日本明慧
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魔難を突破し、希望を見出す


文/中国大陸の大法弟子

(明慧日本)私は知識があまりなく、美辞麗句も書けないのですが、心から師父の広大な慈悲についてお話ししたいと思います。十数年来、師父のご加護の下で、私は一つ、また一つと魔難を乗り越えてきました。師父のご加護がなければ、今日の大法弟子の未来はありません。『オーストラリア学習者への説法』の師父の眼光と慈悲の容貌を思い出すと、私は毎回涙を流し「ちゃんと修煉します。しっかりと行います」と、師父を安心させようと決心しました。 

 師父は、私達に急いで人を済度するようにと望んでおられるので、私は力を尽くして、縁ある人を一人も見逃しません。私の店に入った人であれば、農民や、学生、軍人、警官、官僚にこだわらず、全ての人に真相を伝え「三退」させます。昨年の末ごろ、たくさんの魔難が一気にやって来ました。私は恩師のご加護の下でどうやって乗り越えたのかを、ここでお話します。

 身内が交通事故に会ったが、災い転じて福となす

 2008年末のある夜、突然「すぐに病院へ来て!! あなたの息子と孫が車にぶつかった」という電話が弟からかかって来ました。その時私はビックリしましたが、すぐに、私の孫である小弟子は、師父が守ってくださるから大丈夫だと考え直しました。私は急いで自転車に乗って病院へ行きました。途中、心の中で「師父、彼らはきっと大丈夫です・・私は、師父を信じます」と言いました。病院について、何度回って探しても、彼ら親子が見つかりません。電話をかけて聞いてみると、彼らはすでに家に帰ったことが分かりました。後で教えてくれたのですが、彼らは道路を横切る時、道路のこちら側から、むこう側にある小さい橋の下まで、跳ね飛ばされました。危難の時、10歳の孫は立ち上がって、「私は大法小弟子なので大丈夫です!!」と言って、すぐに彼の父親を探し当て、父親に向かって「法輪大法は素晴らしい!!」と、何回も言わせました。このようにして、師父のご加護の下、私の息子と孫は無事でした。しかしバイクは完全に壊れていました。

 当時、親戚や友達は最初信じなかったのですが、実際に見て、皆「大法は素晴らしいです」と言いました。

 本当に師父と大法に感謝致します。

 財物への欲をなくし、人心を放下する

 息子が交通事故に遭い、私が息子に会いに行った時、店の中で7千元のたばこが盗まれました。夫が亡くなってから、息子も働いていないので、一家の生計はこの商売で維持してきました。今回、こんなに高価なたばこを盗まれて、私の頭を打たれたように何も考えられなくなり、心の中で叫びました。「師父、どうしてこのようになったのでしょうか? どうすればいいのですか?」そこで、師父のお話が耳の辺で鳴り響きました。「自分のものならなくなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」(『転法輪』) 冷静になってから、だんだんと分かってきました。これは旧勢力が、私の取り除いていない執着心を利用して私を迫害しているのです。息子が交通事故に遭っても無事だったので、私はとても喜びました。今年、頑張って例年より多くお金が儲かったら、良い正月が越せると思いました。旧勢力は、私のこの常人の執着心を利用して、隙に付け込みました。私は試練の前に、本当に自分を修めたのですか? 師父がおしゃった「事々く対照し、做すところ到るは是れ修」(『洪吟』「実修」)はできましたか? と自分に問いました。『精進要旨』の「真修」の中で、師父はこうおしゃっています。「真に修める弟子よ、わたしがあなたに教えたものは佛を修め、道を修めるための法なのです。 にも関わらず、皆さんは自らの常人の中での執着心を放下できないことに苦悩することなく、逆に常人の中の利益が損なわれたことで、わたしに苦を訴えています。これが修煉と言えるのでしょうか? 常人の心を放下できるかどうか、これは真に常人を超えて歩みゆく至難の関なのです。 真に修める弟子であれば、誰でも超えなければならないもので、これは修煉者と常人の境界線です」 師父の法は万能の鍵のようです。私の執着している心の鍵を開けてくださいました。また明るい灯火のようで、私の目の前の道を明るく照らしてくださいました。師父は私達のために数え切れないほどの苦難を嘗められました。これは本当に慈悲です。さらに考えてみると、多くの同修が拘禁されて苦しめられているのに、私のことは本当に小さすぎます。これらの事を悟った時、私は悩みがなくなり、真相を伝え、衆生を救い済度し始めました。この難儀を乗り越えてから、私はたくさんの人心を放下することができました。

 一つの波が消え去らないうちに、次の波が起きる

 一難が去り、また一難がやって来ました。二つの難儀を乗り越え、しばらく経ってから、また魔難がやってきました。間もなく正月になるというのに、突然「都市管理」の方から、私が経営している売店は「立ち退きになるので、すぐに引越ししてください」と言われました。同修達は、みんな私のことを心配してくれました。私は「師父と法があるから、この旧勢力の按配を認めない」と、正念を発して旧勢力の邪悪の按配を解体しました。後に上司のところに行って、部屋のことをお願いしたら、解決してくれました。私は心の中から師父の広大な慈悲を感じました。すべてのことは師父のご加護の下で行っています。

 苦境の中で外に出て、衆生を救い済度する

 大晦日の前日の夜、同修と一緒に農村に大法を実証しに行きました。天気が寒く、風も吹いていましたが、私達は7時から12時ちょっと前まで、大法のスローガンを書いて回りました。たくさんの村を回りましたが、私達は全く疲れを感じることも無く、かえって神聖さを感じていました。

 正月に、30分ぐらい出かけて、4人の人に真相を伝えると理解してくれ、4人が救われました。正月が過ぎ、家の片ずけも終わり、私は仕事を探して生活を維持しなければならないと思いました。ある日私は、煉功と発正念を終えて師父に話しました。「師父、弟子は仕事を探したいのです。三つのことをすることができ、生活の維持もできる仕事がほしいのです。私は上司のところに行って、清掃の仕事をもらいたいので、師父の按排を宜しくお願いいたします」話をし終わってから、私は上司のところに行きました。上司は「君は毎日、夜きて清掃の仕事をしてください。昼間は何をしてもかまわない」と言ってくれました。これは私が望んだことです。帰る途中、私は涙がとめどなく流れました。私は師父の慈悲を感じていました。振りかえって見てみると、弟子の心が正しくなれば、師父はいつも悪いことを良いことに転化して下さいます。

 私は毎日、元気で最善の力を尽くして、三つのことを必ず行います。昼間は買い物を利用して真相を伝え、衆生を救い済度し、夜は、学法と正念を発します。毎日続けています。衆生が救われるのを見て、心の底から師父の慈悲を感じます。ですから、これからもますます精進しようと思います。

 2009年4月20日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/4/13/198876.html