日本明慧
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正念をもって正しく行い、不法な連行を制止する 

(明慧日本)私は1997年から修煉し始めた大法弟子です。緩むことなく師父に按排された修煉の道を歩み、この上なく幸福な充実感でいっぱいです。ここ数年間、衆生を救い済度する中で、師父のご加護の下、何度も危険から逃れることができました。そのため、とても殊勝な気持ちになりました。

 2004年、江沢民の邪悪グループが観光旅行の目的で我が地区にやって来ました。その前に広範囲に大法弟子を監視し、迫害していたのです。ほぼ全ての大法弟子の家の入り口に監視者が配置され、保安人員は鉄の棒を持って出入りの自由を侵害しました。出かけると尾行し、隣近所にも迷惑をかけていました。ある日の朝、現地の保安、国保警察は全てを見張り、各交差点においてまで村民の行動を制限しました。私と他10数人の大法弟子は監視され、住居の周りには私服警察ばかりがいました。

 朝6時か7時頃、在住地域の幹部がやってきて、私を都市あるいは海にある島に移送すると言いました。私が「なぜ?」と尋ねると「理由は特にない、協力しろ」と答えました。即時にこれを一種の迫害だと見破ったので、私は「行きません」と言いました。すると「自分で考えろ。都市に行くのか海にある島に行くのか」と答えました。それに対して私は「どこにも行きません」とはっきり言いました。

 この時、私の夫は勤務中でしたが、帰宅させられました。夫が「移送されるなら、都市に行こうか」と話すのを聞いた時、師父の説法を思い出しました。「一つも心が動じなければ、あらゆる動きを制することができるのです」(『精進要旨』「最後の執着を取り除こう」) 心が徐々に落ち着き、師父の『洪吟二』「怕口舎(しゃをおそれる)」中の「なんじに怕れ有らば、它(た)就(すなわち)抓(つか)む、一正を念ずれば、悪は就(すなわち)土夸(こけ)る、修煉の人、法を装着し」が浮かんできました。そして、正念をもって邪悪を解体し、真相を伝えようと思いました。江沢民は法輪功を怖れているではありませんか。「あなた方に言っておきます。法輪功を修煉することが間違いなのではありません」と私は話しました。この時、夫が視線を送り、私の話を止めようとしましたが、私は構わず続けて話しました。「真・善・忍に従って善い人になれば、道徳が向上します」

 この時、道路や窓際は保安人員だらけで、野次馬や警察のパトカーも一杯でした。これで、私は連行されるのだと悟りました。私は恐怖心を捨てて話を続け、ただ師父の法をもって真相を伝えるのみでした。「あなた方は皆、法輪功が人の心身を健康にし、家庭に幸せをもたらすことを知っています。各階層に法輪功修煉者がおり、彼らが社会に善い人の模範を示していることも知っているでしょう」夫は「もういい、行きなさい」と言いました。彼が怖れていると分かったので「行きません。私は間違っていないから。間違っているのは彼らです」と言いながら台所に入りました。リビングは人で一杯になり、私は台所で心を静めて師父の説法を思い出しました。「わたしは根を宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」(『転法輪』) 私は決意し、一つの大法粒子として邪悪に妥協しませんでした。付いて行ったら恥なのです。師父に加持して下さるようお願いしました。

 この時、夫が入ってきて、小さい声で言いました。「自分一人じゃないんだから。僕と子供のこともよく考えてよ」私はすぐに答えました。「我が家族は大法から恩恵を受けているので、師父と大法を信じないといけません。正しい選択をして下さい。善し悪しは知っているでしょう。私は自分の選択をします」と落ち着いて台所から出てきて、はっきりと警官らに話しました。「私は行きません。ここは私の家です。私には私の自由があります」しかし、幹部が「だめだ!今度こそ強行するぞ!」と言うので、私は強気で答えました。「私が行かないことは、間違っていません。これはあなた方に慈悲を持って対処しているのです。あなた方が強行すれば、即ち犯罪となります。真・善・忍に従う善い人に犯罪を犯したことになるのですよ」

 この時、私は少し倒れそうになったので、ソファに座りました。皆が私に注目していましたが、私は冷静に心の中で正法の口訣を念じました。保安と幹部が近づいて来て、私を支えて連れて行こうとしました。7、8人が私を囲んで強行し始めました。私は全ての力を出して逃げました。悪人らは「担いででも連行しよう」と言いました。この時、私は少し動じましたが、すぐ無心になり師父にお願いしました。「師父、私は決して行きません」するとこの肝心な時に、夫が大きい声で話し始めたのです。「止めて下さい!言っておきますが、法輪功を修煉する人は皆よい人です。あなた方はどうするつもりですか?」正義の声が全ての人を脅かしました。正邪の戦いとでも言うべきでしょうか。その時、幹部の携帯が鳴りました。撤収の指示を受けたと保安の人が知らせたので、皆はしおしおと帰りました。私はソファに座ったまま、頭の中は真っ白で、空っぽになっていました。

 昼ご飯の時に、例の幹部が再び来ました。直属の上司に謝るよう指示されたそうです。「ごめんなさい。騒がせました。しかし、これも上層の命令なので・・・」私は落ち着いて話しました。「これは江沢民が起こした迫害であり、本来あなた方は良い人なのです。ただ、騙されただけです。これからは『法輪大法は素晴らしいm真・善・忍は素晴らしい』ということを覚えて、高尚な人になってください」それを聞いて、彼は「ありがとう」と心から御礼を言いました。

 私は正しく対処しました。師父が私に啓示してくださいました。師父が法を正しておられ、師父が現場の全ての人々を救ってくださったのだと私は悟りました。

 師父に感謝いたします! 大法に感謝いたします!

 私の次元には限りがありますので、同修の皆さん、どうかご指摘の程よろしくお願いします。

 2009年4月3日
(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2009/3/28/197911.html