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全体で一致協力して神韻を迎える(四)

(明慧日本)

  当時、オタワの修煉者たちは巨大な困難に直面していましたが、人を救い済度する神の念を持って、慈悲に目の前を通る衆生に対応し、神韻の素晴らしさを伝えていました。そこで、修煉者の全体は大周天を打ち貫いたように、脈も無くツボも無い境地に達したとはっきり分かりました。皆が積極的に動いて、互いに協力し合い、皆が協調人になったように行動しています。私は皆さんの今までにない積極性に感動しました。

 師父は『2004年米国西部法会での説法』の中に、「善解された生命に対して、最も良い方式でこの生命を同化することです。しかし、大法弟子はこの善解を超えているのです。なぜならば、大法弟子は自ら進んで修めており、自ら未来に向かって修めているので、善解よりも貴いのです」と説いておられます。

 たぶん大法弟子が金剛不動に黙々と協力し合って、皆が奉仕した行動が正神を感動させたのです。交流後の10日間で、奇跡が現れ、2千枚のチケットを売りました。チケット売り場では最大100枚を売り、劇場とチケットマスターの販売も95枚を売る実績をあげました。

 そこで私は、協調人は一つの形に過ぎず、真に加持されているのは師父であり、真に私たちを一致協力させるのは大法だと切に感じました。

 4回公演の8800枚のチケットのうち、最後に8620枚を完売しました。98パーセントの入場率です。これほどの人が救われて、師父の無量の慈悲を感じるとともに、全体的に昇華する機会を与えられて感謝の気持ちでいっぱいでした。

  七、神韻公演の後

 毎年の神韻公演を協調する中で、各方面のプレッシャーと緊迫感があり、協調人の皆さんは割に自分を高く律することができて、いつも大法にてらし合わせて、圓容しています。しかし、各自の修煉の難関はまだ完全にのりこえていませんので、公演の終りに対立も現れました。この点について師父の苦心をよく感じました。

 今年の公演の後に、私はある協調人とトラブルが起きました。また、もう1人との対立も大きくなりました。1人の責任者は、次のことを提案しました、それはオタワ連邦政府の事(真相を伝える)が大事なので、私たちは国会開催中に神韻を迎えるべきで、今年の5月に公演を再開し、そして来年も国会の開催期間に公演をしたいというのです。他の協調人もそれぞれの案を出しました。私も異なる案をだしたため、ずるずると3〜4週間もまとまらず、結局来年の劇場探しに莫大な困難が出てきて、初めて私たちは修煉しなければならず、大きなことに影響を与えたと悟りました。

 この責任者はわざわざ私の方へ、修煉の問題を交流しに来ました。その日夜、協調人の4人は一緒にミーティングしました。ある責任者はまず私の問題を指摘しました、「あなたは神韻の推進をすればするほど経験が多くなり、次第に自我も強くなって、褒め言葉ばかりを聞きたくなりました。実は、こちらの政府への大法のことも大事なので、あの協調人のアイディアは間違っていません。もちろんあなたはアイディアが未熟だと見ていますが、問題はこの提案自体があなたの気に逆らったため、あなたは不愉快なのです」

  私はこの話の的と単刀直入さに感心しました。師父は『2004年ニューヨーク国際法会での説法』中に「なぜ、時には各地区で意見が対立し、対峙しているのでしょうか? なぜ法を実証する中で、いつも意見を統一することができないのでしょうか?」 「実はどういう問題なのでしょうか? とても簡単です。つまり、あなたが法を実証しているのか、それとも自分自身を証明しているのかのことです」と説いておられるので、私も絶えず自我を取り除き、神韻が終わったら緩んでしまい、邪悪に隙に乗じられないようにしなければならないと思いました。

 最後に、私は対立と魔難に対する体験を話したいと思います。以前私はいつも大法を実証する時に上手くいったら、師父の慈悲を感じたといいましたが,最近私は対立および困難の中に、神々の慈悲を感じました。師父が神韻のために書かれた歌詞『なぜ拒否しますか』の中の「慈悲は神の永久不変の状態」を一層体得し、そして、師父が『オーストラリア修煉者への説法』の中に「修煉者として出会ったいかなることもよいことです」という法理もよく理解しました。

 師父は『転法輪』の中に「気分よく楽に修煉しようとでも考えているのですか? そんなことがありえますか? それは常人の立場で考えたことに過ぎません」 「佛はいうまでもなく助けてくれません。その難は、まさに佛が彼の心性を高めるために設けたもので、トラブルの中で向上させるためです」と説いておられます。

 私は照らし合わせて、自分が大法の仕事をする時に、混ぜ入れた私心を見ました。神としてするすべては、基点が人と根本的に違います、神々の基点は「他人」のためであることです。師父は『2004年米国西部法会での説法』の中に、「利己は今までの宇宙の根本的な属性であり、成住壊滅、生老病死もこの属性によって必然的になったのです。将来の法は圓容であり、公のためのものです」と言われました。

 最近各地の問題を解決するのに参与して、協調人が自我に執着することが普遍的に存在していることに気付きました。そして、私にこの問題を処理させること自体は偶然ではなく、協調人が自我に執着することが旧勢力の迫害の一種であると悟りました。旧勢力はわざわざこれらを拡大して、協調人への迫害をエスカレートするだけではなく、同時に全体を隔てて、その地区およびさらなる範囲に影響を与えます。

 修煉の道は実に狭いのです。私はぜひ法をしっかり学習し、心性を絶えず向上させ、もっとも正しい道を歩みます。そして、旧勢力が按配した利己的な道を否定し、宇宙の正しい法理に則って、「無私無我、他人優先」の「他人のため」の道を歩みます。

 去年の神韻公演を催したなかに、私たちはたくさんの大法弟子を動員しており、大法の資源を利用した分は、師父の衆生を済度する広さおよび大法の要求の大きさがありました。これからは、如何に専門化して常時に神韻を上演させるようにすることも突破しなければならないことだと思います。

  師父、ありがとうございます!

  同修、ありがとうございます!

 (2009年カナダ法会の体験談)

  2009年7月3日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/5/19/201239.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/6/6/108060.html