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雲南省昆明市:3人の善良な女性に不法判決

(明慧日本)雲南省昆明市の3人の法輪功修煉者・江潤麟さん、楊徳英さん、何秀芬さんは、2009年2月10日、昆明市の裁判所に不法にそれぞれ4年、3年、5年の判決が言い渡され、現在、昆明市盤龍区第一留置場に拘禁されている。

 3人の修煉者の人達と同時に連行された、もう1人の法輪功修煉者・楊茂巧さんがいたが、楊茂巧さんは断食して迫害に抗議したため、命が危険に晒され、2008年10月22日午後3時ごろ留置場から移送されたが、現在、消息が不明である。

 この4人の修煉者は2008年5月20日、昆明理工大学で警官に連行された。当日の午前9時半ごろ、江さんは昆明理工大学東二院の寮から出たところを、急に20人以上のスパイにとり囲まれ、寮の「ドアを開けろ!」と強要された。江さんは無理な要求に従わなかったが、全身を検査されポケットに入れていた寮の鍵を見つけられた。スパイらはその鍵を取り上げて寮に侵入し、他の3人の法輪功修煉者をも連行した。そして大型車2台分の個人物品を略奪した。翌朝4時前後、江さん他4人の修煉者は昆明市盤龍区第一留置場に送られた。

 2008年12月18日、昆明市中級裁判所から起訴状が届いたが、4人は認めず、サインしなかった。2009年1月8日、家族や弁護士にも知らせないまま、昆明市中級裁判所は、突然3人の裁判を開廷し、「国家の安全を害し、邪教を利用して法律を破壊した」という理由で審判を行った。裁判所側は自ら3人に弁護士を指定したが、公訴人があげたでたらめな証拠に対して、指定された弁護士は異議を申し立てなかった。

 最後、被告人の陳述のときが来て、江さんは、「法輪功は国際社会で認可され、国にも人にもいいことばかりです。修煉者は皆『真、善、忍』に従ってより良い人間になることを目指しているので、国家の安全に危害を与えることは絶対にない」と申し立てた。楊徳英さんと何さんも自分が『法輪功』を修練して健康になり、十数年来薬を飲まなくて済むことなどを説明した。しかし、陳述の時間はまだ残っていたにもかかわらず、法廷側は突然休廷とした。指定された弁護士も荷物を片付けて去ろうとした。このとき、楊さんは、「なぜ私たちの家族や親戚に知らせないのですか? これは秘密の審判ではないですか?」と質問した。審判長は天井の電気を指さしながら、「電気はすべてつけてあり、秘密だと?」と答えた。

 2009年2月10日、昆明市裁判所に不法にそれぞれ4年、3年、5年の判決を言い渡された。

 2009年2月13日、昆明市盤龍区第一留置場にまた2人の法輪功修煉者が送られてきたが、その中の1人は冠巧雲さんといい、もう1人は状況がまだ不明である。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年3月20日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/3/8/196742.html