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姉妹が監禁され 父親は悲しみに暮れこの世を去る

(明慧日本)山東省青島市莱西市城区の法輪功修煉者・陳玉香さんと陳玉芬さん姉妹は、相次いで中共の莱西市「610弁公室」のメンバーらに連行され、それぞれ懲役5年と3年の判決を下された。姉妹の父親は突然襲いかかった打撃にショックを受け、2009年5月19日に極度の悲しみの中でこの世を去った。

  陳玉香さん(55歳女性)は、2006年7月5日に莱西市「610弁公室」、公安、国保大隊に強制連行され、懲役5年を下された。陳さんは山東省済南女子刑務所に監禁され、迫害されている。

  陳玉香さんは長女で、法輪功の「真・善・忍」の教えを守り、家庭内でも両親の世話をよく見るので評判が高かった。社会に出ても陳玉香さんは他人のことを大事にして職場で黙々と働き、どんな仕事を任されてもしっかりとやり遂げていた。このような人が、「他の人の話からおまえのことを知った」という、わけの分からない理由で莱西市「610弁公室」、公安、国保大隊に不法に強制連行された。その後、莱西市裁判所刑事法廷長の王煥先の意向のもとで、密かに懲役5年を言い渡された。家族は弁護士を頼んだが、莱西市司法部門からの妨害を受けて阻止された。その後、弁護士は個人名義で法輪功修煉者のために弁護したいと申し込んだが、莱西市司法部門に脅迫され、最終的にあきらめるしかなかった。

  陳玉芬さん(52歳女性)は、陳玉香さんの妹である。2008年7月31日に同じく莱西市「610弁公室」、公安に不法に強制連行された。陳玉芬さんも姉と同じく何の法律にも違反したことはなく、悪辣な「610弁公室」と公安の不法行為を滔々と非難し、彼らの無理な指示に従わなかった。すると、悪辣な莱西市の警官は、彼女をなんと青島市大山留置場の玄関先から中の牢屋まで倒したまま引きずり、不法に8カ月以上監禁し、迫害した。その間、家族は陳玉芬さんと面会するために何度も留置場を訪れたが、すべて悪辣な警官に拒否された。2009年4月23日、莱西市裁判所刑事法廷の胡乃潔の意向で密かに懲役3年を言い渡され、現在、姉と同様に山東省済南女子刑務所に監禁され、迫害されている。

  陳さん姉妹の父親は今年で80歳だが、今まで病気もなく、体はとても元気だった。しかし、愛する2人の娘が自分の信仰を続けただけで不法に連行され、長年の懲役を受けたことに大きなショックを受けて精神的ストレスで病気になり、悪化して2009年5月19日この世を去った。亡くなるまで2人の娘たちを一目見ることすらできないままこの世を去った。

  父親が病気の間、家族は莱西市公安の警察に事情を説明し、一目でも父親に会わせたいと相談したが、莱西市公安の警官に拒否された。拒否した理由は莱西市公安局から面会の証明を出さないと面会させないということであった。その結果、残念ながら、最後まで父親の娘に会いたいという夢は実現できなかった。

  2009年7月5日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/7/2/203846.html