佳木斯(チャムス)の定年退職者・宇春藍さんが受けた迫害の経緯
(明慧日本)2009年2月12日、チャムス市英俊派出所の3名の警官は、宇さんが自宅に不在であるにもかかわらず、勝手に家宅捜査を行い、法輪功に関する資料を持ち去った。以下は宇さんが共産党の役人らに迫害されたことに関する記述である。
宇さんはチャムス紡織工場の従業員だった。長年三交代の勤務をしてきたため、あまり睡眠が取れず体を壊し、ノイローゼとなり、リューマチ関節炎、鼻炎、子宮筋肉腫瘍も患っていた。腫瘍の手術を恐れ、どうすればよいのか迷っていた時に、隣の人に相談した。隣の人は「法輪功を修煉した人の色々な難病が治り、奇跡を起こしています。貴方も試してみたらどうですか」と薦められ、1997年9月から修煉を始めた。煉功を続けて行く内に病気も消え、体がとても軽く感じられ、無病状態を初めて体感したのである。法輪功の素晴らしさが分かり、再び生命を与えて下さった法輪功と李洪志先生に対し彼女は心の底から感謝した。
1999年7月20日から法輪功に対する迫害が始まり、法輪功の修煉が禁止された。宇さんは数名の同修と相談して、「人々に善を教える法輪功と善い人を目指している私達は間違っていない。このような素晴らし功法を止める理由は無い」と決意し、煉功し続けた。2000年9月末、宇さんが同修の自宅にいた所を、チャムス市英俊派出所の2名の警官に連行され、法輪功書籍、先生の写真が同時に奪われた。宇さんは留置場に20日ほど拘留され、警官は宇さんの家族から1600元を奪った後、釈放した。
2001年7月末、宇さんが同修の家で法輪功の書籍を通読していた時、警官に盗聴され、駆けつけた7人の警官に連行された。今回は610弁公室の陳万有に3000元を奪われ釈放された。
2001年11月、法輪功と李洪志先生が誹謗中傷される中で、政府に真相を伝えようとした数人の同修と一緒に北京に上京した。北京の天安門広場に着き、「 法輪大法は素晴らしい」との横断幕を掲げたところ、警官に派出所まで連行されたのである。それから尋問を受け、姓名、住所など言わなかったため、奥の部屋に入れられた。そこには各地から来た法輪功修練者が10数名いた。互いに皆励まし合っていた。
夜10時半頃、完全武装した武力警察がやってきて、皆を強制的にトラックに乗せ、数時間を走り、見知らぬ北京の郊外に止まった。皆をトラックから降ろし、皆を隔離して数名の警官が1人の修練者を囲んだ。皆がどこから来たのか、姓名などの自白を強要していた。言わない人に対しては、拷問を始めた。まず、氷水を頭の上からかけた。北京の冬の寒さはマイナス20度以下なので、着ていた服はガチガチに凍った。その辛さは耐えられるものではない。警官は宇さんを寝かせないように交代で監視し、時には長時間腰を90度に曲げさせ、時には両腕を背中に回し手錠をかけたままで、長時間吊り上げた。その痛みは言葉では表せない程だ。時には「飛行機」と呼ばれる拷問(上半身を前へ屈曲した状態で壁に強く押しつけ、両手を後ろ手にして上へ伸ばして壁に押しつけ、両足は膝を伸ばして壁に押しつける。苦痛のあまり全身から冷や汗が流れ出てくる程)を行なった。数日後、意識が朦朧とした宇さんは自分の姓名と住所を警官に言った。そして、20日間にわたり拘留された後、地元に帰された。ちょうどこの時期宇さんの娘さんがお産を迎えるので、宇さんは娘の世話をしなければならなかった。そのため、英俊派出所の警官・郭維山は北京に迎えに行った時の交通費と食事代として実際にかかった費用を遥かに越えた5000元を要求した。それを家族が支払った後、釈放された。しかし、領収書はもらえなかった。
2007年5月、宇さんが真相を伝え、同修たちと一緒に「法輪大法は素晴らしい」「共産党組織から脱退したら、平安が訪れる」と言う横断幕をかけに行ったところ、待ち伏せしていた英俊派出所の警官・杜峰らに連行された。派出所に連れて行かれた修煉者は、7人の警官に囲まれて殴る蹴るの暴行を受けた。腰が打撲し、頭部には多くの瘤ができた。そして、留置場に収容された。そこは人間地獄のようで、輸出用の爪楊枝を作らされ、完成した爪楊枝に造花を貼っていた。毎日千個のノルマが課され、達成できなければ体罰を受けた。留置場の中では全てのことにおいて修煉者を困らせ、家族が買って来た冬用の布団を使わせず、汚れた薄い布団を与えていた。食事配膳の時は故意に修煉者の名前を書き間違え、食事を修煉者に届けなかったこともある。警官は宇さんの家族から4000元奪った後、釈放した。
法輪功修煉者・崔勝雲さんは真相を伝えていた。警察、国家安全局、国家保安大隊、610弁公室などが多数の私服警官を至る所に配置し、法輪功修煉者を待ち伏せして捕らえた。ビニール袋を頭から被し、修煉者の頭を壁にぶつけた。そして、殴る蹴るの暴行を加えられ、脳震盪を起こした。それから、留置場に無理矢理収容した。収容された崔さんは、とても悲惨な状態で、ズボンは月経でびしょ濡れになり、部屋にいた刑事犯含む20名余りの人がこの状況を見て、耐え切れず、全員が涙を流したらしい。
彼女達はただ法輪功を修煉し、「真・善・忍」に基づいて行動し、善良な人を目指しただけだ。それなのに、度重なる家宅捜査を受け、連行され、私生活を妨害された。家族も精神的なショックを受け、財力にも多大な負担を強いられた。これが共産党の唱えている「協調社会」や「人権を最も大切にする」といった中国の社会の実情なのである。「真・善・忍」を信仰している人々を不法に連行し、刑を科し、労働教養を受けさせている。また、修煉者の臓器を摘出し売買したり、収容所で拷問によって殺害したりして、身体障害を負わせたりもしているのである。
2009年5月16日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/5/4/200189.html)
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