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北京市民の趙淑琴さんは迫害されて精神異常に

(明慧日本)北京市旧宮雲龍家園の法輪功修煉者・趙さんは、2008年1月24日に連行され、6月24日に瀋陽馬三家労働教養所に移送された。趙さんは不法な迫害および邪悪な政党の下で理不尽な制度に抗議して、数度吊るし上げられ、引っ張られ、殴打され、スタンガンで電撃された。趙さんは髪の毛を引っ張られながら顔面を殴られ、目は充血し、顔は腫れた。そして、嘔吐、頭痛、吐き気などの脳震盪症状が起きて、体と精神がともに正常でなくなり、家族もわからなくなり、人に会うと身震いし、驚愕して逃げた。

趙淑琴さん

 趙さんの家族は4月と6月に2度馬三家へ見舞いに行ったが、全部拒絶された。理由は趙さんの大脳が刺激されて状態が悪いからだと言う。6月5日に再度馬三家に趙さんを見舞いに行き、労働教養所側に、趙さんの健康診断をするよう、合理的な解釈を求めている。

 2008年1月24日、北京市東城警察支署はオリンピックのためを口実にして、全市の法輪功修煉者を連行した。午前9時、趙さんと夫の楊海軍さん、息子の楊莫宇君と義理の姉妹の楊軍梅さんと一緒に東城支署の警察に連行された。同時に、家は不法に捜査されて、ひっくりかえされて貴重品を奪われた。3台のパソコンと数本の携帯電話、およびホンダ自動車を含む。楊海軍さんは25日に釈放された。警察は楊莫宇さんに自分が法輪功を修煉することを無理に自白させた。楊さんは不服で警官に殴打されて、さらに警官を襲うと濡れ衣をきせられて不法に1カ月の監禁を強いられた。

  趙さんと楊軍梅さんは不法に北京市東城区留置場に監禁された。2008年5月13日に趙さんは北京市団河労働教養所派遣所に移送されて迫害を受け、20日後、遼寧省瀋陽市の馬三家労働教養所に移送された。当時、警察は犯人に対するように趙さんを扱った。立つことも倒れることもできず、目と鼻だけを露出して他の部分を全部被せられた。

 趙さんは第三大隊に20日間隔離されてから普教隊に入った。馬三家の厳管隊で、毎日法輪功修煉者に共産党の歌を歌わせて、聞かない人に対しては顔面を殴り、電撃し、さらに吊るし上げをした。いつも迫害され悲惨な叫び声が聞こえた。

 馬三家労働教養所は東北の「信誉会社」と他の会社の軍用綿コート、武装警察用ズボンの加工を受けている。長時間に監禁された人を酷使して、毎日9時から10時間、休憩なし、労働報酬なしでノルマをつける。法輪功修煉者は大体年齢が高く、50歳以上の人も例外ではなかった。法輪功修煉者と他の監禁された人は毎日極度に疲れていても、ノルマがあり、体力が落ちて遅くなったらいつも殴打を受け罰を受ける。

 邪悪な馬三家労働教養所は法輪功修煉者に暴力を振るって、「転向」させるほか、毎月検査ノートにサインをさせる。協力しない人に対してやはり拷問を加える。趙さんはサインを脅迫されたときに腕を折られて、警官の趙国蓉に20回ほど顔面を殴られた。

 悪辣な警官はある「大掛」という刑罰を使った。それは、人の両手を手錠にはめて、両サイトの鉄のベッドの脚に付けて、それから男性の警官を呼んで、両方へベッドを引っ張らせて、人の両腕を限界まで伸ばす。即時に、両腕と両手が千切れたように痛くて、すぐに手が黒く紫色に変わった。次第に腫れて手錠が深く肉の中に食い込み、皮膚が潰されて血が出る。余り低く取り付けられた為、腰を深く曲げたままで、頭は地面に向かったままで、長く続けられない。

  警察はこの方法が妥当ではないと考えて、迫害の方法を変えた。両足を合わせてある板に縛った。太ももから足まで全部ベルトでぐるぐる縛った。こうすると時間が経つにつれて、被害者はトラの椅子のように感じて、足の筋、膝、足首、手の甲、手首、両腕、脊椎の関節はすべて痛くなり、我慢できない、汗もいっぱいかく・・・・一度この拷問を受けると両手が動かず、指先が痺れて、数カ月間日常生活が自力でできなくなった。ある東北の法輪功修煉者は腕が障害になり、もう1人は指がダメになった。また、もう1人はいつも灌食されたため、顎が緩んで戻らず、食事もろくに出来なくなった。

  この「大掛」は、もうひとつの方法がある。即ち、人の両足を片側のベッドにつけて、体をベッドの上に載せて、両腕上段のベッドの横棒につけていっぱいまで伸ばす。すると数日間そのままにして、トイレにも行かせず、ご飯をも食べさせない。冬に法輪功修煉者の服を脱がせ、下着だけにした。とても残忍だと言う。

  2008年6月27日に、馬三家教養所は所謂震災支援発表会を行い、会場で法輪功修煉者が「法輪大法法が素晴らしい! 法輪大法は正法である」と叫んだため、迫害を受けた。趙さんは「大掛」の拷問を受けた。3時間拷問をしながら趙さんを蹴った。趙さんは最後に手錠が完全に食い込んで、足も歩けなくなった。

  2008年10月30日、趙さんは再度サインを強いられた際に電撃された。

  以上は、趙さんが受けた一部の迫害事実であり、馬三家労働教養所の迫害はまだまだ続いており、国際社会の人々に、迫害を制止し、不法に監禁された法輪功修煉者を救出するよう期待している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年6月25日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/6/13/202671.html