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修煉者は環境の変化に対していかに対応すべきか


文/台湾の大法弟子

(明慧日本)この一年来、私はいつも約2ヶ月に一度休暇を取って、香港へ真相を伝えに行きました。最初に休暇を取るときは、口を開けない恥ずかしい状態だったのが、今はマネージャーが自ら私にいつ出国するのかと聞いてくる状態になりました。多くの人は不思議に思っていますが、実はすべては師父の慈悲なる按配です。その過程で、特にいかに計画を立てるか、どんな真相を伝える事をするかについて考えたことはなく、ただ条件が備わっているのであればやるべきで、できるぶんだけやるべきだと思っただけです。

 環境は整いましたが、修煉者は必ず時々刻々正念を保たないといけません。最近は新インフルエンザの問題が敏感になっていて、私は「今は香港でも感染情報が一件出ている。このような状況で香港へ行って真相を伝えると、もしかして・・・」という念が生じました。この念が生じたら、マネージャーと同僚は「最近はやはり香港に行かないほうがよい、行くとああなる、こうなる」と言ってきました。

 このようになっても、私はこの念が生じたためであると意識せず、どこでも同じく真相を伝えることができるから、台湾の観光地で真相を伝えるようにしようと思いました。そうです。どこでも真相を伝えることができるのは事実です。しかし、修煉は厳粛なことで、どんな念も動かしてはならず、ひいては執着を放下しなくてはいけません。師父は『各地説法二』「2003年カナダバンクーバー法会での説法」で次のようにおっしゃいました。「また、多くの学習者は考えの中にこの事、あの事、と多くのことを心配しています。実は考えたら既に境地を下げたのです。何も考えず、何も構わないでください。師父は慈悲深いので、必ず最もいい按配をしてあげます」

 いずれにせよ、何の心も動かしてはいけません。大法弟子はいうまでもなく必ずやるべきことをやり、社会の変化に立ち向かい、どんな人心が現れても、それを重く見ず、ひいてはその心に動かされてさらに執着してはいけません。師父は「小説『蒼宇劫』について」の中で、「皆さんに教えたいのは、皆さんは様々な困難を乗り越えてきたので、くれぐれも心が浮き草のように、風が吹くと動いてしまうようになってはいけません」とおっしゃいました。

 私の体験が同修たちの参考になることを希望します。

 不適切なところについてはご指摘をお願いします。

 2009年5月11日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/5/8/200434.html