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修煉者の行為は常軌を逸してはいけない

(明慧日本)長い間修煉してきましたが、自分は「行為が常軌を逸している」という状態をいつも忌んでいます。師父は「沙を淘(よな)げる」の中で、「法を正すことは最終段階になり、宇宙の中のそれらの妨害の要素も学習者の中から精進できない人を引っ張りだそうとしています。例えば、一、理智がはっきりしていない人、二、行為が常軌を逸している人、三、執着心が取り除かれず、ますます膨張し、これによって強烈に外に向けて探し、外に向けて求め、理性を失ってしまった人などです」と指摘されました。

 私は修煉して四年経った時、邪悪は法輪大法を迫害し始めました。そのころ、よく同修たちに私は小心翼々しすぎで、行為があまりに常軌を逸していると言われました。私は小心翼々ということを認めましたが、「行為が常軌を逸している」のはいったいどこかを探し、最近やっと分かるようになりました。私はもとから何かをやる前に頭の中で占い、同修や自分が邪悪に尾行や監視され、迫害されることを心配し、これは常軌を逸しているのではないでしょうか。

 自分はこの人心がなかなか分からないため、同じような人心を持っている同修が現れ、見せてくれました。

 ある日、同修たちは交流し、A同修は自分の修煉がよくできていない部分を話す時、ずっと居眠りしているB同修は、「Aさん、あなたはその話をするべきではありません。ほら見て、私は普段あまり居眠りしませんが、今日は知らないうちに眠くなりました。おそらく師父は、私にあなたの話を聞かないよう悟りを開かせてくださったのでしょう」と言い、ちょうどその時、木造洋服たんすから音が聞こえ、B同修は「聞いて、先ほど言ったことは正しかったでしょう。このたんすの音も私に悟りを開かせるためです。普段自宅の家具から音が聞こえると何か良くない事が起きるかもしれない、何回か実際にありました」と言いました。

 その後、同修の集まりにB同修は正念を発する時、左足の指が突然大きく動き、音も聞こえました。私は「どうしたの?」と聞くと、B同修は「長い間いつもこのようです」と答え、私は「あなたは主意識を特に向上するべきです。あなたの体はあなたの主意識でコントロールし、足指の動きをやめさせるべきです」と説得しました。B同修は業力を消してくれているかもしれない、汚いものの排除だから、動いて楽になったと言いました。

 師父は『転法輪』で次のようにおっしゃいました。「人間は最も貴いもので、万物の霊長です。どうしてこんなものに支配されてよいというのでしょうか? あなたが自分の身体も放棄してしまうとは、なんと悲しいことでしょう。それらのものは人の身体に取り付くものもあれば、取り付かないものもあり、ちょっと人と距離を置いていますが、あなたを操り、支配しているのです。あなたが話したければ、すぐにぺらぺらとしゃべらせてくれます。人に移すこともでき、習いたい者が、大胆に口を開ければ、話せるようになります。実際はこの類いのしろものも、群れをなしているので、しゃべろうとすると、そこからすぐ一匹が取り付いてきて、しゃべらせてくれます。」B同修の足の指は岸に投げられた魚の尾のように上下に強く動き、発正念や座禅をするとすぐに現れました。その後、私は他のことでその地域を離れ、半年後にインターネットから彼女が連行されたことを知り、いまだに彼女は消息不明です。

 他にまだあります。ある日私は学法の時に突然身震いがして、Y同修は次元が高まっているから良いことだと言い、私はそうだと思わず、自分の執着心は何があるかを考えました。その後の学法や交流中、私は無意識にY同修がよく身震いしていることに気がつきました。一年後、Y同修も連行されました。

 ここで私は同修の欠点ばかりを指摘するではなく、さらに問題がある同修が逮捕されたことを認めているのではありません。私は常軌を逸している行為について例を挙げて説明し、また自身を徹底的に暴露し、教訓から学びます。

 常軌を逸している行為について纏めると次のようです。一、修煉者に定義や結論を下すのが好きであること。二、自分で自分を憶断すること。三、常人に対して知らずにマイナス面を重くさせるような話をすること。例えば子供は咳があると風邪だと言い、飴をよく食べると歯を蝕み、冷水を飲むとお腹が痛くなると言い、ふらふら歩いている老人に会うと寿命が尽きるかもしれないと言い出します。四、ある事件またはまだ起きていない事件に対する推測ですが、それは自我という出発点から繰り返し相手の不足を強調することが原因で見られること。去年、オリンピックが開催できるか否かについても常軌が逸しているという問題があったではないでしょうか?

 したがって、何かを考える時や何かを話す時に、その一念一念をよく濾過し、心をよく修め、口をよく修め、念をよく修め、正念を堅め、そうすれば師父の教えてくださったた通り、「心に真善忍存して、法輪大法なる、時時(つねに)心性を修すれば、圓滿(成就)して妙なること窮まり」(『洪吟』「真修」)という境地に達することができます。

 2009年5月3日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2009/1/2/192756.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/2/2/104469.html