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師父は人を救うため、私をここに遣わされた


文/河北省の大法弟子

(明慧日本)2008年11月24日午前10時、私は刑務所の中の同修に必ず会えますように、と強大な一念を発しました。身分証明書や、紹介書を持たず、名前も記さないまま、階段を上り、面会室に直接入って座り込みました。同修は私が来たのを見て、面会を要求しました。私はその同修に、「全市の大法弟子があなたと刑務所内の同修たちを思い、正念で加持しているので、怠けずに必ず最後まで修煉を貫き通さなくてはなりません」と言いました。釈迦牟尼佛が予言した、轉輪聖王が世に降りて衆生を救い済度する時に咲く優曇婆羅花(うどんげの花)が各地に咲いていることも話しました。12時になると面会時間が終わり、同修は私に「自分の状態は良い、頭も冴えているので、やってはいけないことは絶対やらないので安心して下さい」と言いました。

  刑務所から出る前に警察のデスクに真相資料を置き、ここにいるまだ真相を知らない人を救い済度したいと思いました。

  1時頃、もう一つの労働教養所に同修を見舞いに行こうと計画していました。そこは中国で最も最悪な場所で、法がこの世を正す時に、真相を知らないそこの人がどのくらい淘汰されるかと思うと、修煉者が天目を通して見た人間が淘汰される情景が私の目の前に一つ一つ表われ、非常に苦しく思いました。師父の「我世人の為に愁うるも 人己の為に憂えず」(『洪吟二』「危」)と言われた言葉に深く感動しました。こんな所で最も毒されて真相を知らない人たちを不憫に思い、救い済度したいと思いました。

  ペンを買い、白い電柱や刑務所の壁に「法輪大法は素晴らしい」と刑務所から労働教養所まで書きました。着いた時、中から数十人の警察が出てきて、走りながら「早く追って」と叫びました。彼らが慌てているのを見て何をやっているか分かりませんでしたが、後からある若い無知な女性警官が私の事を通報したと分かりました。警察が私にこれを書いたのかと質問をし、字を照合するぞというので「字の照合をしなくていいです。全部私が書きました」と答えました。この瞬間には、まったく恐怖心がなく、彼らは私に感謝するべきだと思いました。

  ある警官が「法輪大法は素晴らしい」と書くことは犯罪だと知っているかと尋ねました。憲法は信仰の自由を規定しており、保護していると知っていると私は答えました。信仰の自由を制限することこそが犯罪で、国家の憲法に反しているのです。もう1人の警官がここはどこか知っているかと尋ねました。私はもちろん知っていると答え、ここは刑務所、労働教養所で、法律を執行する場所なので、さらに法律を熟知し、法を知りながら犯してはいけない、と話しました。さらに警官は、あなたは法輪功を修煉しているかと尋ねました。私は「こんな素晴らしい功法を習わないのはおかしいですよ。私は以前、心臓病、高血圧、脳梗塞などの持病を持ち、北京まで名医を訪ね、1カ月で3万元を費やし、何一つ治りませんでした。ところが、煉功を始めて、僅か1カ月で、1銭もかけずに全部治りました。もし法輪功を修煉しなかったら、身体がいくつあっても足りません」と言いました。

  では、ここに来て何をするのかと聞かれたので、同修の見舞いに来たと答えました。「同修は失踪してもう何カ月も経ち、ここにいるのか、ちゃんと暖かい服を着ているのかを確かめに来ました。法輪功修煉者は誰のものも盗らず、真・善・忍を基準にして、規律や法律を守るよい人ばかりです。その同修はさらに良い人で、なぜ監禁されるのか分かりません」と言いました。そして「師父が私にここのあなたたちを救いに来させたのです」と話しました。彼がどうやって私たちを救うのかと聞くので、将来人間が淘汰される時「法輪大法は素晴らしい」と覚えていれば救われると話しました。

  ここまで話したら、数十人の警察が私を釈放しました。実際は彼らの背後にあった邪悪がもう解体されたからだと分かっています。そして「上の人にも言って来い」と言われたので「もちろん救いに行きますよ」と答えました。

  私はオフィスに連れて行かれました。リーダーのような人が私に「何しにここに来たのか」と聞きました。私は「人を探しに来ました」と答え、「彼女は私の親戚でも、友達でもなく、一回しか会っていませんが、何カ月も失踪し、何の連絡もなかったから、心配せずにはいられませんでした。か弱い女性が真・善・忍を信仰するだけで、犯罪だと言うのですか? 私は60歳の女で、家庭も、孫もいます。ゆっくりと穏やかな後半生を過ごせればいいと分かっていますが、自分だけゆっくり過ごすことはできません。修煉者はある道理を知っています。人間の道徳が低下すればするほど、世は滅びることになります。ただ『真・善・忍』が広がり、道徳が向上することだけが、唯一の希望で、『真・善・忍』を広げることを邪魔して、破壊する命は罪を犯し、自分を滅ぼし、最後は宇宙の法により淘汰され、命の未来を失います! これらの無知の命のため、私は苦労もいとわず、危険も恐れず、ここに『法輪大法は素晴らしい』と書き、世に迷った人たちに警鐘を鳴らし、良知を蘇らせます。善意を呼び起こし、しっかりと理性を持たせ、自ら素晴らしい未来を選べるようにやって来ました」と言いました。

