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大法に対する堅い信念

(明慧日本)先日私の周りで起きたことを通して、大法弟子としては必ず師を信じ、法を信じ、人の観念を取り除き、人心を放下して、初めて邪悪な旧勢力の按配を否定する事ができるということを、身を持って体験しました。

 10月の連休が終わった頃、私の職場に若い同僚が入ってきました。翌日出勤すると、上司は突然私に対する態度が変わって、横暴に「某某、君の仕事を新しい同僚に任せなさい」と命令し、代わりに月末にすぐ終わる臨時の仕事をくれました。その時私は非常に落ち込んで、何の反応もせず「はい、了解しました」と答えたのですが、これで自分はこの仕事を失うのではないか? 上司が何故こんな態度で私に話すのか? ということを考えると気分が悪くなりました。

  しかし師父の法理をすぐ思い出し、修煉者が出遭う如何なることも偶然ではないのだと、私は内に向けて探してみました。同時に発正念をしながら、師父が按排されたことなら承認しますが、旧勢力の如何なる口実も、私を迫害する事は一切認めないと考えました。

  しかし、この時又常人の考えが出てきて、この事の事情を知っている同僚に聞いてみようと思いました。彼らも非常に不満に思っていて「何故、上司は事前にその事について話さなかったのか、部下を思いやる人情がない。仕事がなくなれば、これからどうしたらいいのか上司に聞いてみるべきだ」と言いました。当時、私も同僚と同じ思いでした。

  落ち着いて考えてみると、「自分は大法弟子で、常人の理で量るべきではない。人にはそれぞれ自分の運命があるもので、一切の事は師父が按排されるものなのに、何を今更上司に聞くことがあるのか」と思い至ったので、すぐ発正念をしました。

  少し経ったら又人心が出てきました。「子供と母親は私が扶養すべきなので、若し私が仕事を失ったら、どうしよう? 他の仕事は出来ないし・・・」 しかし、すぐこれらが人の観念だということを意識し、直ちに発正念で取り除きました。このように繰り返して生じる怖がる心と私を煩わせる人心を正念で取り除きました。

 内に向って探してみたら、最後に三つのことに気付きました。一つは、職場の経理の専横なやり方、及び私の部門の上司たちが権力者の前で媚びへつらうことに非常に反感を覚えていました。これは常人の情ではありませんか。慈悲心が足りないということではないでしょうか。

 二つめは自分が好きな仕事に執着し、名利心を完全に放下できていないことでした。三つ目は怖がる心が重く、いろいろ心配事も多いということでした。

 会社の上司には敢えて真相を話さず、無私無我、他人を前にし、自分を後回しする正覚とはずいぶん隔たっていました。自分のこれらの心を見つけた後は、心が安らかになり、修煉の中で捨て去るべき心も明確になりました。

 4日後、上司は私を呼んで、偽の領収書を作らせようとしました。大法を修める修煉者に対してこのようにすることは考えられないことです。私は上司に「貴方は私が法輪大法を修めているのを知っていながら、このようなことをさせるのですか。私は良心に背くことはしません」と言いました。

 上司は機嫌が悪くなって、「このことは確かに国家の法律に背くことだが、これは会社の利益のためだ、君がやらなかったら、俺らがやる。結局みんな給料が上がる時、君はどうなる?」と圧力をかけてきました、私は上がらなくても結構だと答えました。上司は機嫌が悪くなって大声で「よし」と言いました。

 いつもは上司と話す時、私はずっと緊張しているのですが、今回は言うべき事を吐き出して胸がすっとしました。

 数日経ってから上司の雰囲気は好転して、まるで何事もなかったかのように、私に別の仕事を割り当てました。本当に常人の心を放下したら、「柳暗花明又一村」でした。私は、師父のお話の通りに行えば、どのような問題も解決できると思いました。私は大法に対する堅い信念があれば、関をよりよく乗り越えられるし、心性の向上も速くなることを悟ったのです。

 偉大なる師父の慈悲の済度に感謝します。

  2009年7月2日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/6/29/203638.html