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広東三水留置場:「家族との面会」の裏の陰謀

(明慧日本)広東三水留置場は、家族との面会の際に、こっそりと法輪功修煉者と家族との面会場面を撮影している。撮影した場面からいくつかの場面を切り取り、法輪功に泥を塗り、偽りの現象を作りだした。同時に留置場の警官は、家族との会話の内容を通じて法輪功修煉者の心理状態を探ったり、分析したりして修煉者たちを「転向」させようとした。

広東三水留置場は「家族との面会」を、「内面会」と、「外面会」に分けている。「内面会」とは、監禁された人は家族と直接接触することができず、透明なガラスに隔てられた場所で、約30分間、電話による会話しかできない。「外面会」とは、監禁された人は家族と接触することができ、会話することができる。

一般的な状況では、面会を求める大多数の家族は「内面会」しか許可されず、「外面会」ができるのは、来歴や身分の高い人、利益を得られる、特別な情況の家族で、一般的には「外面会」は困難である。

家族は許可をもらったとしても、警察が故意に困らせようとする場合は、(いま会議をしている最中だとか、検査をしているとか、もしくは、面会者の態度が悪いなど)の様々な言い訳をして、遠方から面会に訪れた家族を帰らせることもある。もう一つの情況は、留置された人が軟禁されているときや、迫害により怪我を負っている場合も、面会を認めない。

以上のことは広東三水留置場の一般的な状況下での「面会」である。

中共が法輪功を迫害して以来、広東三水留置場は法輪功を迫害するための「転向」を担当した。数年前から「法輪功を迫害するための大隊」の「面会」は変わらなかった。このことは法輪功修煉者たちをとても「優先」しているようにみえ、特に「外面会」が多くなった。真相を知らない人たちは「留置場は法輪功に対してよい行いをしている」 「春風が雨に変わった」ようだと宣伝した。まさに『九評共産党』に掲載されていたように、たとえ少しの利益でも、何かの目的があるということである。このように、中共の留置場は「転向」をさせるために、法輪功を迫害する硬軟両様の手段を用いている。

広東三水留置場は面会を求める家族たちを、ある位置に坐らせるが、一般の人たちは故意に坐らされたとは感じていない。なぜなら、その席しかないからである。面会室に入ると、ほかに座る場所がないので自然にその席に座る。その位置は丁度2つの監視カメラで撮られており、面接者の表情や動きなどは全て、ベールの後ろに隠されている監視室の作業員に、はっきりと見られているのである。久々に会う家族の興奮した行動を撮ったり、泣いたり、警官に脅されて正座したり、息子に「転向」するように求めたり、「迫害大隊」からの電話で「転向」や、「面会」、「脅し」などの迫害事実を黙認するよう求められた法輪功修煉者の家族もいる。しかし、刑務所内の過酷な状況は話せないので、はっきり説明する機会もない。なぜなら、監視カメラ以外にも、周りに何人かの現場監視役もついているからである。

このような「面会」は、人に知られてはならない目的のために、中共に利用されている人もいる。法輪功の円満を求める場面や、家族を放っておく場面、共産党の面目を「挽回」するような良い場面などは、このような陰険な「面会」の中から生まれた。もっとも陰険なのは、「転向」の専門員である「610弁公室」の人員は、この機会(録音など)を通して修煉者たちの特徴を分析し、どのように「転向」させるべきかを研究するのである。これらの監視カメラにより中共の幹部は表に顔を出さなくても、修煉者一人一人を詳しく知ることができ、後ろで指図したり、法輪功修煉者たちを「転向」させるために迫害していることを黙認させたりしている。

「専門大隊」は三文所内に設立され(2006年6月8日に2分所に移動)、三文所内の面会室は正門の角にある。

2009年7月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/6/29/203643.html