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心性が高まった後に、法が表した威力について

(明慧日本)私は1996年から修煉を始めた大法弟子です。数年来無数の魔難に遭い、よく乗り越えた場合もあり、乗り越えられなかった場合もありました。自分の歩んできた道のりを考えて見れば、現れた関を2回ほど非常によく乗り越え、心性が向上した後に表した大法の威力を感受する事ができました。

 1回目は大法の修煉を始めた時、私は苦労を厭わず、家で何でもやりました。妻が嫌がることは全部わたしがやり、洗濯とか炊事とか、どんなことでも頼まれれば、全部やりました。その時妻と父は常にほめてくれました。しかし時間が経つと、妻は褒めてくれなくなり、あら捜しをしました。私が何かをしたら、妻はあら捜しをし、暫くすると、あら捜しばかりではなく、かんしゃくまで起こしました。その時は本当に嫌な気持ちになりました。

  ある日突然妻が怒り出しました。これはもっと心性を高める機会ではないかと悟りました。私は落ち着いて和やかな心理状態で、かんしゃくを起こしている妻に微笑みました。すると怒っていた妻は突然笑いながら私が持っていた雑巾を取って喜んで掃除をし始めました。さっきの妻とは全く別人のようでした。これは私が初めて感じた心性を高めた後の法の威力です。

 もう1回は、私と数人の同修が2000年に北京にいき、公安局に捕まりました。2人の警察官は私を3階の小さい部屋に連れていき、その中の1人の警察官が汚い言葉で罵りながら、びんたを張りました。警察官は憎憎しげに殴る身構えをしていました。私は少しも動じず、和やかで平静な心で彼らに向かって微笑んだら、状況がぱっと変わりました。さっきまでがんがん怒っていた警察官は怒らなくなり、私のところにきて穏やかに、自分達が困っていること話してくれました。

 私はその中で、大法弟子として、自分の心が動じなければ、宇宙の特性「真・善・忍」に同化する心理状態になり、慈悲で和やかで心が動じることがなければ、誰も私達を動かすことができないと悟りました。本当に師父のお言葉のとおりです。「あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙をも動かすことができることになります」(『転法輪』) しかし低次元で心が動じないことは、非常に難しいと感じました。いつも内に向かって探さず、魔難の中で問題を解決する方法を探そうとします。魔難を取り除く唯一の方法は心性を高めることであり「真・善・忍」の特性に遵って、魔難を取り除くことを忘れてしまうのです。

 私は明慧週刊で、ある同修がどう行えば正しいかについてずっと論争しているのを見ました。私は方法自体が問題ではなく、どういう心理状態で行うかがポイントだと思います。法が要求する慈悲心、和やかな心理状態、善の一面で、宇宙の特性に同化する心を持って行なうならば、すべての邪悪を片づける事が出来、法を実証して人を救うことができます。神は人の心だけを見ており、無数の神々があなたを護って下さるからです。あなたが心性を向上させることなく、常人の何かの方法で、宇宙の特性に同化しない状態で行えば、法を実証する効果に到達することができません。

 2009年5月6日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/3/200135.html