■日本明慧
http://jp.minghui.org/2009/07/11/mh124167.html
中共による臓器狩りに新証拠 日本を震撼させた(写真)
(明慧日本)中国「臓器狩り」はいまだに続いていることを伝える人権弁護士デービッド・マタス氏を囲み、東京・文京で7月7日、シンポジウムが開かれた。臓器移植問題研究者やジャーナリストら中国臓器移植問題に詳しい専門家がマタス氏の発表について意見を述べたほか、県議会議員やTVキャスターらも参加し、意見を交わした。
マタス氏はスピーチの中で、中国共産党は2007年5月1日に、人体臓器移植に関する条例を施行したが、当該条例の規定は中国共産党の軍隊に対していかなる拘束力もないことを指摘しました。なぜならば、生体から臓器移植が行われる病院は主に軍隊関係の病院であり、同時に監獄の公安関係者も直接この犯罪にかかわっている。
マタス氏によると、法輪功学習者が臓器狩りの対象になった明確な要因は二つあるという。一つは、法輪功を学ぶ者が単に人数が多く、ロシアや東欧で共産政権が崩壊している中、中国共産党政権を維持するために法輪功を「敵」に定めたことである。さらに、政権維持のために中国の内外でメディアを使い、法輪功迫害を扇動し、法輪功修煉者を人間として扱うことをさせないようにしたことであるという。
シンポジウム参加者として急遽コメントを伝えた日本世論の会会長の三輪和雄氏は「ナチスのホロコーストが現在進行形で行われている状態にもかかわらず、日本人は当問題の認識が甘く、中国の経済力に惑わされている」ことを指摘した。
シンポジウムで新たな証拠を説明するマタス氏
グラフから分かるように、中国における臓器移植は死刑囚の数とは関連性がない
人民解放軍病院の収入源
瀋陽に本部を置く東方移植センターによると、臓器移植の事例が激増していることがわかる。
1993年-2009年5月にかけて、肝臓移植が増えていることがわかる。
中国で公開されている臓器移植の手術費一覧
初めて法輪功に対する臓器がりの事実真相を知った生命倫理研究者で岡山大学教授の粟屋剛氏は、「本人の同意が得られていない臓器移植は、決して許されることではありません」と強調し、さらに、今日のようなシンポジウムは日本全国で広範囲にわたって行われるべきであり、より多くの日本人に真相を知ってもらうべき、と話した。
マタス氏によると、中国共産党による法輪功修煉者への臓器狩りに対する調査における証拠の採取は非常に難しいと話した。一度中国に入国して調査を試みたものの、直ちに入国を禁止された。中国共産党による独裁の統治の下において、「私たちは直接被害者は確認できません。なぜならば直接被害者はすでに殺されました。私たちには確認できる被害者の遺体はありません、なぜならばすでに中国共産党によって破壊されたからです。私たちは記録できません。なぜならば中国共産党はこれらを提供するはずもないからです」と話した。
しかしマタス氏は次のように強調した。中国共産党の公表した死刑囚の人数及び一年間における臓器移植の回数を比較すれば分かるように、後者が前者を大きく上回っている。この差分は一体何を意味しているのでしょうか?また、電話で中国の各病院に確認したところ、臓器は法輪功修煉者によるものであると直接回答したことも少なくない。
正確な臓器移植の回数は確認できませんが、ある現象がはっきり示している通り、法輪功修煉者が最も残酷な迫害を受けているとき、臓器移植も最も盛んに行われている。00年〜05年に行われた6万件の臓器移植のうち、約3分の2の4万1500件の臓器が出所不明である。
マタス氏は、カナダ政府元閣僚のデービッド・キルガー氏とともに06年5月、法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)より、中国で法輪功学習者を対象とした臓器狩りへの調査協力の依頼を受け調査を開始した。依頼者側や法輪功関係者、その他いかなる組織や政府からも独立した調査であることを徹底した。68ページに及ぶ調査報告書を通して、法輪功修煉者が最も残酷な迫害を受けていることや、多くの法輪功修煉者が殺された後、ひいては生きた状態で臓器を摘出されたことが分かった。
中国共産党による臓器移植の問題点が他国と比較した場合本質的に異なるものがある。それは、中国においては、臓器を提供する常設のシステムはなく、さらに臓器移植に関する倫理規範及び法的監視システムがないことが挙げられる。直接又は間接的に臓器移植とかかわるすべての案件は政府による支援と援助が見られるため、臓器売買の現象は悪化する一途をたどっていると話した。
収監した法輪功学習者には血液検査・臓器検査を実施したという証言が多くある。この日、記者会見で自らの迫害体験を語った金子容子さんは、中国で法輪功迫害を知らせるビラ配りの最中に当局により拘禁され、02年から1 年半の強制労働期間中にさまざまな拷問を受けたが、そこで血液検査を受けた。学習者以外の受刑者には血液検査は行われなかったという。金子氏は、強制収容所で血液検査や身体検査を受けた体験を証言し、「臓器移植材料になっていたかもしれない」と恐怖を語った。
ジャーナリストの鳴霞氏は、宇宙開発や武力支援など、日本政府が中国共産党政権を支援していることを指摘した。中国の人権問題について積極的な報道を展開しない日本のメディアを非難した。
デービッド・マタス氏は、1943年カナダ・ウィニペグ生まれ。オックスフォード大学法学士号取得。法曹界のみならず政界での法律顧問、トロントに本部を置くNGO「国際反拷問連盟」共同委員長なども歴任。2008年12月、カナダ総督(エリザベス女王の名代)より民間に授与される最高栄誉であるカナダ勲章を受章した。
(中国語:
http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/11/204392.html
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