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四川省成都市:トウ小明さんは6年半の判決を下された

(明慧日本)元華陽師範学校教師・鄧小明さんに対する裁判が7月8日午前、双流裁判所で開廷された。2人の弁護士は鄧さんに1分の隙もない無罪の弁護をしたが、裁判所は公訴人が道理に詰まり言葉に窮しても、鄧さんに対して法律を曲げ、6年半の懲役を下した。鄧さんは法廷で自分は無罪だと主張し、上訴すると言った。これは鄧さんが2回目に不法に判決を下されたものである。以前、不法に3年の判決を言い渡され、四川省徳陽刑務所で迫害を受けた。

 裁判の当日、裁判所前の道路(現地の主要な交通路)は通行禁止となり、封鎖された。多くの人々は何か「重大な事件」が起こったと思い、見物にやって来た。

 多くの裁判所と同じく、双流裁判所も公然と刑訴法に違反し、家族の傍聴を禁止した。鄧さんの妻は何度も理詰めで大いに論争した上で、やっと1人傍聴を許された。傍聴席は身分不詳の人々に占有されていた。同時に、裁判所は弁護士・謝燕益さんと李春富さんの出廷を妨害し、安全検査を強要した。1時間あまりの交渉を経て、弁護士はやっと公民代理の身分で出廷を許された。

 3時間以上の審判で、2人の弁護士は次のように無罪を主張する弁護をした。「この案件は根も葉もないもので、まったく捏造したものだ。まず、鄧さんに対する『逮捕』は違法で、法律の根拠はまったくない。次に、鄧さんに対する『拘留』も違法である。その後の『起訴』や『審判』などすべて違法行為で、法律の根拠はまったくない。本件の捜査部門、検査部門の関係人員、即ち案件の担当とその責任者達は少なくとも四つの罪名に関わった。つまり、一、偽証罪 二、職権濫用罪 三、私情にとらわれて法律を曲げ、あるいは法律を曲げて控訴する罪 四、国家政権転覆罪(捜査部門はわざと法律を破壊しているため、国家政権への侵害と繋がる)である」

 弁護士の有力な弁護に対して、裁判官は何度も妨害し、少なくとも数十回法廷の金槌を叩き、発言を中断させた。

 鄧小明さん(38)は元双流県華陽師範学校の教師で、法輪功の「真・善・忍」の修煉を放棄しないため、3年の判決を言い渡され、迫害をしばしば経験した。迫害によって仕事を失った後、鄧さん夫婦は店を経営しながら生計を維持していた。北京五輪の前、2008年6月17日、華陽公安局の警官・呉某と王某は鄧さんの店に入り、資料を読みたいという口実で鄧さんに法輪功の資料を要求し、鄧さんを連行し、家宅捜索した。鄧さんは洗脳班に2カ月以上拘禁され、その後逮捕され、起訴された。

 鄧さんの14歳の息子は、高校入試を終えたばかりで、後ろ手に手錠をはめられ華陽派出所に連行され、当直室に監禁された。派出所の警官・陳智、胡波は学校に行き、校長を説得し、子供を騙して学校へ行かせ、不法に審問した。子供は威されて、怖くなり、半月以上1人で寝ることが出来ず、母親と一緒でなければ眠られなかった。

 鄧さんが連行されたため、家庭の負担は妻1人にかかってきた。息子は学校で1番の優秀な成績で一流高校に合格したが、経済的に困難なため、学校に行けるかどうか分からない。鄧さんが6年半の判決を不法に言い渡されたことは、幸せだった家庭、特に優秀な息子にどのような影響を与えるのか? 善良な人々よ、この家庭に関心を持ち、同時に救援の手を差し伸べ、また、罪深い迫害の発生を制止させるために手助けするよう呼びかける!

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)


2009年7月12日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/11/204375.html