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黒龍江鴨東県:王学世さんは、不法に9年の禁錮刑を受けた

(明慧日本)黒龍江鴨東県に住む法輪功修煉者・王学世さんは、中国共産党の迫害によって9年間の禁錮刑を受けた。しかし、刑期を終えて家に戻ってからも、毎日のように地元の警官から嫌がらせをされた。2009年4月24日、王さんの家に突然警官が押し入ってきて、自身の行方を聴取され、行動を制限するような脅迫もされた。

王学世さんは40歳代の男性で、性格が優しく、素直な人である。1998年から法輪功の修煉を始め、自分を「真・善・忍」に基づいて修めており、彼の家族も法輪功を支持している。

1999年7月20日、江沢民集団による法輪功への大規模な迫害が始まった。王さんは、誹謗中傷された法輪功のために北京へ陳情に行ったとき、警官に不法に連行され身柄を拘束され、警官らは思うがままに暴力を加えてきた。暴行に関与した鴨東公安の副局長・朝陽、李清華らは、王さんを当局へ移して、馬力という警官に笞刑を加えるように命じ、暴力を振るわせ、頭などを酷く殴らせた。長期に亘って虐待を続けた2年後に、彼は、鴨西強制労働教養所へ移送された。

鴨西強制労働教養所では、彼が転向するまで虐待を伴う拷問を加えた。雪の中で立ちっぱなしを命じ、また法輪功を煉ることを禁じ、16時間以上じっと座らせられる日々を送らせた。ある日、黒龍江省の労働教養所から来た女性の室長は、何人かに法輪功を誹謗中傷する「報告書」を読ませた。それに対して王さんらが不満を示し、報告書を毀損したため、すぐに8人の警官が押さえつけて、狂ったように乱暴を加えた。

2002年4月20日夜7時頃、王学世さんが牡丹江人民公園で法輪功の真相資料を配布したとき、雇われてきたごろつきらに牡丹江陽明分局に連れ去られた。そして、王さんは鉄製椅子に縛り付けられて、拷問が始まった。最初にボトルで打たれて頭から流血し、固く絞った電線を振って足をぼろぼろにした。さらに、口に唐辛子や辛い液体を流し込み、テープで封じて、タオルで口と鼻をぐるぐる巻きにし、窒息させせた。このようにする事で、胸は火がついたように燃えるほど苦しく、目すら開けられないなかで殴打され、酷い罵声も止まらなかった。最後に、ビニール袋を頭に被せて、拳で肋骨をこすったり、手で精嚢を強くつかみこんだりしたので、あまりのショックで失神した。

2002年11月25日、牡丹江市の裁判所によって、王学世さんに7年の禁錮刑を言い渡された。罪のない彼が上訴したとしても一向に変わらないまま、2002年10月31日に牡丹江監獄に監禁された。2007年12月初め、大隊長・高海平の命令で、王さんの私物を強制的に捜索し、法輪功の関連書籍が没収された。そのため、冬に氷結した小さい牢屋へ入れられ、着る衣服まで奪われた。夜になると、彼は寒さに耐えるために身体を動かし続けた。そこでは、食事も与えられず、朝と夜だけ饅頭一つが与えられた。こうして、虐待を伴った23日間の独房生活を送った。王学世さんは今、心身ととも非常に大きな損傷を受け、精神的に崩れて廃人となった。

2009年6月6日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/6/3/202102.html