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吉林省:高等裁判所は非公開裁判で、罪のない人を陥れた

(明慧日本)2009年初め、吉林省松原市の前郭県の裁判所は秘密裁判を行い、法輪功修煉者・許鵬さんの案件について不法な判決を言い渡した。6人の法輪功修煉者・許鵬さん、藤獻茹さん、邵長普さん、付麗紅さん、薑宇庭さん、劉寶琴さんは8年から12年の厳刑が言い渡された。6人の修煉者は、その不法な判決に不服を申し立て、松原市の高等裁判所に上告した。判決の結果を6人全員の家族は全く知らなかった。

 その不法な判決に対して、6人の修煉者達の家族は非常に憤慨し、皆が共同で、北京の十数人かの弁護士が構成する弁護士団を招聘し、身内の無罪弁護を行うようにした。

 依頼された弁護士は、何度もこの案件に関する部門に電話し、訴訟の手続をしようとしたが、関連部門は協力しなかった。電話にも出ず、第二審の日時も教えてくれず、案件に関する資料も一切提供してくれないため、弁護の進展が非常に難しく、全く進まなかった。家族の皆が協力して、いろいろ探り出し、4月8日にやっと、翌日(4月9日)の午前に開廷することが分かった。その時、弁護士に知らせても、全ての弁護士が出席することは無理だったが、2人の弁護士がその夜すぐに松原に駆けつけてきた。

 4月9日の午前、開廷する前に、当事者達のために弁護する2人の弁護士を出廷させないということだったが、2人の弁護士が問い詰めて大いに論争したため、入ることが許可された。

 2人の弁護士は専門の法律知識から当事者達のために無罪弁護を行い、法輪功は中国では完全に合法であることを指摘し、「法輪功を迫害することは不法だ」と述べた。法輪功修煉者が『九評』を配ったり、真相を伝えたり、CD-ROMを配ったりすることは人権を守る行為であり、言論の自由の表現であり、何の法律にも違反もしていないと弁護した。

 不法に裁判が行なわれていた期間中、法輪功修煉者・邵長普さんは警官からわさび油を灌食された。それを行なった警官には法律の責任を追及すると要求した。司法官は「証人がいますか?」と、聞いた。証人は2回も立って「私が証言できる」と言ったが、司法官は無効だと言い、証人の証言が禁止された。

 弁護中、法輪功修煉者は「政府のいわゆる『犯罪の証拠」』は虚構であり、無理に押し付けられ、真実ではない」と、指摘した。例えば100冊の本を500冊と言い、書き込みドライブがないことを、あると勝手に言い換えるているなどと指摘した。

 弁護士が提出した有効な弁護に対して、司法官は何も言わず、元の判決を維持し、いい加減に終わらせた。弁護士も含めて、皆が驚き失望した。

 2009年4月21日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/4/12/198785.html