四川省重慶市女子労働教養所での法輪功修煉者への迫害
(明慧日本)2007年10月、私は重慶江北警察署に連行され、重慶女子労働教養所で2年の刑を科された。この2年の間に法輪功修煉者が受けた迫害を暴露する。
重慶女子労働教養所の第四大隊は「教育大隊」とも呼ばれ、法輪功修煉者を迫害するための隠れた専門大隊である。2009年1月の時点で、この大隊に不法に収容されていた修煉者は127人で、60〜70歳代の人は58人もいた。老若男女を問わず、ここに収容されるとまず1カ月の露天特訓を受けさせられる。強制的な軍隊歩行、直立姿勢、しゃがむ、正座、アヒル跳び、カエル跳びなど、軍が行なっている訓煉を早朝7時から夕方7時まで休みなしでやらされ、この時間内にはお互いに話したり、目でシグナルを送ったりすることは許されなかった。
毎晩独房に閉じ込め、警官の命令を受けた麻薬犯が強制的に「思想報告」を書かせようとした。書かなければ暴行され、寝かせてもらえなかった。修煉者の言動と態度を警官に報告しなければならなかったのである。当直していた警官は、修煉者が発正念をしていないかを確認するため、よく布団を剥っていた。毎週、数回は独房を調べられ、着ていた服まで脱がなければならなかった。法輪功の先生を誹謗中傷するビデオを見せられ、「転向」したという人の懺悔書を読み聞かされた後、「思想報告書」を提出しなければならなかった。
24時間に飲み水としてミニボトル1本分しか与えず、食事は水で煮込んだ白菜か、大根か、南瓜しかなく、しかもわずかな量しか食べさせなかった。なのに、空腹のまま毎日14時間以上にも上る労働をしなければならなかった。60歳以下の修煉者は1日に40キロの砂糖を500の小袋に入れ替えなければならず、またズボン8枚を縫製しなければならなかった。60歳以上の修煉者は25キロの砂糖を入れ替え、ズボン6枚を縫製しなければならなかった。ノルマを達成できなかった修煉者は長時間立たされた後、反省文を書かされ、中共司法局が定めた「刑務所規則第二十三項」の約4000字にも上る長文を何回も書き写さなければならなかった。酷いときは刑期を延長されることもあった。
トイレに行く時間は午前が2回、午後が2回と定められ、これ以外はどんな事情であれトイレに行かせてもらえなかった。トイレを済ませた後、手を洗ってはならないと命じられ、そのまま砂糖の入れ替え作業を行った。重慶市内にあるスーパーマーケットで販売している砂糖の多くは女子労働教養所で入れ替えたものである。時には有害物質が含まれているゴム(重慶長安工場の部品)を切断させられた。縫製したズボン、入れ替えた砂糖は脱税のため、夜中に商売人が来てこっそりと取引をした。
どんな些細なことも警官に報告しなければならなかった。例えば、水を飲む時、食事する時、トイレに行く時、寝るときなども警官に報告して許可をもらい、看守を付けてから始める。もし話す言葉が標準語でなければ、又ははっきりと話さなければ罰則を受け迫害される。残酷な迫害を受けた修煉者の多くは、貧血、脱毛、腎機能の低下、糖尿病、高血圧、心臓病、両足が痩せ細りなどの病状が現れ、70歳過ぎの王明恵さんが上の血圧が250に達したが、それでも毎日14時間強制労働させられていた。
ボウ定容さん(68)は長い迫害により肝臓癌の末期となり、このことは本人にも、家族にも知らせず、いつものように14時間の重労働を強いた。2008年8月昏睡状態に陥り、家に戻されたボウさんは12月に死亡した。
確固たる信念を持つ修煉者に対し、悪辣な警官は修煉者を独房に閉じ込め、刑期を延長した。56歳の羅明友さん、70歳の邱正書さん、56歳の黄樹華さんは本に「法輪功が素晴らしい」、「李先生は善良な方」と書いたために、警官は彼らを逆戻りした人と名づけ、独房に閉じ込め、大幅な刑期延長をした。
王柳珍さん(60)は、毎日迫害に抗議し、「法輪功が素晴らしい」、「法輪功への迫害を止めよ」、「修煉には罪が無い」と大声で叫び続けため、精神病と決め付け、精神病院へ送り迫害を続けた。
2009年5月10日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/4/25/199630.html)
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