日本明慧
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新しく生まれ変わる


文/豪州の大法弟子

 私は法輪功の修煉を始めてまだ1年の新しい学習者ですが、この1年の自らの体験を通じて法輪大法の美妙さと無限なすばらしさについて真に感受することができました。

 2006年7月13日、自宅にいた私は突然心筋梗塞で倒れて、救急車で病院に運ばれました。数時間に及ぶ手術と救急治療を経て、何とか一命を取りとめることが出来ました。命は取りとめたものの、冠状動脈の一本が長い時間塞がれていたため、心細胞の多くが壊死してしまい、心臓が深刻な血液不足になり、胸はいつも苦しく、毎日酸素を吸わないといけない状況でした。また脈拍が速く、心拍が乱れ、ちょっと動くだけでも狭心症の発作が起こり、労働能力も完全に喪失してしまいました。毎日落ち込んでいたので深刻なうつ病になり、夜は睡眠薬を飲んでも、2〜3時間の睡眠しかとれず、身体は震え、光と音を恐れ、精神も集中できず、本を読んでも、新聞を読んでも、テレビを見ても何を見たのかわからず、まるで死んだ人のようでした。体重は一気に65kgから50kg以下に落ちました。家内は私を連れてあちこちに治療に奔走しましたが、効果はなく、私は極度の苦痛と絶望の中、何度も12階の自宅のベランダから飛び降り、生命を終わらせようとまで思いました。病弱な家内は、私の看病をしながら、また私が事故を起こさないよう私から一歩も離れず、刻々と私を見張らなければならず、家の中はいつも恐怖と緊張、悲しみが漂っていました。

 後に息子が私たちを豪州に呼びました。豪州に来て間もない頃も身体の調子が悪く、今生はもう希望がないとあきらめ、その日暮らしをしていました。これからの人生についても自信がなく、目の前は灰色でした。このような状態が2007年10月になって、多少変わりました。大紀元時報を読んでから変化が現れたのでした。大紀元時報が報道している内容は私が中国で見たことがなく、中国に関する時事や『九評共産党』といった評論文や、「人生感語」などのコラムに掲載されている文章は佛光が光り、哲理に富んでおり、私の心を打ちました。これらの文章は私の病的心理の修復に大変有益なものでした。それ以前の私はいかなる本や雑誌であっても見入ることができませんでしたが、この変化に私と家族は異常に興奮しました。それ以来、毎週金曜日に大紀元新聞を取りに行くことは家族にとって最も重要なことになりました。

 後に、私は大紀元の広告で心臓血管病気の治療に効果のある健康食品を知り、購入しようと事務所を訪れたとき、大紀元のスタッフである銭さんに出会いました。私の病状を聞いた銭さんは、非常に同情し、法輪功について詳しく紹介してくれました。同時に私は彼女の善良で慈悲深い心に深く感動して、法輪功の修煉を決めました。しかしそのとき私の親戚訪問ビザの期限がまもなく切れ、帰国が迫っていたので、銭さんは私にインターネットのダウンロードの方法を詳しく教えてくれました。このようにしてご縁があり、私は法輪功の修煉の隊列に加わることになり、これより人生の新たな一幕を開くことになったのでした。

 学法を通じ、私は以前どんなに探索しても知らなかった人生の真諦を徐々に知ることができました。たとえば人間の生命はどのように生じたのか、人間としての生きる本当の目的は何なのかなど、大法の本には明確な答えが書いてあります。特に『転法輪』には師父のこのような言葉があります。「皆さんに一つの真理をお教えしましょう。絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」 考えて見ると本当にそうなのです。人間はこれらの心をすべてなくすと、楽に生きることができるのではないでしょうか。しかし実際実行しようとすれば、容易なことではありません。特にお金に対する執着についてですが、私は2007年頃株で結構儲けたことがありましたが、しかし2008年にはそれがなくなりました。最初の頃、心の中は苦しかったのですが、学法を通じて得と失の関係についてわかり、修煉者は金銭について淡白でないといけない事がわかりました。師父はこのようにおっしゃいました。「皆さんが神聖で清らかで、しかも、この上なく美しく素晴らしい世界から落ちてきたのは、皆さんがその次元の中で執着の心を持つようになったからです。 それに比べて最も汚れた世界の中に落ちたのち、皆さんは速く元へ戻るよう修めることなく、かえってまた汚れた世界の中の汚い物をつかんで放さず、甚だしきに至っては、少しでも失えば苦しみに耐えられません」(『精進要旨』「真修」) ここまで読んだとき、これはまさに師父の私に対するご啓示ではないか、と思うようになり、一切は本当に神の按排であると感じました。神は私に本来得るべきでなかった財を失わせており、失ってこそ得ることができるのです。私は妻と励まし合いながら、財に対する執着から徐々に抜けだしました。

