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米ミズーリ州:17人の議員が連名で、曹俊萍さんの釈放を要求


文/アメリカミズーリ州の大法弟子

(明慧日本)最近、17人の米ミズーリ州の議員たちは連名で、山東省の省委書記・姜異康に書簡を送付し、不法に拘禁されている法輪功修煉者・曹俊萍さんを直ちに釈放するよう要求した。これらの議員たちは同様の書簡をオバマ米大統領にも送付し、中国の胡錦涛主席へ信仰の自由、また曹萍さんの不法逮捕に関心を寄せるよう求めた。

  山東省イ坊市の曹俊萍さんは北京五輪開催の1週間前、イ坊市の国保大隊に連行され、現在、イ坊市の青州留置場に拘禁され、すでに8カ月が経過した。同留置場では、曹さんをずっと眠らせず、家族との面会も許可していない。さらに、家族が弁護士を依頼しようとしたが、このことも中共に妨害された。そのほか、イ坊市の国保大隊は曹さんの娘で米国在住のホウキンさんによる、米国で母親の釈放を求める活動を阻止しようとした。

  曹さんが受けている迫害に、米国の現地の人々やマスコミが関心を寄せている。ミズーリ州セントルイス市ではわずか2日間で千人以上の署名を集め、また、ミズーリ州立大学では4日間で1500人の署名を集めた。大学の新聞『the-Standard』も曹さんへの救援を呼びかけた。曹さんが迫害されていることを3回も連載して報道し、一面トップニュースの扱いで「わが生徒の家族が中国で迫害を受けている」(Student’s family faces persecution in China)というテーマで大きく掲載した。そして、スプリングフィールド市の最大手の新聞『News-leader』もトップニュースとして曹さんの事件を報道し、地元の最大テレビ局のKY3とラジオ局KMSUもこの件を相次いで報道した。

  この救援活動はミズーリ州の各政府からの応援と支持を得た。曹さんが連行されてから1週間後、米下院議員のリイ・ブラントさんは特に、駐米中国領事の周文重に書簡を送付し、曹さんを直ちに釈放するように要求した。 

  最近、17人のミズーリ州議員たちは行動を起こし、山東省の中共委員会書記の姜異康に書簡を送付し、不法に拘禁されている曹さんを直ちに釈放するように強く要求した。議員らは書簡で次のように述べている。「私たちは山東省イ坊市の曹俊萍さんが北京五輪の1週間前に不法に連行され、今なお拘禁されており、家族との面会も許可されていないことを知りました。理由は法輪功を修煉しているというだけの理由です。同時に、イ坊市の警官らはさらにスタンガンなどで法輪功修煉者に拷問を加え、甚だしきにいたっては多くの人はもう殺されていると伺っています。このような事実が暴露され大変驚いています。したがって、私たちは貴国と人民も米国のように良好な人権を得て欲しいと願っています。曹俊萍さん及びその他の法輪功修煉者に対し、法の原則と国際人権条例を尊重して対応して欲しいと思います。私たちも曹俊萍さんの娘さんを通じて、この事件に注目し続けます。そして、曹俊萍さんを直ちに釈放することを期待しています」

  同時に、議員たちはオバマ大統領に書簡を送付し、次のように記した。「中国共産党は北京五輪の1周間前に、法輪功修煉者・曹俊萍さんを不法に連行し、多くの家財を没収しました。確実な情報によると、イ坊市だけでも千人以上の法輪功修煉者を監禁し、100人以上の修煉者に不法な判決を下し、さらに93人以上が迫害により死亡しています。イ坊市は法輪功修煉者にとって非常に危険な地域であり、当地の警官は残酷な拷問で法輪功修煉者を苦しめています。われわれの国家は信仰の自由、人権の保護の理念のもとに創立した国家であり、法輪功修煉者たちの人権のため、力を尽くさなければなりません。中国の胡錦涛主席に信仰の自由、また曹俊萍さんの事件に関心を寄せるように呼びかけるように願い、曹俊萍さんへの迫害を停止し、一日も早く無条件で釈放するよう求めます」

  2009年4月13日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/4/10/198724.html