日本明慧
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常人の観念を排除し、神の念で人を救い済度する


文/中国山東省の大法弟子

 (明慧日本)今日、市場にパンを買いに行き、そしてパンを売る人に真相を伝える予定でした。真相を伝えようとしたとき、周りに人がたくさんにいることに気づき、常人の観念が出て来ました。怖くなって落ち着かなくなり、もうやめようと思いました。お金を渡して、パンを置いたまま急いで帰ろうとしました。すぐに後ろから「ちょっと待って、パンを忘れているよ」と声が聞こえ、私に渡してくれました。

 私はすぐに、これは偶然ではない、絶対に慈悲なる師父が縁のある人を按配してくださっのだと気づき、この機会を見逃してはならない、絶対に真相を伝えて彼を救い済度しようと思いました。間もなくしてパンを売っている人が歩いてきました。私はまず発正念して妨害を取り除き、微笑みながら「ありがとう、あなたに良いものをあげます」と言って神韻公演のDVDを渡しました。彼はこれは何かと聞きました。「これは神韻芸術団の公演DVDです。世界一流の芸術レベルの背景、衣装、出演者、踊り、すべてが独特です。『妖怪を退治した孫悟空』、『花嫁を連れ去る済公和尚』などの中国伝統文化の演目があります。見ればためになります」と答えました。

 彼は喜んでDVDを受け取り、続けて「ありがとう! ありがとう!」と言いました。このとき、彼の隣で物を売っている人が「一つもらえる?」と聞いてきました。私は「いいですよ」と答えました。すると、その隣の人もまた求めてきました。このとき、パンを売る人の後ろから人が出て来て、「まだある? 私にも下さい」と言いました。

 すぐに数枚のDVDを配り終えました。私は、彼らが救われるのを待っているような瞳と嬉しそうな表情を見て、心から彼らのために喜び、師父の限りない慈悲、精根込めた按配で衆生が救い済度されることに感謝します。

 今回のことを通じて、神の念を用いるか常人の念を用いるかは結果が違うことを感じ取りました。もし、常人の観念に妨げられたら、それらの衆生は救われる機会を失うかもしれません。そうなれば本当に私の過ちです。師父はかつておっしゃいました。「この世ですれ違って、話ができなかった人にも慈悲を与えなければなりません。済度されるべき人、更に縁のある人を失わないでください」(『各地での説法四・2003年アトランタ法会での説法』)。もし、私たちはいかなる環境下でも自我を放棄できれば、衆生のことを想い抱き、師父が要求されたことに従えば、必ずたくさんの衆生を救い済度できます。真相を伝え、衆生を救い済度することは難しくなく、難しいのは私たちが自分を突破できないことで、自我を放棄できず、常人の観念と自分のために思う心が、私たちが衆生を救い済度することを精進するのを妨害しているのです。

 同修たちよ、私たちは神の道を歩んでいる人たちです。正念と神の念で大法を実証し、衆生を救い済度し、自分のすべての正しくない考えや行為と、衆生を救い済度することを妨害する邪悪な要素を取り除き、師父が私たちに按配してくださった一度の衆生を救い済度する機会を大切にしましょう! 大法弟子は衆生が救い済度される唯一の希望です。大法は、大法弟子の神聖な使命を与えられたのです。

 2009年6月10日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/31/201948.html