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馮德栄さんは精神に異常をきたし、行方不明

(明慧日本)湖南省に住む法輪功修煉者・馮德栄さんは2002年に廣東平州靴工場でアルバイトをして、ある夜11時まで残業して家に帰るとき、外で食べ物を買い、ついでに空き地を探して煉功していたが、警官に発見され逮捕された。永州東安県留置場に不法に収容され、1カ月後になって、馮德栄さんの父母に2500元の釈放金を要求した。

 東安県中国共産党当局は紫シ鎮でいわゆる学習班を作り、馮德栄さんに強制的に洗脳を行ったが、馮德栄さんは夜中に脱出した。

 馮德栄さんは法輪功修煉者に経文を送るとき、東安県黄泥洞村で再び連行され、1カ月収容され、3000元を保釈金としてゆすられたが、馮德栄さんの家族は現金が足りないので、1000元を渡し、2000元の借用書を書いて釈放された。

 馮德栄さんは釈放されたあと、人々に法輪大法の素晴らしさを伝え続けたが、「法輪大法は素晴らしい」というスローガンを張るとき、真相を知らない人に密告された。これを知った警官は馮德栄さんの家を不法に家宅捜査したが、何の真相資料を出なかったので立ち去った。

 しばらく経ち、警官は再び馮德栄さんの家に突入した。警官は真相資料一点を探し当て、それを理由にすぐに馮德栄さんを連行して、不法に1年の労働教養処分を言い渡した。長沙労働教養所で収容されている馮德栄さんはいわゆる「三書」を書かないために、非人道的な迫害を受けた。十数人の監視員に殴打されて、馮德栄さんが少し動くと、彼らは「狂人が殴ってくる!」と叫んだ。婁底市に住む監視員・顔国建は法輪功修煉者の顔に平手打ちをしながら、「周指導員(同じ年の旧暦12月20日から東安県の警官・周建波は新しくできた長沙労働教養所に移動した)が私に人を殴る権利を与えてくれた!」と言った。

 残酷な迫害により、馮德栄さんが精神に異常をきたしたにもかかわらず、治療などもせず、家族に知らせなかった。こうして十数日間ベッドに縛られた。この残酷な状況を見て耐えきれない監視員は他の収容されている法輪功修煉者に「このように迫害を続ければ、よい人でも苦しめられて死んでしまう!」と話した。

 2003年11月20日、労働教養所が家族に馮德栄さんを迎えに来るようにと知らせ、21日に馮德栄さんの父母が長沙労働教養所に来たとき、息子の精神がおかしくなっていることを初めて知った。息子を家に連れ帰った後、馮德栄さんは訳が分からないことを言った。2日目の朝、息子を連れて、父母が朝食を買いに行ったとき、馮德栄さんは地面を敲きつけ、おどり上がってまた同じことを繰り返し、あちらこちらを走り回った。

 治療しても効果がなく、2004年の旧暦7月22日、馮德栄さんは家を出たきり、帰ってこなかった。こうして普通の庶民は訴えるところがなく、理解してくれるところもないままになっている。

  2009年7月2日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/6/27/203518.html