 度重なる学法と煉功を通じ、私は精神面で根本的に変わり、ますます楽になりました。心の容量も大きくなり、どんな悩みでも思い切ることができ、睡眠もよく取れるようになりました。徐々に私は中国から持ってきた薬を飲まなくなり、特にうつ病の治療薬は完全に止めました。私がこの薬をやめたとき、精神科医の友人は、この類の病気は再発率が高いので、薬を止めてはいけないと忠告してきました。一旦うつ病が再発したらもう治療はできないと友人に言われ、心の中は少々揺れ動きましたが、自分は修煉者であり、師父が見守ってくださっているので、本当に疾患が再発したとしても、もう怖くないと思い直しました。このようにして私はすべての薬をやめました。現在は薬を止めて半年になりますが、何事もないばかりでなく、かえってますますいい感じになってきました。今は完全に正常な人と同じように、よく食べ、よく眠れ、走行も普通にでき、心の中は修煉者になった楽しさと幸福感でいっぱいです。

 私の体にこのような変化が現れたのは、学法と煉功を通じて心性が向上した結果の現れであり、同時に師父が私の体を浄化してくださったからです。私は心の底から大法と師父に対して感謝しています。さらに自分の体の健康を永遠に保つには、法輪大法の修煉にもっと精進すべきであることも知っています。

 また特筆したいのは、この過程において同修たちとの接触で、法輪功の学習者は皆善良で、素朴で、寛容で、宇宙の特性である「真・善・忍」に基づいて行動するよい人たちであると自分の目で確認しました。同修の間ではお互い助け合い、相手を思いやり、個人の損得にはこだわらないのです。このようなすばらしい団体の中で修煉できることを、私は本当に幸せに感じています。

 以上は私が大法修煉に入って以来の、自分の体験と悟った真実のことです。中国にいたときの中国メディアの法輪功に対する誹謗中傷の宣伝とは全く違い、それらは完全に是非を転倒しています。邪悪の勢力は1999年以来、法輪功に対する誹謗中傷と法輪功学習者に対する迫害を一日もやめたことがなく、その手段はきわめて残虐なのです。尚、これらの真相を中国のほとんどの国民は知るすべもありません。法を得て心身とも受益した新しい学習者の私にとって、恩恵を受けてその恩を忘れることはできません。法輪功が受けている世にも不思議な濡れ衣の真相を世に伝え、中共邪党が中国で侵している極悪犯罪の真相を人々に伝えなければなりません。

 私は古い学習者と一緒に町に出て、集会やパレードに参加し、真相資料を配布しました。家にいるときは中国に電話をかける方法で、真相を伝えています。

 最初の頃は緊張で脳裏にいろんなものが浮かび、恐れる心が現れました。しかし後に学法を通じて、また師父の新経文の学習を通じ、その心を取り除きました。師父は『2004年ニューヨーク国際法会での説法』で次のようにおっしゃいました。「大法弟子は皆同じであり、どこにいてもしっかり行うべきです。異郷にいても、直接邪悪に迫害されている環境にいても、大法弟子の正しい念と正しい行いを表すべきであり、邪悪を怯えさせます。邪悪は表面では騒いでいますが、心の中で怖がっています。皆さんは大法弟子であり、心の中で怖がってはいけません。もしある修煉者が本当に生死を放下することができれば、生死は永遠にあなたから離れてしまいます」 師父の励ましで、もう何も怖くありませんでした。

 電話をかける過程でもいろいろなトラブルに遭遇しました。たとえば、電話番号が空の番号だったり、使わなくなったり、やっとつながったと思ったら、一言言っただけで相手が電話を切ってしまったりと、いろいろなことがありました。時にはがっかりすることもありますが、中共の刑務所ではいまだに大勢の法輪功学習者が信仰のために拷問に耐えていることを思うと、心の中からは早く衆生を救わないといけないという衝動が沸き、また受話器を取り、電話真相を続けることができました。

 上海刑務所の行政課に電話をかけたことがありますが、電話に出た人は最初とても険悪でした。私が根気よく中国で行われている生体臓器狩りの事実を伝えたとき、その人はもうそんなに険悪でなくなり、黙って真相を聞いていました。良知が少しでもある限り、真相を聞くときっと心に何かを感じるはずです。私たちが絶えず彼らに電話をかけ真相を伝えるのは、彼らに真相がわかり、後に悔いても間に合わない窮地に陥ることなく、衆生を済度するためではないでしょうか。私の電話での真相伝えを通じて5人が中共組織からの脱退を表明し、内2人は本名で脱退を表明しました。

 私はまだ法を得た時間が短く、法理に対する理解も浅く、執着心を取り除く過程も繰り返しが多いのです。師父が要求されている三つのことについてもまだ開きが大きいのですが、今後はもっと学法を強化し、古い学習者を見習い、正法修煉の道で絶えず精進し、正法の勢いに追いつき、師父の慈悲なる済度に背かないよう、真の大法弟子になりたいと思います。

 2009年3月31日


(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/3/18/197349.html