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法の中に溶け込み、慈悲と正念を持って人を救う(一)

(明慧日本)十数年にわたる修煉の中で、私は大法の神聖、奇跡を多く実感し、それによって難関を乗り越え、次元を高めることができました。私はいくつかのストーリーを挙げて、同修と交流したいと思います。間違ったところあれば、ぜひご指摘ください。

 一、人の考えを突破し、修煉者としての視点で問題を見る

 私は1996年に大法を修煉し始めました。おじさん(夫の父)は大法を修煉することにあまり賛成していませんでした。1999年7.20以降、中共のテレビに騙され、また、私と夫は2回北京へ陳情に行ったため、警察に連行されたり、家宅捜査されたり、財産やお金をゆすり取られたりしたため、おじさんは当局に脅され、騙され、大法をさらに認めませんでした。誰かが法輪功に言及すると、夫の父は恨み骨髄に達するほど大法や師父を罵ったのです。さらに外では、私と夫がこれもだめ、あれもだめなどと多くの噂を流し、ひいては派出所に行って警察を呼んできて私達を連行させようとしました。おじさんは、私夫婦が家にいない間に、ラジカセ、大法の書籍、録音テープなどを警察に渡してしまいました。

 彼に大法を認めさせるために、私たち夫婦は人間の方法を考え尽くし、何とかして彼を幸せにさせようとしました。我が家の経済は豊かではありませんが、しかし、彼が食べたいものなら何でも買い、私たち夫婦は必ず彼を満足させました。たとえお金を借りても、常に彼に関心を寄せ、面倒を見て、暖かい服を着させ、いっぱいご飯を食べさせ、なるべく細かい所まで行き届くようにしました。このようにしてこそ善良で、彼を感化することができると思い込んでしまいました。しかし、このようにすればするほど、「軽蔑され、虐げられた」と見なされ、もっと反発しました。

 私たち夫婦はずっと彼に真相を伝え、正念を発していましたが効果がありませんでした。彼は昼も夜もずっと私たち夫婦を監視し、妨害しました。私達は彼に対してがっかりし、彼は旧勢力が按配したもので大法を破壊しにきたものだと思い、彼を排斥し、否定しようとしました。結局、家の中で別々に生活し、おじさんは単独になって生活し始めました。

 「佛家の言う衆生済度の意味は、あなたを常人といういちばん苦しい状態から高い次元へ導き、永遠に苦しみから解放し、解脱させることです。 衆生済度とはこういうことを意味しているのです。 釈迦牟尼は涅槃の彼岸を説いたではありませんか?それが彼の衆生済度の本当の意味です。 もし、常人社会で幸せに暮らし、金貨で寝床を作れるほどお金があり余って、なんの苦しみもなければ、神仙になれと言っても嫌だと言うにきまっています。 修煉者となれば、あなたの人生の道を変えてあげてもよいし、修煉でしか変えられません」(『転法輪』)

 師父の法理は私を啓発しました。これまで渡しはずっと常人のやり方で彼に対処し、これは情に対する執着だと分かりました。愛は情であり、恨みも情であり、彼に人間社会で楽な生活をさせてこそ業力が大きくなり、救うのがますます難しくなります。本当の善は、人に大法を得させ、これこそ生命の永遠の済度であり、根本的な問題を解決することです。

 自分の不足を認識し、考え直し、情を取り除き、修煉者としての視点で問題を見直し、正念を発しました。また彼に真相を説明し、責めることや文句を言うことなどをやめ、彼を本当の衆生をとして見なし、和やかな心境で慈悲を持つことで、状況は一変しました。おじさんは変わり始めました。真相を受け入れることができ、大法も修煉し始めました。現在、彼は周りの人々に真相を伝えています。観念を突破し、修煉者の視点で問題を見れば、難関を乗り越えられるのです。

 二、師や法を信じ、どんなことも良いこととみなす

 2007年末、法を実証することに忙しくて法の勉強は疎かにしたため、旧勢力に隙間に突っ込まれてしまい、夫はトラックに足の指を4本切られました。運転手はタクシーを呼び、夫を病院に運ぼうとしました。衆生を済度する最中にこんなことが起きて、旧勢力の邪魔ではないかと私は思い、正念をすぐに発し、それと同時に、夫と共に法を暗唱し、思い出せる部分を全部暗唱しました。

 大法の力を受け、夫は正念が生じました。「病院に行けば、旧勢力を認めることになるではないか。衆生を救い済度する使命を果たせなくなり、多くの衆生がチャンスを失うかもしれません。1人の生命を失うなら、1つの天体を失うと同じです。『私たちは旧勢力そのものが現れたこと、それらが按配した全てまで否定しており、旧勢力の存在自体を認めていないのです。私たちは根本から旧勢力の全てを否定しています』(『2004年シカゴ法会での説法』)」と、夫は考えました。

 すると、夫は病院に行くことなく、師父が按配された道を選びました。トラックの運転手は、村の幹部、ヤクザ、親戚を呼んで来て、何とかして夫を病院に行かせようとしました。しかし、私達の正念と善に感化されました。彼らは大法の奇跡を目にしました。夫の足は医者の処置を受けないまま、ただ少しの血を流し、少しの痛みが走っただけで、腫れずに済みました。その後、運転手は5万元を渡そうとしてきましたが、私達は受け取りませんでした。

 それと同時に、私たち夫婦は学法を強化し、正念を強め、内に向かって探しました。なぜ、こんな大きな漏れが出てきて、邪悪に隙に乗じられたのでしょうか。『円満成就に向かって』と照らし合わせながら、自分の根本的な執着を探しました。当初は、病気があり、経済が厳しくなり、貧乏な生活を送っていましたので、大法の修煉を通じて、早く健康になり、多く稼ぎ、豊かな生活を目指していました。このような考えは、人間の幸せを追求することではないでしょうか。このような考えは修煉の基準に達していません。師父の法の要求まで遥かに遠いのです。したがって、執着を取り除き、次元を高めようと決心しました。こうして、夫の足も早速良くなりました。

 大法のご加護のおかげで、旧勢力の妨害は思い通りにならず、かえって大法は広まりました。人々も大法の奇跡を目にし、「三退」や大法のお守りを求める人が後を絶たないのです。

 (続く)

 2009年6月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/5/25/201583.html