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吉林省公主嶺刑務所:張輝さんは迫害されて死亡した

(明慧日本)吉林省安図県の法輪功修煉者・張輝さん(30)が、吉林省公主嶺刑務所で迫害されて死亡した。2009年4月、医師が解剖した結果、張さんの胃は全部黒くなっていて、治療方法はないということが分かった。最終的に張さんは迫害を受けて、30歳の若さでこの世を去った。

  殺人を犯した刑務所は事件の真相を隠すために、張さんが迫害されて死亡した情報を厳密に封鎖した。張さんは公主嶺刑務所に長期に亘って虐待を受け、内臓に大きいダメージを受けていた。刑務所は治療しないまま放置し、治療のために保釈することも許さなかった。医者から治療しても助からないだろうという診断が出てから、やっと、張さんの叔母との面会を許可した。

  張さんの母親・高志敏さんは、かつて数回留置場や、労働教養所に監禁され、非人道的な虐待を受けるなどの、酷い迫害を受けている。公主嶺刑務所に監禁されている息子と会うために、母親は数回刑務所を訪れたが、親子を会わせなかった。理由は610弁公室の紹介状がなかったからだという。高さんは2006年の秋、脳出血でこの世を去った。

  張さんの実家は吉林省安図県明月鎮である。張さんの母親は法輪功の修煉を始めるまでは薬に頼って生きていた。夜も痛みで安らかに眠った日はなかったという。しかし、法輪功を修煉してから身体は完全に回復し元気になった。

  張さんは身長172センチ、体重70キロの標準体型で非常に元気な人だった。2004年5月26日の夜、張さんは延吉市依蘭公安出張所、及び国保大隊によって連行された。そして不法に懲役8年を下され、その後、公主嶺刑務所に護送され監禁された。

  公主嶺刑務所は重刑犯を扱うところだった。普通は懲役10年以上の重刑犯がここに入れられる。現在、ここは吉林省の法輪功修煉者を迫害する「基地」になっている。ここで修煉者に対して暴行を加えたり、高電圧のスタンガンで攻撃したり、集団で暴力を加えたり、狭い牢屋に入れたりなどの拷問を強制する。「真・善・忍」を信奉している人たちをターゲットにした残虐な迫害が日常的にここで行われている。公主嶺刑務所は不法な収入を得るために、法輪功修煉者に過酷な労働を強制して毎日十数時間も働かせる。奴隷扱いに抗議した法輪功修煉者たちは拷問を受けて迫害される。第三刑務区で、張さんはこうした不法な奴隷扱いや過酷な労働、及び不公平な待遇に抗議をした。すると、刑務所の警官・劉海洋から暴行を受けた。第三刑務区教導員・王吉慶は、張さんを狭い牢屋に入れて迫害した。

  公主嶺刑務所は、長期に亘ってここに監禁されている法輪功修煉者達を、様々な手段で拷問や虐待を繰り返し今でも迫害が続いている。延辺自治区龍井の法輪功修煉者・金泰俊さんは、2009年4月に迫害を受けて身体が腐り始めた。骨が露出し、危篤状態に陥ってから病院に搬送された。

  (注:法輪功修煉者を迫害する主な責任者らの情報は、中国語ページを参照)

  2009年6月4日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/31/201949.html