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黒竜江省鶴崗市:教師の崔文霞さんは迫害された

(明慧日本)黒竜江省鶴崗市宝泉嶺の法輪功修煉者・崔文霞さんは、もと宝泉嶺糖広中学の化学教師で、2005年5月前後、不法に佳木斯労働教養所に連行され、残酷な迫害を受け、過酷な労働をさせられた。生命の危機に陥ったことがあり、家に戻っても回復しなかった。

 崔文霞さん(48)は、2005年5月前後に、真相資料を配っているところを、宝泉嶺公安分局の警官に連行され、さらに不法に家宅捜査された後、地元の留置場で残酷な迫害を受けた。縄で縛られて空中につるし上げられたり、重度の精神病患者や、死刑を言い渡されている受刑者と一緒の部屋に閉じ込められたりした。その部屋はとても暗く、小さな窓が一つだけあり、外は全く見えない。

 崔さんは不法に労働教養を科され、佳木斯労働教養所に移送された。その年の7月か8月から体中が痛くなり、しばらくの間ずっと我慢していた。数カ月後、何回も労働教養所の劉医師と、中隊の洪偉隊長に報告し、病院で診てほしいと要求した。劉医師は、崔さんに朝ごはんを食べずに一緒に病院に行くと何度も通知したが、洪偉隊長に拒否された。

 崔さんは日々衰弱して骨と皮になり、顔はまるで別人のようになり、何を食べても吐いてしまい、時には水を飲んでも吐くようになり、会話もできなくなった。洪偉隊長は崔さんが病気だと偽っていると決めつけ、また「ご飯を食べないと灌食するぞ」と言った。そばにいた他の受刑者が「病気は真似できない」と言った。

 その年の11月2日になって、やっと崔さんは病院で診察して貰うことができた。病院の医者は心臓、肝臓の機能が低下しており、とても危険な状態であると診断した。いち早く治療する必要があるが、警官たちはこれを拒否した。診断結果を隠蔽しようと、聞こえないふりをした。病院に行くその夜、劉医師は崔さんの血圧を測ると、血圧計が0を示したので劉医師は驚いて、ただちに崔さんを病院に送った。

 崔さんの夫は知らせを受け、駆け付けた。医者は崔さんの状態はとても危険だと話した。法律に基づけば、この状態では釈放する必要があるが、洪偉隊長は崔さんを釈放せず、崔さんの夫に金を要求し、「金を渡さなかったら釈放しない」と言った。崔さんの夫は仕方なくお金を集めて渡した(聞いた話では約2〜3万元)。警官はこのお金を受け取り、やっと崔さんを釈放した。

 その後、崔さんは家で静養し、煉功を続けた結果、何とか生きている。しかし公安局、留置場、労働教養所で経験した迫害や、目にした各種の残酷な迫害手段は精神的苦痛が大きく、他人が大きな声で話す声が聞こえると、恐怖心で怯えるようになった。中共政権による迫害で受けたショックや身体の病気はずっと治っていない。

  2009年7月15日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/7/9/204226.html