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「真善忍国際美術展」:心の隅で忘れられた宝を見つけた(写真)

(明慧日本)「なんと素晴らしい絵なんだ!」 学生たちを連れて2009年6月20日、台北県樹林市で展示された「真善忍国際美術展覧」を見学しに来た、美術教師の邱振国さんは『大法輪が回転する』という作品を見て驚き、思わず大声で叫んだ。

夢中で鑑賞する観衆

 27年前、邱さんは小学3年生の時、赤と黄の入り混じった色の、太極と卍符のような螺旋形の模様が空に浮かび、暖かい光芒を放ち、この絵とそっくりの空を基隆港で見たことがあり、今思い出しても、彼の心の中に依然として感動と喜びが満ちあふれてくるという。

  美術の教育と創作をしている邱さんは、絵画を通して善のメッセージーを伝達したいという「真善忍国際美術展覧」に参加した画家達の深い写実力に感心し、世界の巡回展示を通じて真正面から情報を伝えていることを称賛した。邱さんによると、天が芸術家に与えた最良の贈り物は鋭い両目と両の手だという。彼は最も印象に深く残った『天人合一』という絵を指しながら、多くの修煉者たちは絵のような三花聚頂を体得したはずで、画家は真に迫る描写を通して、修煉者が天地に溶け込んで一体となった静かな境地を徹底的に表現したと話した。

  真相を求め、真相を伝える

  真善忍国際美術展覧を主催した台北県樹林市公務所は長期に地方の芸術文化を推進してきた。市長の陳世栄さんは、この全世界を巡回する国際美術展を樹林市で展示できたことは、この地方にとって盛大な行事で、すべて展示している作品は正統的な写実という絵画技法で表現されており、大量に真実の事件と人物を描写して、観衆に法輪功が中国で残酷な迫害を受けている事を感受させ、はっきりと中国共産党の邪悪な本質を認識させると述べた。

  樹林市美術協会理事長の簡恵美さんは、芸術が求めるのは真相で、真善忍美術展が表したのは法輪功の芸術家たちが探し当てた真相で、その中で最も体現されているのは慈悲心だという。彼女は「忍」が最もやり遂げにくいと感じている。芸術家たちは真・善・忍を求め、真相を伝えるために本当に堅持すべきことをやり遂げたと語った。

  法輪功修煉者が芸術の形で良知を呼びかけていることについて、簡恵美さんは、失くしてしまった宝が人に発見されたようだと言い、法輪功は人権の公平を求めており、黒い雲を追い払えば、必ず太陽が出てくるはずだと言った。簡さんは未来の芸術の最高の境地には「真善美」だけでなく、「忍」も含まれているはずだと予見した。

  絵画展で真・善・忍を求める人が邪悪に不公平な待遇を受けているのを見て、立法委員の黄志勇さんは人権の保護と追求は普遍的な価値で、世界各国は必ず基本的な人権と正義を打ち建てて、特に人権の迫害が発生している国家の指導者は、反省しなければならず、現在の社会でこのような迫害が二度と発生することを許さないと語った。

  無言の厳正なる告訴

 絵画展を見学に来た多くの人々は、かつて自分の家の近くの公園で法輪功修煉者を見たことがあっても、法輪功に対して別に深い理解はなかったが、この絵画展を通して、彼らは法輪功に対してさらなる認識を得た。ある観衆は法輪功の素晴らしさを見て、にわかに法輪功をよく勉強したいと言った。

 画家の江先生は、1枚の絵は何も言葉は語らないが、数年にわたる中国共産党の法輪功に対する迫害を最も厳正に訴えていると言った。

 ある公職を勤めている人は、初めて法輪功の真相に触れ、絵画展の開会式の時からずっと法輪功修煉者からなる天国楽団と腰鼓チームの公演を観賞していたが、居合わせたすべての法輪功修煉者は老人も若者も、すべて善良だと言った。

 彼はすべての作品を見終わった後で、すべての絵の境地と技巧がずば抜けていることに気がつき、真に迫り、鑑賞者を絵の中に身を置かせたようだったという。この展覧会を見れば、必ず共産党の法輪功に対する中傷宣伝を信じる人はおらず、この絵画展を見に来れば、中国共産党のでっち上げたウソを知るはずだと述べた。

 アメリカから台湾に来て英語を教えている傑森さん(Jason)はキリスト教徒で、大法の素晴らしさ、神と仏陀の来世に関する画面に興味深く、特に『浄蓮』の中での法輪図形を見て考えていたが、法輪功修煉者が残虐な拷問で苦しめられている画面を見た時、喜びの表情が満面、悲痛な表情に変わり、「中国共産党はどうしてこのように法輪功に対応するのですか?」と聞いた。

 彼は中国共産党の六四天安門事件の学生に対する弾圧に言及し、多くの西側諸国が利益のために中国大陸の人権問題を軽視することに対して、彼はとても失望していると言った。最後の1枚の天国と世の中の煉獄を現した絵を見た時、彼は義憤が胸に満ち「イエス・キリストは私達に他人の過失を寛大に許すように要求されました。しかし中国共産党の警官の修煉者に対するこんなにも残忍非道な迫害を見て、これらの公安の行為を許すことができません」と話した 。

絵を見て、義憤で胸いっぱいのアメリカ人の傑森さん(Jason)

 傑森さんは、更に多くの人々にこの迫害を知らせるだけで、このような悲劇を引き続き発生することを制止することができると言った。この展示が6月28日まで行われることを知った後、彼は周りの友人にこの情報を知らせ、早く見に行くように伝えたいと言った。彼は最後に、法輪功修煉者が毒薬を注射される作品の前で記念写真を撮り、必ず多くの方法で、まだ中国大陸で発生している人間の悲劇を全世界にいる友人に伝えると話した。

 2009年7月2日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/6/21/203171.html