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河北省ライ水県:法輪功修煉者・夏洪民さんが再度連行される

(明慧日本) 河北省ライ水県の法輪功修煉者・夏洪民さんが、2009年3月5日、再び胡家庄派出所の警官に連行された。当時、夏さんは留置場から出所したばかりである。家族はあちこちに消息を尋ねたが、関係している警官は互いに責任逃ればかりしていた。

 3月5日昼ごろ、夏さんが耕作から戻り、手も洗わない内に、警官が侵入してきた。その時玄関を叩かれ、妻が「どちら様ですか」と尋ねると「派出所のものだが、夏洪民さんに署名してもらいたい。」と答える。「前回あなた方は夏洪民を捕えましたよね?その時、私は署名したのに、また来て何をしようとするのですか?」と妻が尋ねると「本当に本人の署名が必要なのだ」との一点張りだ。

 この話の間に、夏さんは塀を乗り越えて逃げた。しかし、外で待ち伏せしていた警官に逮捕された。3人の悪辣な警官がパトカーに夏さんを引っ張りこもうとしたが、なかなかできない。その時、もう一台のパトカーが来て、警官は手錠を取り出し、夏さんに嵌めてから車に押し込んだ。ある目撃者の証言によると「一台の赤いワゴン車が夏さんの家の傍で数時間監視していた。」ということらしい。

 夏さんを連行したのは胡家庄派出所の警官だという。夏さんは本来、ライ水郡派出所の管轄であるが、同派出所の警官らは自らの悪事が暴かれるのを恐れて、わざわざ胡家庄派出所に連行させたのである。

 妻が拘留所や留置場を尋ねても「ここにはいない」と同じ回答が返ってくる。とても焦った妻は東関村の幹部を探して訪ねた。幹部は「胡家庄派出所は直接保定(都市名)に夏さんを移送したらしい。」と答えた後「もしかしたら高陽に移送されたかもしれない。」と言い直した。

 共産党が法輪功への迫害を始めて10年来、夏さんは何度も不法に連行、監禁された。その上、ライ水郡派出所に不法に家宅捜索され、家財までもが差し押さえられた。

 2000年3月15日、夏さんは陳情のため上京したが、所在地まで連行された。城関郡の郡長・劉振福と副書記・李大偉は夏さんの服を剥ぎ取り、木の枝や竹の棒で殴打し、全身傷だらけにした。その後、15日間監禁してから中国共産邪党の党校に移送した。警官の孫桂傑は夏さんを滅多打ちし、煙草で口をやけどさせたため水泡ができた。また頭をトイレの水槽に押し込み、ズボンを脱がせて火かき棒で叩いたり、罵ったりを数時間も続けた。4月10日に、2千元の罰金をゆすり上げた後、ようやく釈放した。

 2000年7月14日、郡の書記・胡は再び夏さんを捕えて、4、5回も繰り返し殴打し、それに7、8人が加わった。同年12月25日、夏さんは不法に留置場に拘禁された。妻は子供2人を連れており、生計の道が計れないので、仕方なく借金して過ごしている。

 2006年3月2日午後、ライ水郡の派出所の警官は関係者の指示により両会(中共の政治協商会議と人民代表大会)を口実にして、夏さんの家を荒らした。

 2008年5月21日、ライ水郡派出所の警官は再度夏さんの家を荒らしに訪れた。新年の対聯(編集者注:中国の新年に戸枠の両サイドに貼る節句)と日誌を破った揚句、家の中を荒らし回った。

 2008年12月24日、夏さんはライ水県市街地に大法の真相資料を配っていたところを警官に連行され、ライ水県留置場に不法に拘禁された。

 2009年3月5日昼頃、夏さんは再度連行された。夏さんが直ちに釈放されるよう、家族は国際人権委員会、法輪功迫害真相調査連盟にこれらの事件に着目して欲しいと期待している。

  2009年3月26日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/3/12/197008.html