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法輪功修煉者・謝徳清さん、四川省成都法制教育センターで殺害される(写真)

(明慧日本)四川省成都測量設計院水利科学研究所を退職したエンジニアで、法輪功修煉者の謝徳清さんは中共の悪辣な警官に不法に連行され、四川省成都法制教育センターに入れられた。一ヶ月あまりの間ずっと迫害を受け、骨と皮だけになり重体に陥った。水を飲むのも苦しく、心臓がつかまれたように痛み、自宅に戻ってからわずか四日後の2009年5月27日にこの世を去った。妻の余勤芳さんはいまだにこの人間地獄である「四川省成都法制教育センター」に監禁され、引き続き迫害されている。
連行される前の謝徳清さん、余勤芳さん夫妻


 一、再び連行され迫害を受ける

 謝徳清さん(69歳男性)は成都市清江東路188号在住。成都測量設計院水利科学研究所退職のエンジニア。妻の余勤芳さんは今年67歳、同じく成都測量設計院水利科学研究所の退職職員である。謝さん夫妻は1996年から法輪功の「真・善・忍」に従い心と体の修煉を続けていた。全身の病が跡形もなく消えて心身共に健康な人に生まれ変わった。実際に、修煉してからは職場の多額の医療費を節約できた。

迫害された謝徳清さんは、水も飲めないほど苦しんだ

謝徳清さんは迫害され心臓がつかまれたように痛み、非常に苦しい様子で寝込み、自力で体の向きを変えることすらできない
謝徳清さんは迫害され心臓がつかまれたように痛み、非常に苦しい様子で寝込み、自力で体の向きを変えることすらできない

 2009年4月29日午前11時、謝徳清さんは成都市高新区裁判所の近くで、成都測量設計院水利科学研究所の警備室の方国富らに、不法に連行された。方国富らは府南町内会、府南公安出張所と結託していた。当時、この裁判所では重慶の法輪功修煉者・陳昌元さんに対して不法に裁判を行っていた。謝徳清さんの妻の余勤芳さんも同時に連行された。謝徳清さんはいわゆる四川省成都法制教育センター(すなわち新津洗脳班)に移送され、迫害を受けた。

 四川省成都法制教育センターにわずか20日間拘禁されただけで、とても元気だった謝徳清さんは骨と皮ばかりの姿に変わっていた。いわゆる「監管人員」の殷得財、包小牧、王洪強らは、外部からは想像もつかないほど謝さんを苦しめ、毒薬、毒水を使って謝徳清さんに毒を飲ませて迫害した。責任を問われることを避けるため5月23日夜、洗脳班は方国富らを唆して謝徳清さんを洗脳班から自宅に移し、放置した。

 自宅に帰った謝徳清さんは意識がもうろうとしていたが、時々意識が戻ったりしていた。少し意識が戻ると心臓の痛みで耐えられなかった。結局、5月27日の夜10時15分、迫害により謝さんはこの世を去った。

 現在、謝さんの遺体はまだ家に放置されたままである。自宅付近に数台の公安と610弁公室の車が24時間待機して、私服警察がそこに出入りする人や車を止めて質問したりして調査し、監視を続けている。世間に死因の真相が漏れることを怖がっている。

 二、十年間ずっと迫害を受け続け、一家離散し路頭に迷った

 1999年7.20に法輪功が江沢民集団に不法に迫害されてから、謝徳清さん夫妻は「真善忍」の信念を曲げることなく堅持し続けたため、成都市青羊区公安局、府南町内会、府南公安出張所、成都測量設計院、水利研究所、及び住民委員会の監視、尾行、家宅捜査、罰金、洗脳、拘束、虐待を受けてきた。

 2005年9月19日、成都市府南町内会610弁公室リーダーの尹雲は突然、謝徳清さんに電話をかけ、息子に仕事を紹介すると騙して、翌日、謝さん夫妻に事務所に来て欲しいと話した。謝さんは尹雲に真相を伝え、このように自分の良心に背き、良い人に被害を与える仕事を止めるべきだと言うために事務所を訪れた。しかし、事務所に着いたら大勢の警官と私服警官が待っていた。事務所に入るとすぐそのまま連行され、成都市新津洗脳班に護送され、死に至るまで迫害された。

 妻の余勤芳さんは実家に帰っていたため今回の連行は免れた。しかし、自宅に帰れず路頭に迷い、行く場所を失い、生活は窮地に追い込まれた。

 息子の妻の張紅さんは国安のスパイに尾行され、監視され、脅迫されて間もないうちに、精神的にショックを受けてこの世を去った。こうして、円満で幸せだった家族が中共の迫害によって一家離散した。息子の妻が亡くなった後も、洗脳班は謝徳清さんを実家に行かせなかった。謝さんが重体に陥って自宅に放置された時も、妻の余勤芳さんを釈放することなく同じ洗脳班に監禁し、迫害を続けている。また、職場も2009年3月から退職金を払っていなかった。

