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シンガポール:修煉者が中国大使館前で迫害に抗議

(明慧日本)2009年7月1日午前10時ごろ、シンガポールの法輪功修煉者は、駐シンガポール中国大使館前で二つの大きな横断幕「中国共産党を解体し、迫害を制止しよう」、「中国共産党の法輪功に対する迫害がシンガポールへ波及するのを制止しよう」を掲げ、中国共産党(中共)の法輪功に対する10年に及ぶ迫害と、修煉者のパスポートの延長およびビザの申請を大使館が拒否することに抗議した。

 抗議に参加した法輪功修煉者の話によると、長年中国のパスポートを取得してシンガポールに留まっていた修煉者が、大使館でパスポートの延長手続きをする際に、法輪功を修煉しているという理由で、大使館は拒否したという。何度も話し合ったが、何の結果も得られなかった。また、ある修煉者は大使館で香港に行くビザの申請をしようとしたが、同じ理由で断られたという。修煉者は、これは中共が基本的人権を蹂躙していることであり、修煉者に対する差別と迫害であると語った。何回かの話し合いが無駄になった状況下で、修煉者は憲法が国民に賦与した権利つまり平和的な抗議を行った。

 参加者の1人である趙氏はこのように語った。「7月1日は中国共産党設立記念日で、なおかつ全世界に在住している中国人の中国共産党からの脱党の日であり、また7月は全世界に在住している中国人の脱党の月でもあり、中共は非常に怖れています。大使館の周りには平日より警官が多く配備され、非常に緊迫していることに気が付きました。私達が大使館に到着したばかりのところに、警官がすぐにやって来ました。私達が横断幕を開くと、奪おうとしました。同修は彼らに『これは私達個人の物で、あなた達は奪うことはできません』と言いました。警官が引き返して電話をしているうちに、私達は二つの横断幕を開きました。後で私達は抗議文を警官に渡しましたが、受け取りませんでした。そこで、私達は彼らに郵便で大使館の各部門に手紙を出すと告げました」

 他の法輪功修煉者・朱氏は次のように話した。「中共の法輪功に対する迫害は10年になりました。さまざまな残虐な迫害、不公平な待遇に対して、修煉者は穏やかで、理性的に全世界の人々と政府に真相をはっきりと伝え、人々の正義と良知に呼びかけました。しかし、罪悪はまだはびこっており、シンガポールだけでなく、ニューヨーク・フラッシングにおいても修煉者を殴打する事件が発生しました。中共の海外駐在大使館、領事館は、いたる所で中華の正統文化が広まることを妨害しており、中共の反中国の本質が分かるようになりました。このうえない邪悪な迫害が制止されて、初めて世界は平穏になるのです」

 2009年7月5日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/4/203954.html