日本明慧
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いつでも「三つのこと」をやり遂げることを一番にする

(明慧日本)昨年の秋、従兄弟は県庁所在地で物件を購入し、リフォームしてから貸し出そうとしましたが、私に広告の手伝いを頼み、多量の広告を印刷して町に貼ってくれと頼みました。当時、私は非常に戸惑いました。「私にこんなに多量な広告を貼る時間なんてあるわけがない。これを全部貼るには数日はかかる」と思いました。私の中では矛盾していました。修煉者は最大限に常人の生活状態に合わせて修煉する必要があり、親戚から頼まれたことを拒否してしまえば、修煉している私と法に対して誤解を与えることも考えられます。しかし、彼の言う通りにしていたら、師父の教えである「三つのやるべきこと」を行なう時間を奪われてしまいます。一日中物件宣伝の広告のために身を削る時間が自分にはあるのだろうかと思いました。

 修煉者に起きる全てのことは偶然ではないと私は理解しています。全てのことは、自分がどのようにそれに向かい、どう処理するかにかかっています。当時、私は師父のお言葉を思い出しました。「私はあなた達に最高のものを用意しています。したがって、あなた達はそこにたどり着かないといけません!」(『2005年マンハッタン国際法会での説法』)その時は師父の法の理論理屈は分かったつもりでいても、実際の現実の中で、人心と観念で頭が一杯になってしまい、師父に対する思いや法に対する自信も揺らぎ、他人の仕事に支障が出てしまったらどうするかなどと恐れてしまいました。このようにして自分の中で矛盾が生じてしまいましたが、最後には自分の中で、私は自分がやるべき「三つのこと」をやるべきだと決めました。そして、真相資料を配ったり貼ったりしました。その時、頭に「あの物件の広告を少しでも一緒に貼ってあげたらいいのではないか」という考えが浮かびましたが、すぐにそれを否定しました。それは、大法の真相の資料と物件の広告を一緒に貼るのは法に対して失礼であると思ったからです。

 師父は私の心性が基準まで上がったのを見て、私にチャンスを与えてくださいました。ある日、友人に従兄弟の物件の広告の話をすると、友人は手伝っても良いと言ってくれました。自分がやっている仲介会社に登録してあげるというのです。しばらくすると本当にその仲介会社から電話があり、お客様が物件を見学したいというのです。それでお昼休みにその物件を案内しました。お客様は大満足してくれて、すぐにその家を借りてくれました。このチャンスを逃さず、私は仲介会社のスタッフに「三退」を勧めて成功させました。私は従兄弟の仕事も無難に手伝い、三つのこともやり遂げることができました。私は悟りました。師父を信じ、法を信じれば、師父は私たちにベストを尽くしてくださいます。全てのことは順調、完璧で秩序のあるものです。

 真相を伝えるとき、私にずっと人を分け隔てる心、不安の念があって、知り合いの人だけに真相を伝え、知らない人に伝えたくないと思っていました。私はこの欠点を克服するように努力しました。法を一緒に学んでいるグループにある同修がいて、彼は直接顔を合わせて真相を伝えることに非常に成功していました。彼は不安の念も恐れもなく、心の中ではどうやって自分がもっと大勢の民衆を救えるかということだけを考えていました。

 当時、私の家の近くで、ビルの建設工事が行われていました。そこでは、千人以上の労働者が工事現場で働いていました。特に今年の夏は暑く、大勢の労働者は外の涼しいところに出て来て休憩を取っていましたが、そこは人であふれかえっていました。その風景を見た私は、「彼らを救い真相を知らせる責任が自分にはある。彼らは中国各地から集まっているに違いないが、私の目の前にいるからには決して私と無関係、無縁とは言えない」と思いました。そこで、法を一緒に学んでいる学法グループの同修に相談し、夕食の後、彼らが休憩を取っている時間を利用して彼らに真相を伝えようと話し合いました。同修もこれに大賛成してくれて、私たちは数回真相を伝えることを試みましたが効果はとても良いものでした。しかし、自分にはどうしてもこの同修に依存する心があったことに気づきました。

 オリンピックの前に、中共のオリンピックの「聖火」がこの地域にやって来ました。邪悪な中共はオリンピックを理由にたくさんの法輪功修煉者を不法に連行し、迫害しました。例えば、私達の中の連絡役の人は外出した時に中共の悪辣な警察に拉致されました。翌日、もう一人の同修が資料を作成するために外出したところを尾行され警察に拉致されました。この事件は私達の県の修煉者に精神的に大きなプレッシャーを与えました。いつも私と一緒に真相を伝えていた同修も姿を消しました。私は彼女をいくら探しても見つかりませんでした。当時、私の手元にはたくさん真相資料が残っていたので彼女を恨みました。心の中で「一緒に真相を伝えている時は何も恐れなかったのに、本当はこんなにも怖がっていたのか。もう出てこなくなるまで怖がっていればいい」と彼女に不満を持ちました。しかし、自分自身も内に向かって自分はどうかと探してみたら、やはり自分にも恐怖心がありました。特に、同修に頼る心と邪悪に「欠点」を掴まれて迫害されることを恐れる心がありました。私は、自分のこうした問題点を発見することができて師父を信じる心と法を信じる心がまだ足りないことが分かりました。師父が傍におられ、法が心にあるから、衆生を済度することに対して邪悪も手を出せません。また、私はこれでたくさんの人心と人の観念を捨てることができました。歩きながらまるで人と散歩しているようなスピードで、真相を書いた紙を両面テープで道路傍の電柱や街路樹にたくさん貼りました。出稼ぎ労働者や地元の人たちはこの道をよく散歩するので、散歩している人に知ってもらうために同じコースを同じスピードで歩きながら貼りました。私は前に貼って行くと、後ろから散歩してくる人たちの中で縁がある人は真相を書いた紙を見つけては手に取って歩きながら読んでいました。無縁の人はただ素通りしていまたが、ただの一人も、はずして捨てた人はいませんでした。この方法は資料の節約にもなるし効果が良いと思います。これを通じて自分の恐怖心もかなりなくなりました。

 その後、ある出稼ぎ労働者の一人に「三退」を勧めると、彼はすぐ応じて脱党してくれました。彼に、友人にも勧めたらとどうですかと言って資料を渡したら喜んで受け取ってくれました。しばらくして、野菜の市場で昔、出稼ぎ労働者たちに一緒に真相を伝えていた同修と会いました。彼女にしばらくあなたの姿が見えなかったので、どうしたのかと尋ねると、彼女はどこにも行っていないずっと自宅にいましたと答えました。しかし、私は彼女の自宅に何回も行ってノックをしましたがいませんでした。それは、私に人心がたくさんあるのを師父が見て彼女と会えないようにしてくださったに違いないと思います。実際の行動の中で人心を捨てるよう、私の修煉を導いてくださった師父に感謝しています。師父は私に次から次へとチャンスを与え、私を向上させてくださっています。

 合掌

 2009年5月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/17/201066.html