 三、法輪功修煉者を迫害している黒幕の「闇の組織」

 1、成都測量設計院の悪辣な人間は法輪功の迫害に走った

 2009年4月29日、法輪功修煉者の陳昌元さんは、成都市高新区中共の裁判所で不法法廷に追い詰められた。謝さん夫妻は傍聴のために裁判所に向かっていた。悪辣な中共は傍聴も許さず、すべて不法に裁判を操作している。また、法廷外で傍聴に来る法輪功修煉者たちを拉致している。その一人に謝さん夫妻が入っていた。

 情報によると、2009年4月29日午前、成都測量設計院、研究所の警備室の方国富らは府南町内会、出張所と結託し、謝徳清さん夫妻を騙して連行し、洗脳班に移送し迫害して殺害した。

 長期に渡って、水力電力設計院(水電院)、成都測量設計院の党委員会(書記と副書記)、組織部(部長)、保衛所(警備室)、及び退職管理事務室などは中共の悪辣な政策の是非を問わず、利益のために江沢民集団に加盟し、法輪功への迫害に走ってさまざまな偽の罪を作った。例えば、水電院の職員である法輪功修煉者・朱学智さんは、打たれて大怪我を負わされ、その後、五馬坪刑務所に移送され不法に懲役5年を言い渡された。給料を奪い取っていまだに払っていない(明慧ネットで報道された)。

 その他の修煉者もさまざまな迫害に遭っている。行動を制限され、家族も監視されたり、尾行されて大きなプレッシャーを受けている。水電院の党委員会は不法に個人の電話を盗聴したり、自宅に不法に侵入したりしている。職員住宅内を厳密に監視続け、監視カメラを敷地内の至る所に設置した。

 謝徳清さん夫妻が不法に連行されたことを聞いた水電院、測量設計院の書記は興奮を抑えきれず「良かった!良かった!」と叫んだという。

 2、邪悪の巣「四川省成都法制教育センター」は人間地獄

 この「四川省成都法制教育センター」はわずか20日で元気な謝徳清さんを死に至るまで迫害した。この「四川省成都法制教育中心」は成都市新津県花橋鎮蔡湾に位置し、法輪功修煉者を迫害するために500万元以上かけてリフォームした。元某空軍部隊研究基地を改造して、洗脳基地として建設した。ここで、法輪功修煉者に対してさまざまな拷問と虐待を繰り返し、数え切れない冤罪を生み出している。例えば、連行する、詐欺をしてお金を騙し取る、精神的・肉体的な虐待、精神を猛烈に刺激し、中枢神経を破壊する薬を注射する、食べ物・飲み物に不明な薬物を混ぜる、食料を喉から胃に至るまで強制的に注入する(灌食)、家財を騙し取り、嫌がらせし、脅迫する等々すべての悪質な手段を使い尽した。上記の迫害に遭った法輪功修煉者たちは精神状態が崩壊し、体が不自由になったり、病気になったり、意識がもうろうとしたり、死亡したりしている。しかし、このように公で組織的に人殺しをしている人が、中共の法律では責任を問われないのである。

 新津洗脳班で迫害され死亡した修煉者には、成都市双流県の鄧淑芬さん(70)、李小文さん(67歳女性)、成都市新都区の劉生緑さん(53歳女性)がいる。迫害を受けて精神が崩壊した人には祝霞さん、劉英さん、譚紹蘭さん、及び統計できていない人もたくさんいる。内部資料によれば千人以上の法輪功修煉者がここで迫害に遭ったという。

 3、成都市府南区の悪辣な人が警察と結託

 府南公安出張所と町内会は結託して法輪功修煉者を迫害している。長期に渡って、法輪功修煉者たちを尾行し、脅迫、監視、連行、労働教養してきた。正当な給料を没収し収入源を切っていた。元職場と結託をして退職者たちの給料を没収している。ここで迫害され死亡した人に黄敏さんがいる。謝徳清さん夫妻もここで迫害を受け、殺害された。

 4、黒幕

 2009年5月23日、危篤状態に陥って意識がもうろうとしている謝徳清さんを自宅に放置した人達は方国富のほか、政法委(610弁公室)の人がいる。成都市公安局国保大隊610弁公室の人が関わっていたとみられている。

この成都市公安局国保大隊610弁公室は1999年7.20から10年に渡って、密かに法輪功への迫害を計画し組織的に迫害を実行してきたとみられている。彼らは成都市内だけではなく、成都市郊外、及び四川省全域の法輪功修煉者に対して監視、尾行、連行、迫害、殺害したとみられている。

 (注:法輪功修煉者を迫害する主な容疑者らの情報は、中国語ページを参照)

 2009年6月1日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/30/201910.html