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法輪功修煉者がドイツ人権国際協会会議で報告(写真)

(明慧日本)2009年3月14日、ドイツ国際人権協会(IGFM)の会議がドイツで開催された。テーマは、異なる国・地域における人権侵害についてである。法輪功修煉者が再び招待に応じて会議に参加し、報告を行なった。

 午前の記者会見で、中国からやって来た法輪功修煉者・郭居峰さんが証人として発言し、中国が9年間にわたってずっと法輪功修煉者を迫害してきたことを証言した。

法輪功修煉者・郭居峰さん

 郭さんは発言の中で次のように述べた。「中国で私が少なくとも30種類の残酷な迫害を受けました。法輪功の『真善忍』を信奉しているという理由だけで四度にわたって不法に拘禁され、最後の拘禁期間中、3つの異なる労働教養所で拘禁されました。およそ454日間にわたる牢獄生活で、私は奴隷的苦役を強いられていました。また、他の法輪功修煉者を助けたことを理由として、100日間手錠をかけられていました。最終的に24日間にわたる断食を通して、私はやっと自由を獲得しました」

 このスピーチの直後、会場は静かになった。記者および人権活動関係者らは、中国における人権侵害の事実に驚いていた。

 午後3時、中国に関する討論会が行なわれた。テーマは、主に中国の人権状況、オリンピック開催後の問題などである。国際人権協会の理事およびその他関係者らは、会議の参加者たちに、中国の今の人権侵害の状況について紹介した。

 法輪功修煉者の郭さんは討論会で、「私は『真善忍』を教えている法輪功を修煉して14年になります。しかし、中国国内で『真善忍』を信奉していることを公然と言うこと、また迫害されている事実を言うことは、非常に危険です。それは、不法に逮捕され、拷問に遭い、ひいては残酷に殺されることを意味しています。私がよく知っている9人の法輪功修煉者は、これまで9年間にわたる迫害の中でいずれも殺されてしまいました。中には若い人もおり、最も若い人は27歳で、その他5人の法輪功修煉者の子供は、親を迫害によって亡したため孤児となりました」と述べた。

 さらに、郭さんはまた、「私は2008年オリンピック開催のとき、中国に戻ることはできませんでした。今日、私は再びオリンピック開催のために迫害を受けるようになった法輪功修煉者について言及しなければなりません。というのは、オリンピックは終わりましたが、迫害はまだ続いており、今も行なわれています。昨年12月末、たくさんの法輪功修煉者が正当な理由もなく重刑判決を言い渡されました。私の故郷だけでも13人の法輪功修煉者が、合計88年の実刑判決を言い渡されました。そのうち3人はなんと60歳を超える女性です。事実も証明したように、大量の法輪功修煉者がいまだに中国の労働教養所、精神病院で拘禁されています。彼らは助けを必要としています。ある日、中国においてすべての法輪功修煉者が、今日海外にいる私のように自由を獲得することを夢見ています」と語った。

 今回の会議を通して、より多くの人々が、法輪功が受けている迫害事実について知ることができた。

 2009年4月20日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/4/8/198598.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/4/10/106384.html