■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/05/02/mh033230.html 



観念を捨て、手紙で議員に真相を伝える(一)

(明慧日本)

 尊敬なる師父にご挨拶申し上げます。同修の皆さんこんにちは。

 3年前、私たち家族は全員ベルリンに引っ越しました。落ち着いてから、私はどのように私の選挙区内の国会議員に真相を伝えるようかと考え始めました。以前ハイデルベルクに住んでいた時は大学に通っており、子供もいなくて、その時はそれほど多くの真相を伝えるプロジェクトもなかったため、議員を訪問する時間の余裕はかなりありました。私たちはハイデルベルクのすべての国会議員に会ったことがあろ、何度も会うことができた議員も何人かいて、ふだんよく連絡を取っていました。しかしベルリンに来て、情況は異なって来ました。その時、息子はわずか1才で、夫は仕事でいつも家にいないため、育児の責任はほとんど私1人で受けていて、その上、私は翻訳の仕事を始めたばかりでした。1年過ぎて2人目の子供が生まれて、時間はさらに少なくなりました。それに法を正す進展にしたがって、数年前と比べて大幅に法を実証する項目が増えて来ました。また、すでに始まったプロジェクトはさらに規模を拡大しなければならず、これらはすべて大量の人力と時間を投入しなければならないため、私は以前のようにいつも議員たちに真相を伝える時間がなくなりました。

 最終的に、私は選挙区内の2人の議員に手紙を書くことにして、2、3カ月毎に1通のペースで、時には出来事が多い場合は数週間に1通送ることもあります。1年後、1人の議員の助役から電話がかかって来て、議員が私に面会の時間を約束したいとのことでした。私はとても驚いて、今までいつも私から議員を探して面会の時間を約束しますが、議員が私を探すことは今回が初めてです。それから、私は彼の事務室の中で法輪功に関する話を1時間して、彼も多くの問題を提起しました。

 数週間前、もう1人の議員の助役が私に電話をしてきて、30分あまり話しました。私は前回の手紙の中で、「ドイツ・ヴォイス」ラジオ放送の中国語部門の元副主任は中国共産党と親しくしていると告げたので、議員は助役に対し、注意深く事情の経緯とドイツ議会の中でこの事に対する反応を調査させました。助役は私との電話の中で、彼女の調査の結果を述べ、そして新しい進展があったら私に知らせると話しました。私たちは法輪功のことを言及して、互いに意気投合するまで、私たちは各自の仕事や子供等のプライベートのことまで触れました。彼女は、これから私の手紙は直接、彼女宛に送っても構わず、彼女から議員に手渡してくれると言いました。

 以前手紙を書いても効果が出なかったのはなぜ

 手紙で議員と連絡する方式を選択した当時、私もしっかりと考えたうえでやっていました。それまで、私は手紙を書くことはあまり役に立たないと思っていて、私の出した手紙も確かに返事をもらったことが少なく、返信があったとしてもほとんど決まり文句ばかりでした。その他の同修も手紙を書くことは役に立たないと言いました。これまで、私が手紙を書いてもどうして役に立たないのかと考えたことがなく、しかし今度は本当に時間がなく、もっとうまく行くようなやり方はないか、皆は役に立たないと言っているが本当に役に立たないのかと思いました。法理に照らして見れば、私たちのしたことはすべてエネルギーがあって、手紙を書くことも例外ではないにも関わらなく、実際にどうして役に立たなかったのでしょうか。問題は自分自身にあるはずだと思いながらも、いったいどこが問題なのでしょう。

 私は今まで議員に書いた手紙を思い出して見ると、いくつか不十分なところがあることに気づきました。たとえば、相手は何に対して興味を持つかを研究せずに、ただ自分の伝えたい事だけを書きました。それから、あまり計画的に行っていないことです。思い出したときや議員の手助けを必要とした時に、いくつかの資料を探し出して彼らに渡しました。しかし、肝心な時はかえって他の事で忙しかったのです。ふだんから情報を議員に伝え、彼らに実生活の中で一歩一歩深く中国共産党による法輪功への迫害を理解させることに気づきませんでした。はっきり言うと、やはり自分の人を救う心が不十分であって、持続的に議員に真相を伝えることができなかったからです。

 それ以来、私は手紙を書く前に議員の経歴やプロフィールをインターネットで調べて、話が入りやすいようなキーポイントを探します。たとえば、ある議員はユダヤ人の迫害に反対していて、それで私はまずこの話題から入るようにして、今中国で発生している事はある程度ユダヤ人より深刻なジェノサイドだと書きます。それから、いくつかの最近発生した法輪功迫害の実例を挙げて、迫害は未だ続けられており、しかも極めて残虐であることを説明しています。

 議員たちはみな忙しいので、相手の身になって自分の心を自省しました。自分が忙しい時、もし誰かから長い文章をもらっても、私ならおそらく読むことはないでしょう。それで私は議員に出す手紙を短編の記事のようにして、1通の手紙の中で1つのテーマに絞ります。もし2つの事件が同時に発生して、すべて議員に告知したい時、私はまず1通に1つのテーマの手紙を出して、何日か経ってまたもう1通の手紙を出し、2つ目のテーマを話すようにしています。

 手紙の初めは簡潔な言葉でテーマの要点を持ち出さなければなりません。場合によって、1通の短い手紙のため、私は何篇もの明慧と大紀元の関連する報道を読む必要があります。これらの文章の始めは事件に対する叙述がはっきりしているかどうか、人を惹き付けて読み続けさせるようなことができるか、そして議員の興味の角度から、事情をなるべく短く、しかもはっきりと叙述するような手紙を書きます。その後で1、2篇の文章を補足として選び、いずれも長くせず、補足の篇数も少なくしました。

 (続く)

 2009年5月2日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2009/1/30/194514.html

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