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上海:78歳の1人暮らしの女性が連行された

(明慧日本)2009年5月25日午前7時30分、上海市普陀区清澗二村に住む78歳の1人暮らしの女性・任秋玲さんは、猛烈な勢いでドアを叩く音に驚いて目が覚めた。急いでドアを開けてみると、住民委員会の治安主任と、1人の警備が「610弁公室」の凶悪な警官を1団体引き連れて、家に侵入して来た。警官らは「私達に付いて来て派出所で事情を説明しろ」と要求した。任さんは「起きたばかりで、服も着替えていないのに、どうしてあなた達に従わなければなりませんか」と言った。

 警官らは何も返事せず、任さんを2階から引き摺り下ろし、パトカーに乗せた。その後、部屋に残った警官は家宅捜査をし、コンピュータ、プリンター、携帯電話、書籍などすべてを持ち去った。また、封筒や、手紙、連絡ノートなども没収した。

 任さんは派出所に連行され、その後、公安支局に移送されて審問された。「お前は銅川番地のある法輪功修煉者の家に行って、資料を受け取っただろう?」と聞いた。任さんは「あなたが言う人は、私は知りません。私が家で煉功して、どこが悪いのですか? どうして私を連行したのですか? 国家には法律がないですか?」と返事した。

 続いて「610弁公室」の責任者に酷く脅された。「これからお前の人身の自由を制限するから、お前はほかの番地や外地に行くなら、必ず私達に連絡しろ。お前の年齢を考慮した上で、今回はたったの2000元の罰金とする」。任さんは「財産の没収分と罰金などの領収書をください」と言った。「領収書は2日後にあげるから」と責任者は言ったが、1週間経った現在でも、まだ任さんに渡していない。

 朝から晩まで、警官は審問をし続けた。翌日の午後、やっと家に帰れたが、30時間以上目を閉じる事を禁止されていた為、任さんは疲労の為に、あやうく命を失うところだった。

 2009年6月14日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/6/3/202152.html