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広東省:100歳の老人は連行された孫娘の釈放を要求(写真)

(明慧日本)

お婆さんは留置場で孫娘の梁玉珍さんを釈放するよう要求
お婆さんは留置場で孫娘の梁玉珍さんを釈放するよう要求
お婆さんは留置場で孫娘の梁玉珍さんを釈放するよう要求

 2009年2月25日午後3時頃、広東省江門市鶴山の法輪功修煉者・梁玉珍さんは田舎で真相資料を配っていた時、警官に不法に連行された。夜9時頃、警官が梁さんの両手を後ろ手に縛り、強引に梁さんの自宅に引っ張って行き、家財を没収した。その時、家にいた98歳のお婆さんは梁さんを抱き、「私は孫娘に面倒を見てもらわなければならない」と警官に懇願したが、警官はおばあさんの手を振りほどき、梁さんを強制的に連行し、鶴山留置場に拘留した。

梁玉珍さん

 梁玉珍さんが連行されてから、お婆さんは面倒を見てくれる人がいなくなり、苦境に陥った。それでも、お婆さんはあちこちを訪ね、弁護士を雇って孫娘を救援しようとしている。1カ月が経過し、このことは赤坎鎮に広がり、真相を知った人はみな感動して涙を流し、「610弁公室」の蛮行を責めた。人々も中共が騒ぎたてているいわゆる「和諧社会」(*注釈あり)と現実の違いがあまりにも大きいと文句を言った。

  4月2日、北京市安匯弁護士事務所の弁護士・唐吉田さんと北京市高博隆華弁護士事務所の弁護士・李春富さんはお婆さんに頼まれ、鶴山留置場を訪ね、梁さんとの面会を要求した。江門市の「610弁公室」と国保関係者はまるで強大な敵に向かっているかのようで、一時混乱状態になった。留置場、警官、公安、国保の関係者はみな責任を押し付け合い、弁護士の要求に協力できないといった。そして、「610弁公室」は留置場に指図して、どうしても面会を阻止するよう命令した。

  お婆さんは面会できないことを知って悲しみ憤り、人の手を借りながら鶴山留置場に訪ねた。留置場の警官もなるべく避け、ある警官は自分はアルバイトなので、どうしようもないと言った。

お婆さんはいつも梁玉珍さんに面倒を見てもらっていた
お婆さんはいつも梁玉珍さんに面倒を見てもらっていた

 梁玉珍さん(41)は1994年に法輪功を修煉し始め、心身ともに健康を取り戻し、十数年来の頸椎の炎症も完治した。しかし、1999年7.20以後、梁玉珍さんと妹の梁金友さんは何回も強制連行され、不法に労働教養を科された。梁さんの両親は香港の住民であり、一族の多くの人も梁玉珍さん一家の境遇に対して悲しみ憤っている。

  弁護士・唐吉田さんと李春富さんはすでにこの事件について関係当局に対し厳正に交渉している。しかし現在まで、まだ梁さんと会っていない。弁護士らは家族と相談し、同じことが発生しないように法律で適切な措置を取ろうとしている。

 *和諧社会(わかいしゃかい)とは中国共産党が2004年に発表した各階層間で調和の取れた社会を目指すというスローガンのことである。

  2009年4月11日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/4/9/198668.html