。この時に師父のある説法が浮かんできました、「これを自分で取り仕切れますか? とても無理なことです。それらすべてを師が段取りをしてくれるから、『修は己にありて、功は師にあり』と言われるのです。 あなた自身はそういう願望を抱いて、そう思うだけで、実際のことは師がやってくれるのです」(『転法輪』)このことを通じて、我々は人を救い済度する願望があれば、師父にお願いしなくても按排してくださると悟りました。

  三、「緊抓(きんそう)す救度の快講」(『洪吟二』):時間を大切に

 オフィスに若い新人の奥さんが入りました。間もなく会社の党の弁公室主任が彼女を呼んで、ある思想報告を書かせ、支部の大会で読ませようとしました。実は、この人は共産党の予備党員であり、今は予備期間が終了したのでその思想報告を出してから、党支部は彼女を正式な党員にさせようとしています。これは彼女を危険な境地に落すことではないでしょうか? この悪党はひどすぎる、死ぬ前になっても他人を犠牲にしようとしているのです。

 これは師父が按排された新しい仕事であると悟り、悪党が彼女を正式に党員にする前に救ってあげなければなりません。さらに、この人の夫は空軍の現役軍人であるので、法が人間を正す直前に奥さんに真相を説明することはきっと彼の済度にも重大な意義があります。しかし、このオフィスはとても賑やかで静かなことがめったにないのです。その上、リーダーがずっといました。この人は悪党に加勢することによりいろいろ恩恵を受けているのです。普段第三者の身分で真相を説明したことがありますが、この人は聞くだけで脱退はしません。だから新人の彼女を救うのにはこの人を避けなければなりません。

 数日間ずっとチャンスを狙っていました。やっと中枢の管理者たちが5階で会議をしました。誰もいないうちに私はこの新人と話し始めました。家にパソコンがあるかどうか、インターネットにアクセスしているかどうか、貴州の方に知り合いがいるかどうかと、話題を「蔵字石」に導きました。最初、彼女はあまり信じませんでしたが、私はそのビデオを再生して見せました。彼女は若い人で、さすがに反応がよく頭がいいので、真実を見て驚きました。さらに勧められてすべて脱退しました。そこで「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」とよく念じると福がくると教え、大道はもっとも簡単で、また神と仏は人の心のみを見ていることなどを話しました。そして、簡単に脱党の具体的な方法を紹介し、適当な時機を見て夫にも教えて救ってあげるよう忠告しました。彼女は承諾し、とても喜んで感激していました。

 師父の「緊抓(きんそう)す救度の快講」(『洪吟二』「快講」)の法理は、即ち機会を掴んで時間を大切にし、1人でも救うことだと私は悟りました。待たないで、止まらないで、くれぐれも目の前にいる救える人を見逃さないように!

  2009年3月20日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/3/8/196767.html