■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/06/01/mh020421.html 



自分の修煉を大切にする

文/安徽省の大法弟子

(明慧日本)「人の世は渾々として,珠目相混ず。如来あって世に下りなば必ずや悄然たらん」(『精進要旨』「悟)」) 輪廻している世の人々は、とても厚い塵・埃の中に埋められているように、本当の自分が見えないのです。この世にいる人々は、たとえ頭を振り絞って考え、仮に自分が欲しいものすべてを得られたとしても、死ぬとみんな同じように塵・埃に帰ってしまうのです! 本当に人は安心することができません。偉大な師父は宇宙の大法を携えてこの世に下りられました。私は「神様、大法を修めるため、私はこの世にきたのです。師父は私を救い済度にいらっしゃったのです!」と突然目覚めました。

 私は、子供のころ、苦しい時、「私を守ってくれる神様がおられたらいいな、もし私が自分の世界を持っていたらいいな」と空想していました。成長するにつれ、世の中は混沌とし、世の人々は冷ややかで、人々はますます貪欲になり、手段を選ばなくなっていると感じるようになりました。ある日、私は、執着心を放下することを試してみました。そうすると、体が軽くなり、視野が広がり、心も穏やかになりました。それからは、私は自分がいくら損をしても、人に譲るようになり、自分は後悔しても人を傷つけないようにしました。それにしても、ある日、突然内外から私を困らせることばかり起きて、私はその苦痛に耐え難く、死ぬほど苦しくなりました。「死んでもいいや、生きていて意味があるのか? 私は間違っていない、本当に間違っていない。なぜ、こんなことになったのか? なぜ・・・」と私は悲しくなり、心から叫びました。

  ちょうどその時、法輪大法の法理が清らかな泉のように、私の心に注ぎ込まれてきました。「なぜ、苦しみを感じたのか? それは、放下していない、放下できないからだ」と私は認識するようになりました。師父は「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」(『転法輪』)とおしゃいました。「人間は膨大な執着心と業力まみれの体をもっているので、苦しみがないわけがない」と私は思いました。

 私が修煉を始めてから12年間が経過し、風雨の中、薄運も、生と死にも遭遇しましたが、当初の焦り、不安、心配、恨みなどはなくなりました。毎回の関を乗り越えることは、本当に骨を削り取られるような痛みがありました。しかし、これによって心性を高めることができ、宝物を手に入れたかのように感じました。師父は「その博大で奥深い内涵は、修煉者だけが、真に修める異なる次元の中で体験して悟ることができ、目の前に現れてくるもので、そうして初めて真に法とは何かがわかるのです」(『精進要旨』「博大」) 私は「修煉者は法の中にいなければ、修煉しているとは言えない。法に熔けこんで本当の修煉と言えるのだ」と悟りました。

  当初、私は、体が業力と情欲に包まれ、どこへ行ってもその悪いものがついてきました。慈悲なる師父は、私を劣等感の中から引き出してくださり、背負っている荷物を一つ一つ下ろし、執着心も取り除いてくださいました。これぞまさしく「佛の洪恩」です。なぜ、以前は苦痛を感じたかというと、決して私は放下したくなく、仮に苦痛に堪えがたくても放すことを惜しんでいたからです! 今振り返ってみると、その執着心はなんでもないものでした。放下すれば、楽になり、修煉も難しくないと感じるようになりました。師父はおっしゃいました。「心の中で放下できないものを天国へ持っていくことはできるでしょうか?」(『精進要旨』「真修」)自由自在とは何か、常人の心の束縛がなくなると自由自在なのではありませんか! 一定の境地に達して過去のことを振り返ってみた時、感じた苦痛はなんでもなかったのではありませんか? 死ぬほど騒いだものは何だったのでしょうか? 本当に愚かでした! 

  修煉者として、自分で法輪大法を選んだからには、当然、確固として修煉の道を歩み続けるべきです。自分で自分の修煉の責任を負うべきです。引き受けるべきものは勇敢に引き受け、修煉の道にある関に勇敢に直面すべきです。執着心を放下すれば苦しみを感じなくなり、放下しなければ苦しいのです! 自力で地面に立てないほど苦しくなります。それは自分の執着心によるものに違いないのです。もしも執着心を放下できなければ、間違いなく出て来られなくなり、その中に埋められたままになるかもしれません。修煉者として、自分の根元が分からなければ、厄介なことになるでしょう。

  大法を大切に、慈悲なる師父の救い済度を大切に、自分の修煉を大切に、容易に得られない万古の機縁を大切にしてください。

  2009年6月1日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/17/201063.html

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