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心性を高め、家庭の関を乗り越える


文/中国大陸の大法小弟子(新しい修煉者)

(明慧日本)私は1年余り法を学んでいる子供弟子です。私の経験が家庭の関を乗り越えようとしている子供弟子にとって参考になればと思い、この文章を書きました。

 昨年の高校入試の後、私は幸運にも2人の年配の大法弟子の家を訪れました。彼らから真相を知った後、私は「三退」をし、『転法輪』をいただきました。大法の法理と師父の慈悲に私はとても感銘を受け、また、この2人の大法弟子の修煉状態も大法が正法である事を固く信じさせてくれました。私はそれから修煉の道を歩み始めました。

 当時、私の家族はまだ中共邪党に騙され、大法の真相を伝えても半信半疑で聞き入れてくれませんでした。その後、私は大法の本を読んでいるのを姉に見られ、姉は何回か私を説得しようとしましたが、効果がなかったので、母に私が法輪功を修煉している事を伝え、中共邪党の大法への誹謗中傷の話もしました。その話を聞いた家族全員は大騒ぎになり、みな私に大法を放棄するように説得してきました。私はまだ法を得たばかりですので、常人の状態で彼らに大法の真相を伝えても、信じてくれず、彼らは大法から離れる約束をさせようとしました。私はその時、自分を抑えられず、悲しみや焦りなどいろいろな気持ちが交錯し、涙があふれ出ました。両親はそんな私を見て、この子はもうおかしくなったと言い、母と姉は泣いて私に修煉しないと約束させようとしましたが、私は応じませんでした。

 多くの修煉者がこの家庭の関に遭っていると思います。こういう時は、相手を家族としてではなく、衆生の一員として、冷静に対処する事が肝心です。家族だからといって焦ったりすると逆効果になってしまいます。

 その後もテレビを見る時など、チャンスを見つけては、私は彼らにたくさんの事件の真相を伝えました。しかし、彼らは信じてくれないばかりか、嫌がったり、怒ったりしました。彼らの態度を見て、私は冷静ではいられず、いらついた態度を取ってしまい、家族は大法のことを理解できなくなり、恨むようになりました。これらは中共邪霊の仕業だと思います。 

 心が急ぐばかりで、どうしていいか分からず、とても苦しく、法を学ぶのも煉功も陰でこそこそしていたのです。佛法はもともと圓容で、修煉者は佛法を学んでいながら悪い一面の影響をもたらしてはいけないのです。師父は『転法輪』の中で、「なぜなら業力が誰かの身体に落ちていれば、その人は必ず辛い思いをするからです。これは間違いないところです」とおっしゃいました。もしも私たちが真に修煉しようとすれば、業を滅することは避けられないのです。もしかしたら、前世に借りがあったのかもしれません。修煉すると決めたからには関と難を認め、正視しなければなりません。1人の佛法修煉者として寛容で、常人と争ったりせず、言い訳もせず、耐えられればそれまでとします。この点を悟ることができたら、彼らの邪魔もそんなに大きくなくなりました。

  大法のことを言うとき、私は正面から答えるのが一番よいと思います。法を守らなければ常人の気勢が盛んになります。この無神論社会の中で、大法の理または徳について話しても、常人の大半は重視せず、理解しないのです。殺人や放火さえしなければ他は関係ない、重視すべきなのは現実の利益だけだと思うのです。私の家族もそうです。私は彼らに優しくしないといけないと気付きました。私の一番目の弟はよく私が法を学んでいると言って敵意を持ち、無視するのです。実際これは私の心性に大きく関わりを持ち、私も以前に良くない態度で彼に接したことがあるため、関係がますます悪くなりました。

  その後、私が善の心で、彼が私に悪くあたっても、笑って気に留めず、同じように話して、無視されても気に留めず、関わるべきことは関わるようにすると、時間が経つにつれて彼から私に話しかけてくるようになりました。私に気を配ってくれたり、喜んで話しかけたりするようになりました。ある時、彼は私とおしゃべりをしていて、「最近、姉さんと話していて、僕は素直になった気がする」と独り言のように言いました。佛法は圓容なのです。

 以前は私が煉功をしていると、母が泣いて私を止めようとしましたが、私は「一生やり続けるつもりよ」と言ったら、母が驚いて去って行きました。また煉功している私を見て怒っていた父に、私は「たくさんの女の子のようにまともに勉強もせず、町中うろついていたら、怒るのは当たり前だけど、私は修煉し、心性の向上を目指しているのに、どうしてやらせてくれないの?」と話したら、父も答える言葉がなく、去って行きました。

 今は私が法を学び、煉功しても、家族は見て見ぬ振りをし、邪魔をしなくなりました。そのもう一つの理由は、私が彼らに対してよく発正念をして、彼らの背後にある邪党の要素を取り除いているからです。

 子供弟子が法との機縁を大事にし、テレビやゲームの世界から離れてほしいと願っています。それらのものは、常人が自分の主意識を麻痺させ、想像と幻の中で生きるために作られたものです。私たち子供弟子は、そのようなものに妨害されないようにしましょう。

  個人の悟りで、間違っているところは同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

  2009年5月8日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/3/11/196947.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/3/22/105821.html