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真相を「はっきり伝える」ことについて


文/遼寧省の大法弟子

(明慧日本)地元の定期市の日、一部の大法弟子が三退(中共関連組織からの脱退)を勧め、真相を伝えるためにやってきました。二人で話したり、一人で伝えたりして皆よい効果を収め、縁のある人を救い済度していました。しかし、問題が一つありました。それは、真相を「はっきりと伝える」ことが大切であるということです。

 こんなことがありました。同修が50代の女性に真相を伝えてから私の方へやって来ました。「どう?」と尋ねると、「私が(少年先鋒)隊からの脱退を勧めたら、相手はうんと言ってくれたよ」と答えました。「私はその女性を見たことがあります。彼女はある政府機構の公務員か、党政幹部養成大学の自修生だからきっと邪党の党員だ」と私は言いました。私の話を聞いて同修がもう一度彼女を追いかけて話しましたが、彼女は「私はただの主婦で、何も入っていないし、脱退もしないよ」と嘘をつきました。

 このようになった原因はいろいろあるのですが、主な原因はやはり真相をはっきり分かるように伝えていなかったことです。もし衆生が法輪功は何なのか、共産邪党は何なのかが分かったら、誰がその獣の印を必要とするでしょうか? 市場で真相を伝えるのは確かに時間が限られており、みな忙しくて足を止めて真相を聞く余裕はありません。しかし、いくら時間が足りなくても天安門焼身自殺の真相を教え、貴州の蔵字石、天が中共を滅する、獣の印を消すとおうことを伝えなければなりません。事前に簡潔な言葉を準備し、短時間で衆生に真相を分からせ、救うべきです。

 少し前のことですが、ある中年女性に真相を伝えた時「法輪功のことを聞いた事がありますか」と尋ねると、彼女はコートのポケットから「法輪大法は素晴らしい」と書いてあるお守りを取り出して「持っていますよ。でも病気は治ってないわ」と答えました。私が続けて話そうと思うと、彼女はすぐにその場を立ち去ってしまいました。

 真相をただ伝えるだけ、ただお守りを付けただけで何の病気もなくなるわけではありません。人の業力はみな違い、運命も異なり、大法に対する「信」も違うので私たち修煉者はその効果は当然多種多様だと分かっています。世間の人々に真相を伝える時にはっきり分からせなければ、良い効果が生まれないと私は思いました。

 なぜ私はこの二つの出来事に遭ったのでしょうか? 市場から帰って私は内に向かって探しました。真相を伝え、三退を勧める時に焦り、人数の数字を重視して、真相をはっきりと説明していないことが分かりました。今日の午前中、あるお婆さんに真相を伝えた時、お婆さんの心からの笑顔を見て私はとても慰められました。しかし、三退を勧めると、お婆さんは「何も入っていない」と言いました。その瞬間、自分の三退リストに1人追加できないことを私は残念に思いました。これ(数字を重視すること)はどれだけ汚い名利心だろう。必ずそれを取り除かなければなりません! 純粋な心で真相を伝えて、初めて衆生を救い済度することができます。

 内に向かっている間、自分の責任が最も重要だと痛感しました。もし、真相を伝えている間に相手の反応に構わずひたすらしゃべり、あるいは三退の結果ばかりを重視して、その人が真に救われるかどうかを考えなければ、それはどれだけの損失でしょうか? 同修の皆さん、真相を伝える時は脇道に走らず、漏れなく多くの衆生を救い済度するように頑張りましょう。さらに我々の先史の誓約を果たしましょう!

 次元が限られており、適切ではないところはご指摘ください。

 2009年3月31日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/3/23/197657.html