  「私は修煉者が間違っていないと堂々と言えます。警察を含め、世の中の人たち皆が認める事実であるし、私たちは何でも先に他人のことを考え、社会の治安にも影響せず、人を殺し、放火することも絶対にしません。ただテレビやラジオ、新聞での中傷や虚言に対し、真相を伝え、事実を教え、大法に罪を犯さないよう、自分に素晴らしい未来を選ぶように勧めるだけで、犯罪だと言えますか? ちゃんと胸に手を当てて考えてください。少しでも正義感のある人なら、私たちの無実に声を出さずにいられますか? 少しでも善意を持っている人なら、何の反抗もしない良い人を迫害することができますか? 修煉者は修煉を通して、病気でボロボロになった体が健康になり、元気になり、本当はとても喜ばしいことではありませんか? なぜこのような良い事を破壊するのでしょうか?」

  「もし善には善の報い、悪には悪の報いがあるという道理が本当なら、後悔しませんか? 師父は弟子に心を善に向わせ、何があっても内に向けて探すように教えられました。大法弟子がやっているすべてのことは世の人のため、あなたたちのためです。陳世美は韓キ(王へんに奇)に彼の家族を殺しに行かせましたが、韓キは無実の人たちを殺さずに自害しました。法輪功は迫害されてもう10年近くになりますが、世の中の人たちもだいたい真相を知っており、黙って自分の未来に対して責任を取っています」

  「今、法律を執行している人たちは自分を救う人を迫害し、彼らの臓器さえ生きたまま収奪して販売しているにもかかわらず、少しの不安も感じていません。これは良知をどんなに失ったことでしょうか? たくさんの家族が離れ離れになり、たくさんの人たちが家に帰れずにいます。善悪に報いがなければ、乾坤は不公平です。私は、2003年に2000元を拾い、会社、検察院、教育局、警察署に届け、落とした人を見つけるように頼みましたが、5年経っても誰も見つかりませんでした。毒粉ミルクが数百万以上の乳幼児を毒害し、たくさんの乳幼児が腎臓結石に罹り、家族が悲惨に泣き叫んでも、法律を執行している人は見ないふりをしています。規律、法律を守って『真・善・忍』を基にした修煉者は無実であるにも拘らず連行されていますが、少しも反抗していません。もし全国で、是非曲直が分からず、正義と良知を失ったなら、この政党をまだ信用できますか?  冤罪の竇娥が殺され、天が怒り、3年にわたって干天になりました。今は1億以上の人が冤罪になり、その家族や、親戚がどのくらいいるのか、また今までたくさん亡くなった怨霊も加え、天は怒らなくてはいけません。こんなに多くの天災や災害があるのは人間に警告しているのではありませんか? きちんと自分の未来を考えなくてはならないと思いませんか?」と話しました。

  警察は「神を信じない。何も信じない」と言いました。私は師父に、彼の背後にある真相の理解を邪魔する邪悪を解体するよう、ご加持をお願いしました。すると、私は急に全身が冷えてしまい、めまいと吐き気を感じました。彼らは慌てて救急車を呼び、私は病院に運ばれました。医者が血圧を測ると、最高血圧は180、最低は140で、体温は測れませんでした。

  「慈悲なる師父が私にここで彼らを救うよう遣わされたので、私は入院しません。あなたたちに言わなければならないことがあります。(現場にいる病院のスタッフと警察3人に対し)将来はたくさんの悪人が淘汰されます。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と覚えると、その時に生き残ることができます。さらに、大法弟子がやっていることはすべて世の中の人を救うためで、大法弟子と会う人皆には縁があるので、大切にして下さい」と話しました。彼らは何も言わずに聞き、頭を縦に振りました。そして私を車で駅まで送り、身体をちゃんと治療するようにと言いました。私は、修煉者には病気がありませんと伝え、彼らに真相資料を渡して帰りました。

  家に帰ったら、警察は私が持って行った冬服を同修に渡してたと聞きました。師父が私にそこで毒害されていた衆生を救うように按排されたと分かっていました。

  2009年5月5日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/2/8/195079.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/2/22/105029p.html