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国家保安局の隊長に真相を伝える


文/中国の大法弟子

(明慧日本)私たちが住む地域のある同修が県の国家保安局の大隊に真相を伝えに行き、帰って来て私と交流し「あなたのことを言うと国家保安局の隊長が烈火のごとく怒りだし、椅子を叩いた」と言いました。

 これを聞いて、師父のある法理を思い出しました。「神仏世上を走る邪悪の心生ずるを愁い」(『洪吟二』「普照」))、「問題のあるところがあれば、そこへ行って真相を伝えに行きます」(『2003年米国中部法会での説法』) 国家保安局の隊長は怖くないし、救うべき衆生なので、会って真相を伝えたいと思いました。

 それから3日目に県の国家保安局大隊に真相を伝えに行きました。オフィスにいたのは国家保安局隊長、副隊長、教導員、元隊長でした。私は自ら「隊長、あなたの名前は?」と聞きました。隊長は「お前がここに来るとは思わなかった」と言いました。私は「ここは虎の穴ではないので、恐れることもありません。私は間違ったことはしていないので、なぜ怖いはずがあるでしょうか?」

 「ここに来たのには二つの理由があります。一つは法輪功の真相を知ってもらい、あなたたちを救い済度することと、なぜ私を尾行し、私の自由を制限するのかを聞かせてもらいたいのです」と言いました。隊長は私がいつも「何か(真相を証明し中共悪党を暴露すること)をしている」と言いましたが、この発言は私を尾行していることを証明しているに等しいのです。

 私は「私をブラックリストから外してください。2000年3月、北京へ陳情しに行き、『法輪大法が素晴らしい』の一言を言っただけで、拘留され、洗脳班で洗脳され、1年の退職金も差し押さえられました。その後釈放されても普段から絶えず嫌がらせをされています。法輪功を迫害するのは完全に違法です」と言いました。隊長は「証拠がある」と言ったので、私は「では見せてください」と言ったら、隊長は約6センチの厚さの本を持って来て、ページを捲りながら、言い逃れようとしました。

 証拠が出せないのを見て、「法輪功は正法で、国家に対しても、民族に対してもためになります。害はありません。もし人々が法輪功を修煉すれば、社会は穏やかになり、安定し、警官にとっても良いことです。なぜなら人は心に法の規定があるからです。良いことをし、悪いことはしない。善と悪は報われる。社会に対して良いことです。中国共産党は権力を重く見すぎ、修煉者は権力を求めません。ただ身体の浄化と道徳規準の向上を求め、決して権力と争わないのです。なぜ社会を不安定にさせるのですか?」と言いました。彼は「そのとおりだが、上の命令には従わなければならない。北京に行かず、通報されなければ、私は何もしない」と言いました。

 帰るとき隊長は私を国家保安局の外まで見送り、私と握手しました。私は「ここでは洗脳班をやっているそうですね、大法弟子は真善忍に従い良い人になることを目指しています。何に転向させるのですか? 悪い人に転向させるのですか? 私たち法輪功を修煉する人は周りからも認められた良い人です」と言いました。彼は「あなたを洗脳班に入れさせないことを保障する」と言いました。私は「洗脳班はない方が良い、天理に反し報われます。あなたとあなたの家族に対してもよくないです」と言うと、彼は「暇だったら遊びに来てくれ」と言いました。

 この事件を通じて、この人の本性の一面はわかっているのですが、この人は同修と私のことを話すとき烈火のごとく怒りだすのです。彼が国家保安局に来て1年経っているとわかったのですが、しかし今まで彼を探して真相を伝えたことがありませんでした。もしかして私と縁がある人かもしれません。彼に真相を伝え、救い済度すべきであると思ったのです。

 その日、同修と交流した時、ある同修は真相を伝えに行くことには賛成しない、誰かがそうして連行されたことがあると言いました。しかし私は自信があり、行くべきで、彼は真相が分かっているから、脱退は受け入れやすいと思いました。

 一緒に師父の説法を読みましょう。「宇宙の真理に対する堅固で破壊できない正念は、善良な大法弟子の、磐石のごとく堅固な金剛の体を構成しています。

 すべての邪悪は驚き恐れて、放たれた真理の光は、あらゆる生命の正しくない思考の要素を解体します。強い正念であればあるほど、大きな威力があるのです。大法弟子の皆さんは、真に常人の中から抜け出しつつあります」(『精進要旨二』「同じく二言三言」)

  2009年6月7日


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/30/201896.html