■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/05/30/mh311413.html 



獄中で法を得た1人の修煉者の体得(一)

文/大陸の大法弟子 精進

(明慧日本)私はおよそ9年前に、ある特殊な環境、獄中で法輪功に出会いました。小さい頃の私は身体が弱かったのですが、家庭を支えるために、10代から裁縫を習い始め、努力して一歩一歩着実にしっかりと歩んできました。それから会社を創立し、仕事をすればするほど大きくなったのでした。私は数年、法人代表を担当しましたが、学校教育をあまり受けていなかった私は、法律に関してはずっと意識しておらず、後に他の人に陥れられ、裁判にまで発展し、10年の懲役を言い渡されました。

  初めて留置場に入った時、なかなか心が静まらず、現実に直面することができませんでした。悲観、絶望と憤慨の毎日で、心の中は不満でいっぱいでした。そのため留置場の医者からもらった睡眠薬を収集し始めました。留置場に来てから3カ月ほど経ったある日の夜、私は心臓病が突然再発して、警官に病院に連れて行って検査してもらうよう願い出ましたが、警官は態度が極めて悪く、拒否しました。私は悲しみと憤りで失意のどん底に陥りました。そしてこっそりと一つかみの睡眠薬を飲み込み、自殺を図りました。ところが翌朝目が覚めましたが、身体は何の異常もありませんでした。

  私はとても不思議に思い、心の中は、誰かが私を救ってくれたのではないかと思いました。私は後にこの事を1人の修煉者に話したところ(当時留置場の中で多くの修煉者を不法に拘禁していた)、その修煉者は大法の師父が救ってくださったのだと言いました。「すべての修煉者は師父の法身が守ってくださっています。私たちの師父は人を救い済度するために来られました。人は殺生してはならず、自殺することもできないと教えられました。あなたが困難に陥ったことを見て、あなたを救ってくださったのではありませんか」 私はそれを聞いて直ちに分かりました。多くの常人は私を害し、私を死ぬまで痛めつけましたが、神は私を救っておられます。それで私は、余生は師父について行き、法を学び修煉することに専念したいと思いました。(それまでの数カ月間、同じ監禁室の修煉者はずっと私に法を伝えていましたが、私は今になってやっと本当に悟りました)

  その後、その修煉者は私に『洪吟』とその他の経文を暗記することを教えました。私は覚えることができないと心配すると、その修煉者は私に、「あなたが覚えたければ、師父がそのようにさせるのです」と教えました。私は毎日『洪吟』の中の詩を学んで、学んだものをすべて覚えたのです。

  およそ半月学んだある日、昼寝をする時身体はとても寒く、掛け布団を被っても依然として治まりませんでした。古い修煉者は私に、これは業力の消去で、良い事だから恐れる必要はないと教えてくれました。私はそれを聞いて恐れなくなりました。それから座禅の練習で、私は腰を下ろして手を出したところ、自分の手がほかほかすることに気づきました。そして身体に回転するものがあって、しばらくすると足がなくなったような気がして、手もなくなり、身体もなくなって、身体はとても軽く漂い上がり、私は自分の手が結印して座禅していることだけを知っていました。突然私は外の光景が見え、山河の景色が見え、一面の雲が見えました。その時私は、まるで空中に漂っているような気分で、自分は未だ監禁室にいるのかと思い、目を開いたとたん、それらの光景は突然消えました。私は他の修煉者にこの事を訊きました。そして自分の天目が開いたことが分かりました。それ以来、私は毎日のように煉功して法を学び、古い修煉者が暗記した師父の法を耳にしました。私はこのような特殊な環境の中で法を得て、師父の本を読んだことがなく、留置場に入った修煉者から法を聞くしか方法がなく、彼らが暗記したものにならって、私も努めて暗記するようにしました。

  修煉する前は全身病気だらけで、たとえば脳梗塞、心臓病、高血圧など、それに交通事故による腰椎骨折のため、腰痛が後遺症になり、顔はまたとても多くの黒斑が出ていて、毎日多くの薬を飲まなければなりませんでした。煉功して間もなく、身体が比類のない心地良さと楽になったことを感じ、顔の黒斑も次第に消えていきました。以来、二度と薬を飲んだことがありませんでした。

  2カ月後のある日、留置場の責任者は私を呼んで、私に煉功をやめるように圧力を加えました。さもなければ刑を加算すると脅しました。私は、私の常人の生命はすでに死んでいて、大法の師父が私を救って下さったため、私は師父について行かなければならず、あなたたちが刑を加算するなら加算しても結構です。私は恐れていないと返答しました。それ以来、私はさらに邁進して学法、煉功し、新しく入った人にも法を広めるようになりました。

  それから間もなく、師父は私が本を読んだことがないことを見て、私の天目を開いてくださり、天目の中で大法書籍の内容を見せてくださいました。またその他の空間、地下、海底の多くの物を、私はすべて見ました。これは私にいっそう法を学ぶ自信をつけたのです。警官から何度も迫害の圧力をかけられた下で、私は相変わらず大法を堅く信じ、動揺せず、ずっと堅持して来ました。

  それから刑務所に転送されました。そこの環境は煉功することができませんでしたが、私は緩むことなく法を学び、働きながら経文を暗記し、自分の心性を修め、更に絶え間なく、みんなに法を広めました。私の労働能力が比較的に高く、また自分が修煉者であることもあって、至る所で大法の法理を自分に厳しく要求して、何かをする時は自ら手本を示して、どんな事が起きても私はすべて自分に原因を探しました。他のルームメイトとの間も比較的睦まじくなり、みんなに法を広めるのに大きなプラスとなりました。

 (続く)

  2009年5月30日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/5/27/201687.html

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