日本明慧
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私たちは一体である


文/河北省の大法弟子 心蓮

(明慧日本)私は農村の大法弟子です。この数年間の修煉過程を振りかえってみると、私が歩んできた一歩一歩は師父のご加護と同修からの助けによるものだと深く感じました。私は師父のご恩と同修に対する感謝の気持ちを力にして、三つのことをしっかり行ないたいと思います。

 それは、夫が殺人の罪で逮捕された年でした。その前に、自宅にある物でお金になりそうなものはすべて夫により売り払われてしまい、さらに多くの借金も負っていました。2人の子供はまだ小さく、私は仕事もなかったため、本当に天が落ちてきたのと同じことでした。毎日どうしようもなく、涙ばかり流す日々でした。当時はちょうど冬で、寒い中、大雪も降っていましたが、家には石炭を買うお金さえありませんでした。ちょうどその時、A同修が私に、石炭を買うようにと300人民元を渡してくれました。また私に法を多く勉強するように励ましてくれました。彼は1回、また1回と我が家に来て私に法理に基づいて交流しながら切磋し、私の心の結びを解してくれました。こうして私は最も困難な時期を乗り越えることができました。

 一度病業の関に差し掛かっていた時のことでした。3日間食べることも、飲むこともできず、法の勉強もできませんでした。人心がいっぱい浮かんできて、ただ涙を流し、生きていることがあまりにも苦しく、あまりにも疲れると感じていました。けれども、またもや、慈悲なる師父の按排により、A同修は私を目覚めさせるためにやってきて、私に子供を学校に通わせる費用と家族の生活費を稼ぐために、私に小さな商売をするようにとアドバイスをして、資金も提供してくれました。こうして私は生き続けることができました。

  後になって、借りたお金を彼に返そうとしましたが、彼は要らないと言ってくれました。私が「それではいけません。今は私もお金があるのです。あなたが助けてくれなかったら、私は今日まで歩んで来ることが出来ませんでした」というと、彼はすべてのことは、師父がやっておられるのだと言いました。またあなたが法理に則って向上してきたのを見て自分も嬉しいと言いました。そのあと、私は借りた二倍のお金を真相資料の作成に使いました。これらを思い出すたびに、私は涙がぽろぽろと流れ、師父と同修に対する感謝で胸がいっぱいになり、正念を持つようになり、修め続ける大きな勇気をもらいました。

 A同修と絶えず法理を切磋するにしたがって、私は怖がる心がなくなり、人間のものもだんだん少なくなりました。資料を作るにしてもどんどん勇気が出て、資料の作成規模はどんどん大きくなりました。ある日妹が我が家に来ていましたが、夜になっても帰らなかったのです。ちょうどその夜に同修が1人強制連行されました。私は同修を救援するために真相を伝える仕事をするために出かけようとして、妹に「私を手伝って自宅で発正念して! 私はすぐ戻ってくるから」と伝えましたが、彼女は私と一緒に出かけました。そして、私たち2人は小麦粉で作ったのりと邪悪を暴露する資料、同修を救う内容、「蔵字石」などの書かれた真相資料を持って出掛け、歩きながら真相資料を貼りました。

  派出所の付近まで歩いたとき、妹に発正念を頼み、私は自分1人で真相資料を貼りに行きました。派出所は大通りの側にあり、路上では車両が絶えず通っていましたが、私は恐れず、心を鎮めて、糊を塗ってから、資料を貼りました。妹は私が1人で糊を塗ったり、資料を貼ったりしている様子を見ると、急いで寄って来て手伝ってくれました。貼り終わって、妹は「姉さんは本当に勇気がありますね。私は初めて来て、姉さんに面倒だけかけましたね。最初は少し怖かったのですが、実は怖がることはないんだね」と言いました。

  通りかかる車両のライトの光が「真善忍はすばらしい」と書いた真相資料を照らしているのを見て、妹は本当にすばらしいと感じ、本当に心地よくなったと、言いました。実は妹は、この数年間、私が真相を伝えることをするときは、いつも派出所に貼っていたことを知らなかったのです。こうして妹は大法の威力を体験し、正念も強くなりました。

 師父が経文で真相紙幣について説法された日から、私は商売をする中で、20元、10元、5元、1元、50分の紙幣にすべて短い真相メッセージを書きました。最初は手で書きましたが、後になって、同修の助けの下で、印刷しました。私たちの真相紙幣はますます精密になりました。市場で品物を仕入れるとき、多くて1千元を使うことができました。支払いはすべて真相紙幣を使いました。心が正しければ、仕入れの品物を提供してくれる人も拒否しないばかりか、私にもっと多くほしいと言いました。私が商売をしている市場には100枚の1元の真相紙幣を両替したくて訪れる人もいます。彼らはこれらの紙幣を使うと商売が良くなり、順調に進むと言いました。私はこれで真相を知って貰うことが出来てうれしく思います。

 最近私たちのこの地区での協調はあまりよくできておらず、一部の同修はまるで分派を作ろうとしているかのように、一緒に一部の同修の足りないところについて議論し、一部の同修はこれらのことを耳にすると法理に基づいて認識せず、それをまた伝え回し、ひいては一部の同修はその同修と面識がないのに、同じように伝え回していました。

 これらの状況を目にして、私は文章を書いて、自分の体験を語ろうと思いました。たとえば、最初私を手伝ってくれたA同修は、一部の弟子たちにスパイと言われており、私に彼と接触しないようにと言う同修もいました。また彼が邪な悟りをしていると言い、彼は同修らが集めてきた真相作成用のお金を勝手に使っているなどという人もいました。私が把握した事実はそうではなかったのです。A同修が私に石炭を買うようにと300元を渡してくれた時、彼はちょうど放浪生活をしていて、あまりお金を持っていませんでした。彼はほかの同修と交流し、皆から300元を集めて、私に渡してくれました。また、彼が私に品物の仕入れのお金を渡すとき、彼はすでに正念で難関を突破し、彼はもう会社に戻って正常な仕事をしていたのです。その金は彼の給料でした。

 私は周りで発生したこれらのことから、すべてのことは法理に基づいて認識しなければならず、常人のように風が吹いてきたら雨が降ると考えてはならず、真実に基づいて分析すべきであり、また師父の言われたように「一修煉者に過ちがないということが、どうしてありうるでしょうか?」(『精進要旨』「いかに輔導するか」)、「相手の良いところを多く見て、良くないところをあまり見ないほうが良いのです」(『二〇〇三年旧正月十五日の説法』) どうして同修の問題をひとつ掴んだら、手放さないのでしょうか? 最近私たちの地区ではそういうことが相次いで発生しました。一つのとても大きな原因として、私たちが一体をなすことができず、漏れがあり、それによって、邪悪に隙に乗じられたのです。私が同修らに伝えたいのは、私たちは邪悪の喜ぶことをしてはならず、なにかにぶつかったら、自分を探し、自分を修め、人為的に間隔を作らなければ、私たち全体の力はもっと大きくなると言うことです。

 不適切なところについては、同修らの慈悲なる叱正を願います。

  2009年5月20日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/4/4/198313.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/5/8/107137.html